やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

モテない男女の会話

2014-01-10 14:05:19 | 日記
年始にテレビでやっていたので録画して、最近観た“モテキ”。
冴えないオタクが何故かモテ始める話。

あるわけない話とは言え、観始めると最後まで観てしまう性格のため、“ねーし!”なんて思いつつ、イライラしながらも全て観た。

その中で、これはないだろうと言うやり取りがあったのでメモ。

主人公の幸世は、みゆきと言う女性に好意を持ちつつ、その友人のルミ子と関係を持つ。
すっかりその気のルミ子を振るシーン。(以下)


(幸世)何となくああなっちゃったけど
やっぱオレ
オレやっぱみゆきちゃん…

(ルミ子)そんなの分かってたよ
それでも私嬉しかったし
ホント、幸世君のこと好きだから

(幸世)みゆきちゃんから乗り換えてルミ子さんと付き合うなんて無理だ
出来ない

(ルミ子)………

うん
分かった

でも…

でも…

じゃあ、
このまま友達として仲良くしてくれる?(泣)

(幸世)つーか!ハッキリ言って友達としても無理!(語調強)

だってさ!何か俺たち合わないじゃん!
趣味とか聴く音楽とか全然違うしさ!

(ルミ子)ゴメン…ゴメンね…(泣)

(幸世)そう…

そうやってさ、何でも受け入れるとことかオレ見ててマジイライラするんだよね!

つーか!
つーか!重ーイ!



(ルミ子)私重いかな…

そんな重いかな

何やめればいいの?
教えてよ!
ちゃんと言ってよ分かんないから(号泣)

ごめんなさい…
ごめんなさい…

ちゃんとするから
勉強するからそう言うの…
幸世君の好きな服とか、映画とか、音楽とか…
だから重いとか言わないで…

(幸世)ゴメン…
オレやっぱりルミ子さんじゃダメだ。

(以上引用)
この後もやり取りは続くが、ルミ子が気の毒で可哀想で仕方ない。

でもさ…

正直、こう言う女は捨てられる。
いい子だけど、尽くしすぎる合わせすぎるその粘着質が怖い気がする。
多分、ある特定の人には好かれても、一般ウケはしないな。

不特定多数の異性にモテる人は、自分をしっかり持って、ブレず、流されず、執着せず、振り返らない人だ。


逆に主人公の幸世に関して言えば、恋愛経験が少ない分、言葉を知らない。
このセリフはひどすぎる。
関係を持ってしまった相手が、恨み言ひとつ言わず“友達で”と言っているのに追い討ちをかけている。
下手したら恨まれるよ。刺されるよ。


恋愛経験に限らず、人とのリアルな接触を持たずに、干渉せずされず、自分の勝手な妄想の世界で生きている。

“人それぞれ”という鉄の盾を持って、戦わずして勝った気でいる。
それでいいと思っている。

ただ歳を取っている弱虫が増えた気がする。