やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

さようなら、ムーンシャイン!

2014-01-11 18:29:25 | 日記
昨年末28日、早朝にメッセージが届いた。
“ごめんね・・・1月で閉める”

鹿児島のムーンシャイン店長、通称オスカルさんからだった。
同じ2009年の、彼女は7月私は10月に開店して4年と少し。
遠距離とは言え、励まし合ってきた盟友。
ショックだった…

三軒茶屋のりえちゃん

富山のなおみさん

三鷹のどきんちゃん

鹿児島のオスカルさん

みんな辞めていく…

男でも辛い水商売経営。
女一人この業界やっていくのは孤独と不安で心が砕ける。

強い彼女も、深夜に泣きながら電話をかけてきたこともある。
ビールがはけなくて、味的に捨てなくちゃいけないと…
だったら飲んでしまおうと、飲んでいるけど飲みきれないと…

独り店に残っているんだと。

私もちょうど店で後片付けしていたので、声にならない彼女の嗚咽を聞いて泣けてきた。
うちのサーバーは取っ手まで冷たい特別な物だから、賞味期限を気にせず営業出来ている。
普通のサーバーは一部常温保存だからそうはいかない。

いくら酒の強い彼女でも一樽飲むのは無理だろう。

そんな日もあった。


誰にも助けを求めないくせに、誰かが困っていると、自分のことそっちのけで助けてやるんだよな。

京都のビアフェス第一回目、実行委員長の山岡酒店店主が“ボランがたりない!”と電話をして来て、急遽東京から土日で手伝いにいった。

私は金曜の営業を終えて、土曜の早朝の新幹線で、帰りは日曜の深夜バスでと言う弾丸で。旅費も宿泊費も自分持ちで無償労働をしに行ったわけだ。しかもギリギリだったので宿がなく、生まれて初めてカプセルホテルに泊まった。

現地ボランティアの皆さんにも、寄ってたかって“アホ”と言われたさ。
そーだよ、自分の利益度外視で生きてきたさ。アホだよバカだよ。

そんなやつはそういないかと思った。

もっとアホなやつがいた。

富山のなおみさん、そして鹿児島から飛行機でやって来た彼女…オスカルさん。

現状、突然来た私をはじめ、それぞれがブースのチーフに任命された。
初めて来た場所で、初めて会った人を従えて、仕切れと言われた。

全力で頑張ったなぁ…

とにかく、そんな人。

うちの店のオープン前、店に来て壁を塗ってるからね。
入った正面の壁だったね…。


私、これから何を頼りに生きていけばいい?

もう無理だよ。

独りで頑張れないよ。


今はとにかく早く会いたい。

年末に聞いた瞬間、行こうと思った。
とにかく予約をとった。
お金の余裕はないから、それから正月さえ一日も休まず営業してきたよ。
だからって稼げる訳じゃないのにさ。

明日の日曜まで働いて、月曜の朝から鹿児島に向かい、親戚(父の田舎なので)に会って、墓参りだけして、夕方オスカルさんにミートします。
どうやら同じホテル取ってくれたみたい。

彼女とたくさん語ってきます。

火曜日は彼女の店で飲んだくれるので、鹿児島の方いたら来てください。

今夜と明日は定休日返上だよ!

2014-01-11 17:56:38 | 日記
海鮮かき揚げうどん食べてきました!
例の出禁君の店です。
サイテーの飲んべえだけど、旨いもん作ります。特に西の人は好きな味だよ。
三人のお婆ちゃんがビール飲みながら女子会?やってた…すげぇ客層( ̄∇ ̄*)ゞ


さて、告知していましたが、13、14日と月火ですが休みます。
13の早朝にこちらを発って、15の営業までに帰ってきます。
代わりに定休日の土日、つまり今日と明日も営業します。

基本18時~24時。

ぶっちゃけ、正月も休まず今日まで来ました。正確に言うと年末からです。
毎年12月は常連さんさえ忘年会に取られてしまいます。収入がないというのは怖いですねぇ。
つくづく、雇われている頃は精神的に楽でした。
たまに不安で吐きそうになります。

誰に話しているか分からないけど、このblogを見ている何百人の方の中から、一人でもご来店くださることを切に希望します。

ビールはかなりレアなものばかりです。

今夜は営業時間気にせず、お客さん次第で延長しますが、明日は早めに帰らせてください。

なかなか出来ないすげぇ励まし方

2014-01-11 04:47:48 | 日記
モテキblog第2弾!

しょっちゅう落ち込む主人公幸世。
妄想の世界に逃げて最後は自己完結。
30過ぎてナイーブ過ぎてメンドクセー…とは思うが、そこが多くの男性に共感を得たわけだから捨て置けない。
こんな主人公に自分を重ねている人が多いんだろうよ。


さて、そんな幸世の先輩に当たる素子。
一見口が悪く冷たく見えるが、いやいやどうして、そんな後輩の扱いよくわかってる。

幸世の憧れる人、みゆきの彼氏とは、実は既婚者だった。
そうとは知らず彼女を諦めようとしていたわけだから、それを知ったらたまらない。
上司の墨が、暗に知らせたことを知り、素子に対して感情を露にするシーン。(以下)


(幸世)墨さん、知ってたんスよねぇ

(素子)はぁ?

(幸世)山下さん…結婚してんの。
そんでわざとオレに行かしたんスよねぇ

(素子)知らね

(幸世)つか、何でみゆきちゃんあんな…ねぇ

(素子)別にいいんじゃないの。お互い納得して付き合ってんだから。

(幸世)よくねぇーよ!!!

(素子、幸世をどつきながら)
だったらどうすんだよ!
今から戻ってアイツのこと殴るか?
あ?
青春漫画やるか?ボクシング習うか?※ボーイズ・オンザ・ランやるか?

大体テメエ、アイツに一個でも勝ってるとこあんのかよ?
オメェ自分に甘めぇーんだよ!
もっと自由にとか、もっと自分の思いのままにとかなぁ、そう言うのは限られた人間にだけ許されてんの!
お前は違ぁーうの!
だから黙って働け!バーカ!

(沈黙)

(幸世)オレ…もうこの仕事辞め…
(間髪入れず)
バシッ(殴られる幸世)

(素子)とか言えるポジションにもいねーんだよ!オメェーは!

(幸世)…………

(素子、幸世にレコーダーを渡しながら)
これ、明日までにまとめといて。

(以上引用)
誰かが落ち込んでいたらどうするか?

大多数はそっとしておく。
次に同調し、理解あるふりをする。
そして“飲みに行こう”だの、発散、忘れさせようとする。

最後に、叱咤すると言うこと。
場合によってはお互いの人間関係まで崩壊する危険な慰め方。
これは人間力、経験なしにはなかなか出来ない。
私も、相手を大切に思うあまりこれをやって嫌われること多々…
(ご注意くだされ)

素子は察するに、人の痛みを十分に感じている人間だ。
文章では伝わらないが、素子演じる真木よう子は、叱咤しながら哀しそうな、そして母のように優しい目をするシーンもある。

深いぞ!モテキ(*´∀`)




※『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、花沢健吾による日本の漫画。漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2005年から2008年6月まで連載された。単行本は小学館ビッグコミックスから全10巻が刊行されている。

概要

題名の通り、疾走する一人の男を描いた青年漫画作品。平凡な主人公の青年が残酷で不条理な現実に翻弄されながらもあがき、良くも悪くも人間的な成長を遂げていく物語である。作者曰く、実話を元にして描いたものでもあるという。