やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

関西からの女神

2015-05-29 01:33:25 | 日記
今夜は関西からちょっとした知人がやって来た。

元はと言えば、京都ビアフェスで知り合った女性。

フェス第一回目、開催前一週間を切って主催の山岡酒店店主に、“ボランティアがどうにも足らないから手伝ってほしい“と言われた。
盟友の為ならと、ホテルや交通手段を手配して、行くことにしたはいいけれど、早割もツアーでもない京都のホテルは高かった。
一万を切るホテルがなく、生まれて初めてカプセルホテルに泊まった。
行きは新幹線、帰りはフェスが終わってから深夜バスで帰ることにした。

現地では驚いたことに、全く分からない場所、全く面識のないスタッフの、私はチーフを任された。
無茶振りも大概にせーよと言いたくなるが、当日の朝にそんなこと言ってはいられず、ボランティアスタッフのシフトも休憩も私が決めて、一日をフルで働いた。
ビアフェスのボランティアと言えば、慣れていれば少しは楽しめる。
ビールも試飲できるし仲間もできる。
それが、今回、チーフを仰せつかり、かなり仕切って、はっきり言って嫌われ者。
しかも、自分の休憩はろくに取れなかったので楽しむ暇もなかった。

でも、京都や近隣の皆さんに嫌われても、何としてもやり遂げようって思ったんだ。

そして、やり遂げた私は、軽く打ち上げに顔出しして、タクシー飛ばして京都の駅からバスで帰った。

宿泊代交通費出して、ただ働きして、夜通しバスに乗って、翌日仕事…

自分はつくづくアホやなぁと思ったもんだ。

そのフェスで実行委員会をされていたのが彼女で、フェス自体も何年も継続している。
やり方は後悔も残るが、やってよかった無駄骨だ。

その後も、関西方面に行く度に、“あの時は…”と感謝され。
恩に報いろとは思わない私も、正直くすぐったい喜びを感じたもんだ。

そして、何度も酒を酌み交わしているうちに、自然と仲良くなっていった。

“ようやく来れた”

彼女は言った。

その後、彼女に会いにやって来たのは、同じくビール好きの女性だった。
今まで会ったか会わないんだか、大山のボランティアをやっているらしい。

それからも人は増え続け、知ってか知らずか、どういうわけだか久し振り、いや、かなーり久し振りに賑わった。


いつも、常連さんで賑わっているイメージがあるらしいが、実際そんな日が年に何度あるか?

“常連さんばかりで”
“いつも混んでて”

そんないつも見てんのかよ!と突っ込みたくなるような台詞をもらう度に、どれだけ傷ついているか分からないだろうな…
うちら水商売、特に独りでやってる店主が、オープン時間にちゃんと開けて、ちゃんと閉店して…

“当たり前やん“そう思うでしょう。
私だって、ずっとそう思ってきた。
それがどんなに強い心を常に持たないと出来ないことか。
やって分かった。

来てくれるだろうお客さんを期待して準備して、何時間も待って、時にはノーゲス…
準備した日持ちのしないものは食べるしかない。空しく独りで食べる賄いになる。
それが何年も続く…

時間内居ればお金をもらえる立場と、居ても一銭にもならない、いや?差し引くとマイナスのこともある。
店では人の悩みを背負い、店を出ても店主の看板を背負い、雰囲気で物言われ、有りもしないこと言われ、愚痴も吐けず、ただ酒を浴びるように飲み、自分を誤魔化し、恐怖心と闘い、そんな生活に心が折れて、笑えない日がある。

大学まで進学して、一通り勉強もスポーツもやって、就職して、横道にも反れずに生きてきて、“当たり前のこと当たり前にする”のは普通だと思っていた。

経験を積むうちに、自分の嫌な面ダメな面も散々見て来た中でも、仕事だけはちゃんとやって来た。

それが出来なくなってきてさ…

自分では消化できない、理解を越えることたちを、無理に自分に納得させるには、“自分はいい加減な人間なんだ“と思い込むことだけだから…。
何があっても気にならないんだって思うことだけだから。

でもね、それがなんの解決にならないことも分かってる。
何があっても、地道に負けずに続けた人の勝ちなんだよね。

分かってる。

でもね、助けて欲しいんだ。
願ってしまうんだ。
独りでは抜けられないループなんだ。

だから、こんな日があると、神様が人の形をして来てくれて励ましてくれてるのかなって思っちゃう。

綺麗な女性だし、さしずめ、女神ってとこ?

関西からの女神だね!



防火・防災管理講習会

2015-05-26 20:15:24 | 日記
月曜は、私の美容師さんと昔馴染みの仲間が来てくれたので、店を閉めてからお付き合い。

毎日暇なんで、飲んでる場合じゃないんだけどさ(;^_^A
気を遣っていろいろご馳走になっちゃいました。

結局帰宅したのは明け方。

だけど、そこで気付いたんだよね…

講習会があったこと。

慌てて準備して、書類は店だから十月祭寄って、全く寝ずに講習会参加。

店舗の上に住んでる大家さんの娘さんも来ていて緊張…

しかし、眠い…
そりゃいつも寝てる時間だものね。
興味ないから頭に入らない!
一度落ちて、肩たたかれましたよ。

場所はポッポだったから、目覚ましの珈琲をふくやに飲みに行こうと、食べ過ぎても眠いから昼御飯に、奥さんの焼いたチーズケーキ食べようかと。

そしたら、売り切れ…
しかも奥さん不在(T_T)

で、にっがーい珈琲をアイスでいただき、コンビニのパンをポッポのベンチで。

ベンチでご飯食べるなんてどれくらい振りだろうか?

午後はさらにしんど…
明日もあるんだよね…
しかもラストにテストもある(  ̄▽ ̄)

実技も含め17時前に終了。

無駄に暑い街をフラフラ歩いて十月祭。
シャッター閉めて小一時間仮眠。

頑張って開けたのに来ないじゃない…(T_T)

神様は頑張ってるからご褒美くれる訳じゃない。
それをホントに実感する今日…

今夜は早く寝よ…

間抜け

2015-05-24 02:29:03 | 日記
“君は変わったなぁ…”

“はい?”

“随分変わった。善人になった。それもとびっきり間の抜けた善人だ。

まあ、その方が幸せかもな…”

(アイムホームから抜粋)

アルジャーノンもそうだけど、余計な叡知は要らんのかもしれん…ね



土曜日は一日寝てました。
家に食料が全くないので、外に出たのは飲み物買いに行ったくらいかな?オニギリ一個しか食べてないけど何か健やかです。

女子高生になる夢を見て、制服の採寸あったり、選択が何故か韓国語やってたり、知らない友達出来たり、楽しかった!
二度寝したら続きが見れた!

リアルすぎて、今の自分が夢みたいです。

SNSのどこを見てもビールの話ばかり。
盛り上がってきて何よりだと思います。



気分転換にお店やるので、夢の話でもしましょう。

恩人

2015-05-24 01:02:53 | 日記
土曜は一日寝ていた。
よく分からない夢ばかり見て、起きては寝てを繰り返した。
スマホを開けると、lineに記憶のない人が二人増えていた。
承認済みの一人はオカマのヒロコ、未承認の一人はカズマ君という名前しか知らない男の子。


そう、朝まで飲んだわけだ。

金曜日の早い時間に、古い付き合いの、私にはとても恩のある方が来てくれた。
職場もご自宅も全然遠いのに、月に1度は顔を出してくれる。
何マースも飲み、色々食べ、入らなくなるとそばにいる人にご馳走して、お会計金額を上げてくれる。
数年前、町田の109のいくどんで(あえて言う)、バッグの中から売り上げを盗まれた事があった。
数十万入っていたので痛手は大きく、途方にくれた事があった。
それをblogに載せたら、すぐに来店してくれて、何も言わず数万置いていってくれた。
“金で済むことなら”
不器用な彼はいつもそう言うんだ

金というものに私は価値を見いだせない、お金儲けに興味もない。
しかし彼がストレス抱えて必死に働いた対価だ。
とても崇高なものだ。
そしてそれがないと私の夢だって叶わなかった。
有り難くて泣けてくる。

もうずっと書いてきたけど、ここんとこお客さんが少ない。だから仕入れも少なくなるわけで、次々樽が空く訳ではないと、来なくなる常連さんもいる。
結局私に会いに来てくれていた訳ではなく代替物が見付かればそれでいい訳だ。
そんなこんなで嫌なループに入っている。

そこで、以前にお金を貸した人が二人いて、返ってこなくても仕方ないと思っていたが、恥を忍んで連絡した。
二人とも何の返事もなかった。
メッセージくらいは来ると思ったのに残念だ。
結論、人にお金を借りる、依存できる人間というのは、それを恩にも思わないんだ。

酔った勢いで、恩人にそれを話した。
彼はすぐに“百万か?二百万か?”
出すと言ってきた。
出してもらう訳はないけれどね。
何故恩ある人たちにはいつまで経っても恩を返せないのだ?

聞けば彼も離職時代があって、貯金を切り崩して生活していた時期もあると言う。
なにも知らなくて…
なにも出来なくて…
情けなくて情けなくて…仕事中に泣けてきた。

終電を逃した彼は帰ると言った。
実は前回も逃して、漫喫にも入らず電車を見ていたと言った。
そんな人を放っては置けないので、向かいのカラオケ居酒屋に行った。
軽く歌って、彼を置いて店の片付けをして、居酒屋に戻ると、閉店したのか?彼は店の前に立っていて、お会計も済んでいた。

すでにフラフラしていたので、漫喫に入ってくれと懇願したが、それでも帰ると言う。
仕方なくいつもの地下アジトに連れていった。
店の入り口に着いて、入ってもらおうとしたらなかなか入ってくれなくて、押し問答して、懇願しているうちに私は号泣していた。

ようやく中に入ってくれて、私は自分を落ち着かせるためにしばらく入り口でしゃがみこんでいた。
“大丈夫ですか?”声をかけてくれる人もいた。人に心配かけるみたいなので、泣き顔で店内に入った。

ここは閉店まで寝ていても怒られないので、お店の一番奥に彼を通し、彼の分のお通し(ショットガン)まで私が飲んだ。
こうやって飲めない人の酒をどれだけ飲んできたんだろうか?私は。
大学時代も飲み会で先輩に飲まされている弱い人のこと守ってあげたっけ…

私もフラフラだったけど、恩人を見知らぬ土地に置き去りには出来ない。
彼が始発動くまでせめて側にいようと思った。

すっかり寝てしまった彼の横で、オカマのヒロコとカズマ君と危険なゲームをしてテキーラ飲みすぎた。
5時過ぎかな、まだ寝ている彼の分のお会計も済ませて店をでた。

責任を果たしたせいか、そこから帰宅した記憶が全くない。

疲れた…
色々疲れた…

人の道は、人として正しく生きる道は、本当に苦しいことばかりだ。

きっと律儀な彼は、私の何倍も苦しんでいるに違いない。

いつもありがとう…頑張ります。

ベルギービールウィークエンド

2015-05-21 21:53:26 | 日記
横浜山下公園の、ベルギービールウィークエンドに行ってきました!

木屋の三輪さん発見!
“ベルギービール大全”で有名ですよね!
もう十数年前に、東北のビール巡りの旅でご一緒したことがあります。

町田でベルギービールとベルギーチョコのお店をやっていらしたくろーどさんとひとみさん発見!
(ひとみさんは取材拒否)

乗ってるように見えますか?
(ひとみさん撮影)

三月に十月祭でイベントやってくれた、欧和の礼欧さん遅刻で参加!
神奈川新聞の撮影が来てました。HPに載せるそうです。

これこれ!
【動画】横浜・ベルギービールの祭典|カナロコ|神奈川新聞ニュース


ラーメン屋のU君は礼欧さん大好き!欧和ばかり飲んでましたよ。

ヌビチノの梶さんいたっ!

で、十月祭に帰って…
黒欧和で煮込んだカレーを撮影するU君。

正面から!

ベルギービールウィークエンドは今週末日曜までです。
大桟橋のビアフェスと絡めてどうぞ!

あ、
もちろん十月祭にも来てほしいけどさ(;^_^A

町田はいわばコンビニ。
ちょっとした間に合わせなら何でもある。
拘ると、欲しいもの探すと、何にもないんだよね…
遠くからコンビニ来ないよね…
これって言う文化がないからなぁ…

友達、知り合い、誘いづらいです。