大倉草紙

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【東京・港区】 御観兵榎

2010年04月07日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
3月27日(土)

神宮外苑にある御観兵榎(ごかんぺいえのき)




「この外苑の敷地は、もと陸軍の青山練兵場で、明治天皇の御台臨のもとにしばしば観兵式が行われ、なかでも明治二十三年(一八九〇)二月十一日の憲法発布観兵式や、明治三十九年(一九〇六)四月三十日の日露戦役凱旋観兵式などは、特に盛大でありました。聖徳記念絵画館の壁画『凱旋観兵式』(小林万吾画)にその時の様子が描かれており、当時の盛儀が偲ばれます。明治天皇がご観兵される時は、いつもこの榎の西前方に御座所が設けられたので、この榎を『御観兵榎』と命名し、永く保存しておりましたが、平成七年(一九九五)九月十七日老令(樹齢二百余年)の為台風十二号余波の強風により倒木しました。遺木の一部は聖徳記念絵画館内に名木『ひとつばたご』の遺木と共に保存されております。
 平成八年(一九九六)一月、初代御観兵式の自然実生木(推定樹齢六十年)を苑内より移植し、『二代目御観兵榎』として植え継ぎました。
  平成八年一月吉日   明治神宮外苑」(案内板より)