大倉草紙

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【東京・千代田区】 大久保利通哀悼碑

2010年04月11日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
3月22日(月)




(東京都千代田区紀尾井町2-1 清水谷公園内)

「千代田区指定有形文化財(歴史資料)
『贈右大臣大久保公哀悼碑』 指定 平成四年四月
 明治一一年(一八七八)五月一四日朝、麹町清水谷において、赤坂御所へ出仕する途中の参議兼内務卿大久保利通が暗殺されました。現在の内閣総理大臣にも匹敵するような立場にあった大久保の暗殺は、一般に『紀尾井坂の変』と呼ばれ、人々に衝撃を与えました。
 また、大久保の同僚であった明治政府の官僚たち(西村捨三、金井之恭、奈良原繁ら)の間からは、彼の遺徳をしのび、業績を称える石碑を建設しようとの動きが生じ、暗殺現場の周辺であるこの地に、明治二一年(一八八八)五月『贈右大臣大久保公哀悼碑』が完成しました。
 『哀悼碑』の高さは、台座の部分も含めると六・二七メートルにもなります。石碑の材質は緑泥片岩、台座の材質は硬砂岩と思われます。
 『贈右大臣大久保公哀悼碑』は、大久保利通暗殺事件という衝撃的な日本近代史の一断面を後世に伝えつつ、そしてこの碑に関係した明治の人々の痕跡を残しつつ、この地に佇んでいます。
 平成五年三月  千代田区教育委員会」(案内板より)