奥揖斐山荘

奥揖斐の山、揖斐の伝統文化や料理など紹介

南アルプス縦走 No205 0518

2021-05-18 04:15:15 | 山登り
 
聖岳(3013m△なし[上河内岳]~赤石岳3120.5mⅠ△[赤石岳])縦走 

この3ヶ月、山に登っていないので、2017年に登った山を紹介します

7/13(木)JR大垣発6:20=新幹線静岡着7:13=ゲート10:25~畑薙大吊橋11:00~ウソッコ沢小屋13:00~横窪沢小屋15:20着(歩行+休憩4:55)
7/14(金)小屋発4:50~8:40茶臼岳~上河内岳11:30~聖平小屋14:35着(同9:45)
7/15(土)小屋発4:15~前聖岳7:00~奥聖岳7:15~兎岳9:55~兎岳三角点10:10~小兎岳11:10~中盛丸山12:10~大沢岳13:00~百閒洞小屋14:30着(同10:15)
7/16(日)小屋発4:15~百閒平5:20~赤石岳避難小屋7:40~赤石岳8:20~赤石小屋11:15~椹島ロッジ15:05着(同10:50)
7/17(月)6:15発畑薙駐車場行バス=揖斐15時着

 毎年行く神奈川の山仲間I氏と4泊5日の縦走をした。計画はもう1泊して笊ケ岳を往復の予定であったが、17日の天候が悪く、また疲れも残っており笊ヶ岳は断念した。全行程自炊計画で5泊分の食材と酒類を詰めたザック重量は両者16~17kg。初日、静岡駅でI氏と合流し車で移動、畑薙ダム上流のゲート下に駐車。実は私、高所恐怖症で、今回の最難関は畑薙大吊橋(写真)、なんとか渡り切ることができ一安心

7月13日 7:14 畑薙大橋を渡るI氏

7月15日 15:20 小屋着

 横窪沢小屋までの急登はザックが重くさすがに堪えた。小屋には管理人が3人いたが、営業2日前で宿泊は無料とのこと。トイレは少し離れていたが紙つきの清潔な建物。その日小屋は我ら二人貸切で小屋内での料理も可。食事は焼鳥の缶詰を使った親子丼がメインで、ハム、レタス、胡瓜、トマトのサラダ付き。沢水で冷やしたビールで乾杯し1.8㍑パックの黒霧焼酎を飲み始めると管理人がびっくり、あと一本あるよと黒霧1.8㍑パックを見せると更にビックリした

 二日目、昨夜炊いたご飯の残りで作った卵雑炊を食べて出発。茶臼小屋を過ぎたところにザックをデポし茶臼岳往復。しばらく歩くと亀甲状土がある自然庭園に出る。あまりの景色にザックを置いてしばらく休憩した

 上河内岳は私一人で登り、その間I氏はサンドイッチを作ってくれていた。昼は食パンにチーズ、レタス、トマト、胡瓜に芥子とマヨネーズを付けるサンドとラーメンが我らの定番だ。南岳を超え聖平の小屋に着く。ここも営業前日ということで無料であったが客は40人ほど。明日は予約だけで120人と言っていた。営業前なのに夕食千円、朝食(弁当)5百円が用意されていた。今夜はお好み焼をつまみにオムライスとサラダ。お好み焼の臭いに皆が集まり宴会に。ここで会った単独男は明日荒川小屋まで行くという、我らの倍以上の距離だ

 三日目、本日のコースが一番長い。数えると山を8つ登る。初日、二日目とI氏があまり酒を飲まないので、まだ2㍑以上の焼酎が残っておりザックが重い。前聖の長い砂利道を休みながら登り、奥聖は一人で往復し兎岳へと向かう

7月15日 6:59 左奥の双耳峰は大無限岳

7月15日 11:12 小兎岳山頂

7月15日 13:12 大沢岳から赤石岳を望む

 小兎岳、中盛丸山のアップダウンが疲れを増加させる。百閒洞への分岐の向こうに大沢岳があったので、これも往復し小屋へと進むが、分岐からの小屋までの下りの長さが嫌になる。小屋手前に澤水が流れていて、両者後ろには誰もいないと判断し下着一枚裸になって体を拭いていると前から単独男が二組現れた。二人とも“気持ちよさそうですね”と言ってくれたので恥をかかずに済んだ。百間洞小屋はカレーが有名、外のテラスでの自炊者は数える程度。今夜は鯖缶の鯖に大葉と乾海苔を捲いての天ぷらと缶詰アサリとブロッコリー、人参、ジャガイモなど入れたクリームシチュー。沢山作ったので回りの登山者にも振る舞った

7月15日 14:28 百間洞小屋山の家

7月16日 5:58 百間平から中盛丸山方面

 四日目、聖岳からずっと見えていた赤石岳に百間平、馬ノ瀬経由で登る
 赤石岳はでかい。出発してすぐ(5時前)、男が一人降りてきた。どこからですかと聞くと荒川小屋からだと言う。どこまでですかと聞くと茶臼小屋まで行くと言う、これも我々の2日の行程である。昨日の男といい上には上がいるものだと二人して話す。県営赤石岳避難小屋に着くと暖簾に「山に登れ!酒を飲め!人生避難小屋」と書かれていた。挨拶すると小屋から夫婦がでてきて、おやじは朝8時前なのに缶ビールの栓を抜いて飲みだし、妻は客に紅茶を出したあとハーモニカを吹き出した。しばらくいると次の客にもハーモニカを吹いた、夫は足でリズムを刻んでいる

7月16日 7:41  朝からビール飲む親父、ハーモニカ演奏はビデオで撮ったが、御見せできないのが残念 

 楽しいひと時を過ごし、赤石岳に登って富士見平で中休止し、赤石小屋では近くにある三角点を探し、長い長い尾根を下山し椹島ロッジに到着した。ロッジでは3日ぶりの風呂の後、レストハウスで生ビールと唐揚げセットを注文すると一緒に下山した若者達が同じテーブルに集まった。ビールを各3杯ずつ飲み干し、登山小屋でさらに二次会。残った食材のハンバーグや缶詰、野菜サラダなどで小屋内の他の登山者に21時までと了解をとって山の話をつまみに残った焼酎を空にした(小屋にいた10人ほどの登山者のうち2人を除いて皆参加)。この時の登山者1人とは、翌年笊ヶ岳(フォトチャンネルCh427705,2019.7.3)、2019年には南ア畔ヶ丸(2019.12.21ブログ)に登り、能郷白山にその友人と2人で登った後、藤橋の古民家(2019.11.16ブログ)に来て頂いた

☆ 先週揖斐大野の大谷山に登りました。まだ足は完璧に治っていませんが、低山、ゆっくりでしたら登れるようになりました。6月から徐々に山に登ります、どこかの山でお会いしましょう・・奧揖斐山荘オーナー

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平家岳 No204 0509 その2

2021-05-10 06:35:44 | 山登り

平家岳 1441.5m 1/2.5万地図[平家岳(岐阜6-1)、越前朝日]

2021年 6月 9日(日)

 平家岳、福井県大野町に位置する。平家という言葉は、都の文化とともに落人の隠れ里など奥深いイメージが湧く。源平合戦に敗れた平家の残党は、山深く逃げ込み平家岳の山頂に着いた。この山頂はやや平坦で湧き水がある・・・新日本山岳誌より。・・・ 平家の残党は、全国あちこちに逃げ込んだが、どれだけの人数が逃げたのでしょうね

 奥揖斐登山部、今日は健脚(平家)班と自然観察班(クマガイソウ)と2班に分かれ行動、平家班の写真が届いたので紹介します

写真ー1

写真ー2

写真ー3

写真ー4

写真ー5

写真ー6 山頂に湧き水が出るとは信じられない

写真ー7 二等三角点

写真ー8

 

行程 7:00大垣=9:00福井面谷川登山口~11:30山頂(昼食)12:10下山~15:00駐車場=17:00大垣

 

☆今日の反省など

・往路の所要時間が2:30はさすが健脚、今日のCL、SLが以前23人で行ったときは4:00(大勢だと遅い)かかったそう、復路が遅いのは山菜(コシアブラ)採りに夢中だった?

・朝から雨が上がると天気を予測、計算して遅い出発、バッチリ当たったそう(カッパを着たが雨降らず)

・平家岳は続岐阜100山No27、途中の井岸山は岐阜県境でも平家岳はどう見ても福井県の山だ。川浦谷より登り美濃平家から平家岳に立てば岐阜の山か!! → 吉川先生の岐阜山旅100で平家岳は、国境稜線から少し北西に外れているので、「ぎふ百山」の選には漏れている。とある

名古屋周辺の山200ベストコースから引用

 

・私が2007年に7人で登ったときの写真を下に掲載、この日は雪をかぶった白山が遠くに見えました

2007年 6月16日、〇〇山想会時の写真 

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クマガイソウほか No203 0509

2021-05-09 14:12:41 | 雑談

クマガイソウほか

2021年 5月 9日(日)

 城台山日記のNさんとその山友2人に私、奥揖斐のクマガイソウを見にいった。私は2ヶ月半ぶりの山へのお散歩、少し心配で先発した。花園に到着後、通り雨が、、、

 クマガイソウ、丸くふらんだ唇弁と2枚の大きな扇形の葉が目立つ。和名は、この袋状の唇弁の形を源氏の武将、熊谷次郎直実の背負った母衣(ホロ)に見立てたもの(花色は淡色の地に紅紫色の網目の脈がある)。一方アツモリソウは、この袋状の唇弁を平家の武将、平の敦盛の背負った母衣に見立てたもの(花色は淡紅色~白色)※ ヤマケイポケットガイド②「山の花」より

 今日のクマガイソウ、昨年の半分くらいしか咲いていない。帰り徳山出身のNさんにそう報告すると、昨年も2年前の半分、2年前は3年前の半分、近く絶滅するのでは、、と。また、盗まれてはいないと思うが、以前より葉も小さくなり葉の間を歩く人がいるなどして地下茎が切れ、花の範囲が狭まっているのではないか、など言われていた

 

9:00 撮影

 

9:23 下山口付近 ”花の名” は、ミヤマハンショウヅル

 

 早朝にもかかわらず、僕ら以外に3組見学者がいた。この場所(花園)は、皆に知られすぎていますね

 私の足が遅いので、自分の車で行った。帰りはひとりなので、徳山会館、藤橋歴史民俗資料館などに寄ったり、写真を撮りながら自宅へ戻りました。Nさんら3人は、鍋倉山へ

 

10:13 ウツギですかね(藤橋城手前の国道脇にて)

 

10:22 シャクナゲですかね(藤橋どんどん橋手前右岸にて)

 

10:25 そのシャクナゲに向けて下り藤(藤橋どんどん橋手前右岸藤棚にて)

 

10:31 藤橋歴史民俗資料館裏に咲く栃の花

 

☆ 今日の反省など

・クマガイソウのところで、先客に揖斐でブログ書いていますと言うと、城台山日記さんですか?と聞かれ、私は奥揖斐山荘です、城台さんも来てますよ、と答えると、二つともよく見ていますとの答え、嬉しいですね

・もう一人の詳しい人、今日10時に数人ここに案内するとか、アツモリソウは〇〇にあるとか、クマガイソウも奥揖斐の〇〇、〇〇、○○にあるとか、何ヶ所も教えてくれたが、言われても場所わかりませんよね、、、

・杖をつきましたが、ゆっくりでしたら、そこそこに歩けました。5/12くらいに大谷山でも挑戦します

・クマガイソウ見た帰り、耳の後ろがヌルヌルしていたが、家に帰ってみると耳の後ろに血の塊が、、。ヒルにやられていました。雨降りは注意です

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コメントへの回答 No202 0507

2021-05-07 19:00:49 | 奥揖斐の歴史など

コメントへの回答

2021年 5月 7日(金)

・先月30日、以下のコメントを頂いた

お世話になります。
〇〇市の〇〇と言います。・・・奥揖斐山荘さんのこの記事(No188 徳山小話)をみて2021/4/27に揖斐川町へ行き、藤橋村史の付属地図(小嶋北山筋小絵図)を探しましたが手がかりが得られませんでした。(揖斐川歴史民俗資料館の藤橋村村史には付属地図なし)
福井県(高倉峠)から奥揖斐経由で滋賀県へ抜ける道筋を知りたいのです。
お手数をお掛けしますが何か情報を頂けたら有難いです

・結論をいうと、最初から揖斐川図書館に行けば地図はあったのに、!!、です

・私は連休中仕事で、昨日は揖斐川図書館休館、やっと本日揖斐川図書館に行き調べてきました

 

 

揖斐川図書館ゴム印上の番号と藤橋村史の番号が一致しているので、この本の付属絵図に間違いないと図書館事務員の答え

・私が別途調べた藤橋歴史民俗資料館の藤橋村史にも付属地図はありませんでした。揖斐川歴史民俗資料館の藤橋村史にも付属絵図はなかったそう、と揖斐川図書館の事務員(上記と同じ人)に言うと、調べてみます(※1)、とのことでした

 

☆ ここで終わったら話にならない

 

 

・上記、徳山村史は私が昭和49年、当時徳山村住民のHさんから5000円で譲ってもらったもの。村が村民に売った値段で買った。当時私の給料から私の雑費(旅行積立、寮の電気代、食事代等)を差し引いた手取りが月4万円を切っていたので5000円は大金でした

・徳山村史をお持ちの方、お分かりですか?、揖斐川図書館も、藤橋歴史民俗資料館も、H12年ころの徳山財産管理会会長(※2)さんちも、レコード付き(箱もレコードに合わせ正方形、レコードなしの箱は長方形)の徳山村史はなかった

・見出しの藤橋村史の付属絵図もこれと同じことかな、初版本のみ、村民に配った本のみに付属品(おまけ)が付いたのではないでしょうか?

※1 調べても明確な答えはでないと思います。30年以上前のことですから

※2 この会長さんは昔からの村民ではなかった(成人になって山師で徳山に来られた)ので後から村史を買われたのかもしれません

 

☆ もう一つの質問 福井県(高倉峠)から奥揖斐経由で滋賀県へ抜ける道筋を知りたい

揖斐郡誌(大正13年発行)の付属地図、春日モリモリ村(0585-58-0001)2階の図書室で閲覧しました(揖斐川図書館にこの揖斐郡誌はありません)

 

揖斐郡図を抜粋、左から県境に高倉峠、桧尾峠、冠峠

・この絵図で高倉峠に向かう赤い点線(※3)は釈迦嶺の南を通っているので昔(明治~大正時代)はそこを歩いたのでしょう(現在の林道は釈迦嶺の北側を走っています・・今、高倉峠への林道は冬季閉鎖中)

※3 郡図の凡例に、点線は町村道と書いてありました。これら峠への道は村道だったのですね!!

 

☆ おまけ(私の宝もの)

立体地図と私の山の道具部屋

 さいたま(新都心)で勤務していた時(平成16年ころ)に手に入れた地図、販売価格はいくらでしょうね、多分10万円~?。イーゼルと額縁、ペンキ塗りは私の手製です、10万円でお譲りしますよ(笑い)

 

☆ おまけ2 我が家の破竹、昨年より9日早く収穫

今朝4本採って

皮を剥き、昼に30分湯がいて冷まし

夕方、切って味付けし・・・これを肴に、これから飲みます

コメント (2)
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願教寺山~銚子ヶ峰 +α No201 0503

2021-05-05 04:28:59 | 山登り

願教寺山(1690.9m)~銚子ヶ峰(1810.4m) 1/2.5万地図[願教寺山、二の峯、瀧谷]

2021年 5月 3~4日(月~火)

 今季雪山スペシャルの最終は、石徹白の願教寺&銚子ヶ峰。銚子ヶ峰は夏でも登れるが願教寺はやはり残雪期、今回は、石徹白川沿いの林道を大杉の駐車場まで車で上がり、願教寺山から南東に下りてきている尾根を登り、銚子ヶ峰を経由して大杉に下りる + テント泊、翌日鷲ヶ岳に、わが山友猛者3人が挑戦、では写真で石徹白の山を紹介

写真1 願教寺山

写真2 目指す銚子ヶ峰

振り返って願教寺山

写真3 振り返って左から野伏ヶ岳、薙刀山、よも太郎山

写真4 鷲ヶ岳から白山方面

 

☆ 今回の行程

 5/3 4:00大垣=6:00大杉~9:45願教寺山(中休止)~12:00二の峯手前稜線(大休止)~13:00銚子ヶ峰~神鳩小屋アイゼン外す~15:00大杉=テント泊 特記:12:00から雪ちらつく、下山まで霰、小雨、風あり~

 5/4 鷲ヶ岳=大垣 

 

☆ 今季雪山スペシャル

 奧揖斐登山部、10座計画し、2月土蔵岳、小白山、薙刀山、(赤坂山)、(天狗山)、3月芦倉山、若丸山、磯倉、4月(タンポ)、滝波山、美濃俣丸+笹ヶ峰、5月願教寺+(銚子ヶ峰+鷲ヶ岳)完登。(  )の山はおまけ、滝波、美濃俣+笹ヶ峰以外はブログアップ、オーナーは2月の天狗山までの5座に参加、その後静養中!!

 

☆ 5~6月の奥揖斐登山部予定

 5月平家岳、小秀山、6月烏帽子山(揖斐・沢で)、ホハレ峠~門入の登山道整備(1泊)、冠山(オーナーの山復帰登山)・・・どこかのお山で会いしましょう

 

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