やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

なかなか出来ないすげぇ励まし方

2014-01-11 04:47:48 | 日記
モテキblog第2弾!

しょっちゅう落ち込む主人公幸世。
妄想の世界に逃げて最後は自己完結。
30過ぎてナイーブ過ぎてメンドクセー…とは思うが、そこが多くの男性に共感を得たわけだから捨て置けない。
こんな主人公に自分を重ねている人が多いんだろうよ。


さて、そんな幸世の先輩に当たる素子。
一見口が悪く冷たく見えるが、いやいやどうして、そんな後輩の扱いよくわかってる。

幸世の憧れる人、みゆきの彼氏とは、実は既婚者だった。
そうとは知らず彼女を諦めようとしていたわけだから、それを知ったらたまらない。
上司の墨が、暗に知らせたことを知り、素子に対して感情を露にするシーン。(以下)


(幸世)墨さん、知ってたんスよねぇ

(素子)はぁ?

(幸世)山下さん…結婚してんの。
そんでわざとオレに行かしたんスよねぇ

(素子)知らね

(幸世)つか、何でみゆきちゃんあんな…ねぇ

(素子)別にいいんじゃないの。お互い納得して付き合ってんだから。

(幸世)よくねぇーよ!!!

(素子、幸世をどつきながら)
だったらどうすんだよ!
今から戻ってアイツのこと殴るか?
あ?
青春漫画やるか?ボクシング習うか?※ボーイズ・オンザ・ランやるか?

大体テメエ、アイツに一個でも勝ってるとこあんのかよ?
オメェ自分に甘めぇーんだよ!
もっと自由にとか、もっと自分の思いのままにとかなぁ、そう言うのは限られた人間にだけ許されてんの!
お前は違ぁーうの!
だから黙って働け!バーカ!

(沈黙)

(幸世)オレ…もうこの仕事辞め…
(間髪入れず)
バシッ(殴られる幸世)

(素子)とか言えるポジションにもいねーんだよ!オメェーは!

(幸世)…………

(素子、幸世にレコーダーを渡しながら)
これ、明日までにまとめといて。

(以上引用)
誰かが落ち込んでいたらどうするか?

大多数はそっとしておく。
次に同調し、理解あるふりをする。
そして“飲みに行こう”だの、発散、忘れさせようとする。

最後に、叱咤すると言うこと。
場合によってはお互いの人間関係まで崩壊する危険な慰め方。
これは人間力、経験なしにはなかなか出来ない。
私も、相手を大切に思うあまりこれをやって嫌われること多々…
(ご注意くだされ)

素子は察するに、人の痛みを十分に感じている人間だ。
文章では伝わらないが、素子演じる真木よう子は、叱咤しながら哀しそうな、そして母のように優しい目をするシーンもある。

深いぞ!モテキ(*´∀`)




※『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、花沢健吾による日本の漫画。漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2005年から2008年6月まで連載された。単行本は小学館ビッグコミックスから全10巻が刊行されている。

概要

題名の通り、疾走する一人の男を描いた青年漫画作品。平凡な主人公の青年が残酷で不条理な現実に翻弄されながらもあがき、良くも悪くも人間的な成長を遂げていく物語である。作者曰く、実話を元にして描いたものでもあるという。

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