やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

大人の判断

2013-05-27 13:37:22 | 日記
昨夜のアイドリング営業。

大々的に告知してないから誰も来ないかと思いきや、常連さんがちらほら来てくれた。
体は動かさなきゃいけないけれど、重いもの持つとさすがに痛い。また働くべきでないのは承知しているが仕方ない。
“無理しないでね”って言うのは簡単だよ。でもどうしたらいいっての?
私は十分考えてやってるよ。
だから黙って飲みに来てよ。
土曜から、常連さんのお嬢さんに手伝ってもらっているので、肉体的に、そして特に精神的にすごく助かっている。
頭いいから、何を言わなくても何となくやってくれる。だからよけい自由にさせられる。
感謝です。
ビール大好きっ娘だから飲ませてあげてください。

お母様、基本終電では帰らせますが、過ぎたらタクシーで送ります。ご心配なく!

昨夜はサクッと終わったので、彼女を帰して、店閉めて、地下アジト。

心配してお見舞いに来てくれたくせに、退院して飲みに行っても“大丈夫?”って聞かない。
大人の判断分かってくれてる。
そしてまた余計なこと言わずに一杯おごってくれる飲み仲間。

サイコーだね!


ゴミ捨て場でばったり会った大家さんの娘。心配してる振りしてボトルの捨て方注意された。
うちは本来樽生の店で、滅多に捨ててない。たまに捨てると“ゴミ代が高いのよ”って、払わされてますけど…何か?
表の看板出過ぎって…どこよりも控えめですけと?
若いからって、女だからって、言いやすいからってなめんな!
店休んでも家賃取ってんだからごちゃごちゃ言うな!
あんたらと違て、休んだ分必死で働くしかないんだからさ!

今夜は予約のお客さんのリクエストの為に自家製高座豚バラ肉の燻製作りマース!
お楽しみに~

サイコーなヤツら

2013-05-24 23:22:24 | 日記
昨日退院した。
私の記事は多いだろうから、私が言う前にみんな知ってるだろうね(^^;)

退院した荷物や、持ち込んだ仕事や、お花をタクシーに乗せて十月祭。

ランチはタロー庵にて冷やしおろしうどん。
タロー君さすがに酔ってなかった。退院祝いに団子くれた。

それからふくや珈琲で、報告がてら珈琲を一杯。
何気に見てたら素敵なムギワラ発見!即買い(^^;;

夜はお客さん(きゅっぽん)が店を開けてくれるってことで、私もその時間まで家で睡眠。
あんなに眠れなかったのに、家はよく眠れましたよ~
起きたら19時!
確か20時からだったと慌てて支度。

店に着くと、なんか空気止まってて、集まってるみんなが焦ってた。
なんか私を驚かそうとしているようだったのに本人来ちゃった系な…(~_~;)

ま、それは後日のお楽しみ!

きゅっぽん公民館はじまりー!

で、飛騨高山のピルスナーマース!

退院の夜に…と言われようがうちはマース居酒屋。
フツーな仕事じゃない。
私は店主。
私の代わりはいない。


入院の朝、独りで店のサーバー閉め。泣きながら飲んだ最後のマース。

どうなるのか不安で、そして孤独で、悲しくて。
運命を呪いながら飲んだマース。
払拭したかった。

誰にも分からない。

安静にはしてるが、これは止めない。

私の中のやっちさんが光を失うと、私もダメに、十月祭もダメになるのだ。

集まってくれた仲間が余りに多くて、店の入り口をフルオープンにした。

きゅっぽんとゆう君が、完璧にやってくれたので、自分の店で寛いで飲むことが出来た。

同業では、地下アジトクレイジークルーのまえちが様子を見に来てくれた。以前背骨折れた時も、いつでも駆けつけるって言ってくれた男気ある奴。
病院にも花もって来てくれたしね。

ふくや珈琲の進士さん夫婦も来て、マースで飲んでくれた。

来てくれたみんな、きゅっぽんとゆう君、やってくれた二人、ありがとう!


今夜はゆるーく営業中。さすがに静かです。

明日退院します!

2013-05-23 01:44:42 | 日記


正直おどろいた!私は若い頃同じく開腹手術をしましたが、やり方が全く違ってた。
術後、こんなにサクサク退院ってのも信じられない。
痛みもかなり少なかった。医学の進歩は素晴らしい!
婦人科病棟の女性は、複雑な思いを抱えている場合が多く、何か重い空気が蔓延しているもの。
それを払拭してくれたのが、同時に入院して、数時間早く手術し、一緒に回復した向かいの女の子だった。
明るくて、無邪気で、テキトーだし、大ざっぱ…。
真面目にやってるこっちが笑えちゃう。
軽い症状で、将来子供も産めるって聞いて安心したよ。

お酒好きみたいだけど、うちは違うかなぁと思って、タワリシチ紹介した。
いつか会えるといいなぁ。
他にも、毎日来てくれたゆう君、毎日笑かしてくれたハコさん、お見舞いに来てくれた、としやん、お見舞い金包んでくれたあなんさん、ピョンさん、じり、ちひろさん。
いろいろくれたはっしいさん、チャヲさん、ハムちゃん、地下アジトのオーナー、卑猥、たかさん、TTさん、大阪から来てくれたニャンキチ…
店を開けてくれたのりこにはスペシャルサンクス!
フットサル大会、私の不在にメンバーよく頑張った!キャプテンうすい、とみんな!
Twitterで青空見せてくれた仲間。

何度も経験してるけど、逆境に陥ると、人から受けている恩恵に気付くね。
そしてそれぞれの関係が見えてくる。

テキトーにやってくれた執刀医も含め、ありがとうございました!

もう来ないようにし…たいですf(^_^)

さて、また怒濤の日々が始まりマース!

自分のアゲ方

2013-05-21 07:15:22 | 日記
この度の入院もそうだが、私はよくコケる。

順風満帆にはなかなかいかせてもらえない。

応援してくれる人もいれば足を引っ張る人もいる。

愛してくれる人もいれば、また逆もいる。

どうしても無邪気に、のんびり、“なんとかなるさ”って思えない。

実際、運命を好転させるにはただ生きてりゃいいわけじゃない。

紙飛行機は飛び続けない。原動力がなくては、飛ぶ力があっても続かない。

そんなマイナス思考が、私を支えてきた。

“なんとかなるわけない”
“誰にも頼れない”

だから自分で、意識的に自分の未来を作ってきた。

“こんな将来なら”、絶望せずに生きられるように、準備してきた。


大学行かないと、行けばよかったって思うに決まってる。

人と並ぶのが好きではない、成績で判断されたいから営業職を選んだ。

恋人がいない生活は考えられないけど、結婚願望はなかった。
けれど、結婚しないで歳をとるのは格好悪いと思って結婚した。

賃貸よりいいとこ住みたくて家を買った。

子供は産めない身体だったから、夫婦二人楽しくやれるように駅前のマンションを買った。
郊外の一軒家はきっと子連れファミリーが多くてへこむと思ったからね。

何かあっても運用できるし。


何でもそう。

強い上昇思考と虚栄心、それとマイナス思考が上手くミックスしてやってきた。

きっとこうなる姿を想像して判断してきた。

お陰様で見事に当たり。

一つ一つ、ついに全て失っても、私は何とか生きている。


今回も、長期のお休み。
お勤め人と違って、一日休めば一日売り上げがない。
家賃もローンもあるのに。

モウヤダーーー!!

赤ん坊のようにだだこねてわめき散らしたい気分だよ。

だけど、経験が私を支える。
乗り越えてきた数々の試練。

どうしたら康子ちゃんは機嫌良くなるんだろう?


それは確たる喜びが先に見えること。

退院したら

みんなで造りにいったビールが出来ている。

十月祭オリジナルTシャツ、青色三号が出来ている。
チーム十月祭ユニフォームが出来ている。


お店もメニューを変えて、体力をあまり使わない方向でセッティングしてある。

きっと頑張れる!


自分のアゲ方ってあると思うんだ。


私は色のない生活が出来ない。

今回、病室の殺風景な景色に落ち込むから、持ち込む物はカラフルにした。

オレンジのファイル、色とりどりなステーショナリー、カップ…諸々を赤いバッグに入れてきた。

しかもみんなが持ってきてくれたお花達がとてもキレイ!


落ち込みそうな時、私を励ましているよ。

地元に生きる

2013-05-20 03:20:36 | 日記

入院生活も一週間が経とうとして、私の微かに残された未練も完全に無くなった。
やろうとしても体が動かない、出来ない状況ではじめて私は休める人間なのだろう。

意外とリラックスしている。

昨日は、町田バー対抗フットサル大会だった。

それに出るために、みんなで頑張ってきたのに、代表が入院してしまい申し訳ない…。
信頼できる奴がいてくれて、面倒見てくれるってんで出場は取り止めなかった。

どうやら、20チーム中12位だったそうだ。

前回もその前も最下位だったからすごい躍進!

みんなよくやった!


私の最近の生活は、店の常連さんと、地域の同業者と、地元の仲間との交流て゛溢れている。

街を歩けば知り合いに会う。どこにいても誰か居る。煩わしさの中に心地よさがある。


小さい頃から親の転勤であちこち転々としてきた私には地元がない。

辛うじて過ごした祖父母のいた広島、鹿児島、も彼らの死でその色を失い、帰る意味を失った。

今の親の住まいは一度も過ごしたことのない埼玉の家。
私は帰る場所のない人間。

ずっと、作ろうと頑張ってきた。

ピアスも開けたことない、男も生涯一人と決めていた。女は子を産んで、家を守る!女のくせにかなり保守的な人間だから、大学まで出て、就職して、結婚して仕事辞めて、マンションだって買ったんだよ。

だけど、別れて全て置いてきた。

二匹の犬だけ連れてね。

離婚なんかする気なかった。世の中の流れなんか関係ない。私は嫌だった。

でも、人生そんな時もやってくるもんだ。

これからどうしたらいいのだろう?

定職もない30過ぎたバツイチ女は途方に暮れた。

歳をとって、スーパーのレジをしていて、間違ってばかり、若い店長にいびられる光景。

駅のトイレ掃除している光景。
頭を過ぎるのはそんなマイナスな未来しかなかった。

だから無茶して頑張った日々。

自分の店を持った。

まだまだ借金スゴいけどね…パトロンはいないんだよ。ママじゃないんだ、オーナーなんだ。

せっかく理想的に上手く(売り上げじゃなく)行ってたのに倒れちゃったよ。

何なんだろね?

何度立ち上がればいいんだ?私は

もうゆっくりさせて欲しい。

病床にも書類持ち込んで、携帯で業者とやり取りしてる。

あかんなぁ…

性分?運命かな?

あきらめてまた頑張るか!

早く店に戻って、私を慕う仲間に囲まれて、私はこの街で死ぬ。

言い換えれば生きる。

腹をくくってからが、自分の運命を悟ってからの日々が生きるってことだ。

日々変わらなくてはいけない。
リストラクション。何かを壊して再構築。

成長とは老いでもある。

老いて失ったもの。
肉体的に精神的に。

老いて得た形のないもの。自信。

次に託すべく私はなんとか生きている。

一つずつ誰かの心に…



画像はいただいたものたち。他にもお見舞い金や差し入れ、実際のご足労…

心より感謝しております。