大倉草紙

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【滋賀】 信楽

2009年08月01日 21時00分00秒 | 旅 - 滋賀県
2月15日(日)
当日の行程:(車) → 【恭仁京跡(山城国分寺跡)】【陶器神社】 → 【信楽古陶館】 → 【紫香楽宮跡】【水口岡山城跡】【安土城郭資料館】 → 【セミナリヨ跡】 → 【安土城考古博物館】 → 【安土城天主信長の館】【観音正寺】【観音寺城跡】【龍潭寺】 → 【佐和山城跡】 → 【清涼寺】 → 【井伊神社】【小谷城跡】


信楽といえば、陶器の町。
種類はいろいろとあるのだろうが、最初に頭に浮かぶのはタヌキの置物。


自動販売機もタヌキ。


タクシーも「たぬきタクシー」。


【陶器神社】

陶器神社は、愛宕山に鎮座している。
もともとは、愛宕神社といったそうだ。


鳥居の扁額は陶器。


狛犬も陶器。


灯籠も陶器。


拝殿の扁額も陶器。


さすがに拝殿は陶器ではない。


とは言え、拝殿にも信楽焼のタヌキたちが。


【信楽古陶館】

信楽焼は、日本六古窯の一つ。
その歴史は古く、鎌倉時代から壺、甕、擂鉢などの焼物が作られていたという。
よく知られているタヌキの置物のほうは歴史が浅く、明治時代になってから作られ始めたものだそうだ。
館内では、信楽焼の製品、作品を通して、その歴史を知ることができる。
所どころに貼られている説明は、いずれも同じ方の手によるもののようだが、絵も文字も素晴らしく、分かりやすい。
展示品は茶壺が多かった。
その大きさに驚く。


【紫香楽宮跡】

「紫香楽宮跡」という碑が建っているが、こちらは、現在では、甲賀寺跡だと推定されている。
甲賀寺跡を訪れたときの記録はこちら
今回は、甲賀寺跡から北へ約2キロメートル離れている宮町遺跡に行ってみることにした。

甲賀寺跡と宮町遺跡のちょうど中間地点に、新宮神社遺跡がある。

新宮神社遺跡


新宮神社遺跡の上には、高速道路が走っている。
新名神高速道路の建設に伴う発掘調査で、紫香楽宮期の遺物が多く出土したそうだ。


新宮神社遺跡の隣には、新宮神社が鎮座している。
宮町遺跡は、ここからほど近い田圃の中にある。


紫香楽宮遺跡出土遺物展示室


宮町遺跡は、シートが被せられ、発掘調査中。


信楽に来るといつも思い出すのがあの電車事故。
現場にて、御冥福をお祈りした。

平成3年5月14日 信楽高原鉄道列車・JR西日本直通乗入れ列車正面衝突事故現場
新聞に大きく掲載された折れ曲がった車両の写真は、衝撃的だった。


安全の碑


慰霊碑
事故が起こったのは、「世界陶芸祭セラミックワールドしがらき'91」が開催されていた最中だったという。
亡くなった方のお名前を見ると、同じ名字が並んでいる。
家族で陶芸祭りを観に行く途中に事故に遭ったのだろうか。
楽しい思いを胸に信楽を訪れていたことだろうに。
御冥福をお祈りする。