大倉草紙

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【東京・新宿区】 お鷹の松

2010年04月09日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
3月27日(土)

明治神宮外苑にあるお鷹の松。


「大正七年(一九一八)明治神宮外苑競技場(現・国立霞ヶ丘競技場)造成のために買上げた霞岳町の敷地内に境妙寺という古寺があった。昔、徳川三代将軍家光(一六〇三~一六五一)が鷹狩の途中この寺に休息していたところ、江戸城から飛び去っていた『遊女』と名づけた愛鷹が飛んで来て、庭前の松の枝に止ったので家光は大へん喜び、この松をその鷹の名をとって『遊女の松』と名づけたと伝えられる。後の世の人々が『お鷹の松』或いは地名をとって『霞の松』とも呼んだ。碑文にある二代目の松(樹齢推定二〇〇年 高さ四メートル)は昭和三十九年、東京オリンピック開催のための拡張工事の際に取り去られ、碑石は競技場代々木門内に移設されていたが、このたび現在地に移し、新たにこれに黒松を配したものである。
  昭和五十四年十月  明治神宮外苑」(案内板より)