やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

什の掟

2014-01-03 04:04:15 | 日記
高校を無償にしようと言う意見があるそうだ。

私は大反対!

今時の高校生(大学生もか)、勉強してる子ほんの一部。

バイトばっかやってんじゃん。
身なりばかり気にしてさ、カラオケやって、コンビニ前で座り込んで立ち食いして…

バイトだって、社会経験の一部だし大切だけどさ、じゃあ、学生である意味あるのかい?

私はね、大人が教えなくちゃいけないことはそんなことじゃないと思うんだ。

読み書きと計算できて、中学出たら、はたらけばいい。

更に勉強したいことがあれば、何歳になっても学べる環境を作ってあげたらいい。
留学も年齢に関係なく奨励したらいい。

私も大学は出ているが、社会人になってからやりたいことがあって、オープンカレッジに行って勉強した。
自分が行った大学の生徒より、おじさんおばさんの向学心の方が強くて、宿題もやってくるし、質問もよく出て、活気ある授業だった。

色んな世界の国の留学生と交流したけど、みんな向学心強くて気圧されたよ。

刺激的で、感動的な経験だった。

学問ってそういうことだと思う。


大人が教えなくちゃいけないこと。

先日、江戸時代から続く会津の教育方針を知る機会があった。
幼い頃から、武士の子供たちは厳しくしつけられたようだ。
人の上にたつ、人に頭を下げさせる特権階級には自由はなかった。

感銘を受けたので以下に記載する。
長いので、興味があれば是非。



(以下:什の掟)
同じ町に住む六歳から九歳までの藩士の子供たちは、十人前後で集まりをつくっていました。
この集まりのことを会津藩では「什 (じゅう)」と呼び、そのうちの年長者が一人什長(座長)となりました。

毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長が次のような「お話」を一つひとつみんなに申し聞かせ、すべてのお話が終わると、昨日から今日にかけて「お話」に背いた者がいなかったかどうかの反省会を行いました。

一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ

一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ

一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ一、弱い者をいぢめてはなりませぬ

一、戸外で物を食べてはなりませぬ一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ

ならぬことはならぬものです

※什により、一つ二つ違うところもありましたが(「戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ」はすべての什にあったわけではないようです)、終わりの「ならぬことはならぬものです」は、どの什も共通でした。
そして、「お話」に背いた者がいれば、什長はその者を部屋の真ん中に呼び出し、事実の有無を「審問」しました。
事実に間違いがなければ、年長者の間でどのような制裁を加えるかを相談し、子供らしい次のような制裁を加えました。

一、無念(むねん)一番軽い処罰です。
みんなに向かって「無念でありました。」と言って、お辞儀をしてお詫びをします。「無念」ということは、「私は会津武士の子供としてあるまじきことをし、名誉を汚したことは申し訳がない、まことに残念であります。」という意味でした。

二、竹篦(しっぺい)いわゆる「シッペ」です。制裁の重さに応じて、手のひらに加えるか又は手の甲に加えるか、何回加えるかを決めました。仲がいい相手だからと力を抜くものがいれば、什長は厳しく目を光らせ、すぐにやり直しを命じました。

三、絶交(ぜっこう)一番重い処罰です。これを「派切る(はぎる)」と言い、いわゆる「仲間はずれ」でした。めったに加えられる罰ではありませんでしたが、一度「絶交」を言い渡された場合には、その父か兄が付き添い「お話」の集まりに来て、什長に深くお詫びをし、什の仲間から許されなければ、再び什の一員に入ることができませんでした。

四、その他火鉢に手をかざす「手あぶり」や雪の中に突き倒して雪をかける「雪埋め」というような制裁もありました。子供にとって仲間たちから受ける審問は辛いものではありますが、「お話」も「制裁」もすべて大人たちに言われてつくったものではなく、子供たちが制約や強制を受けずに自分たち自身でつくり、「会津武士の子はこうあるべきだ。」ということを互いに約束し、励み合ったのです。
(以上)




追記:学生のレベルも落ちてるけど、教師のレベルも最低。
大学出た、お勉強しかしてこなかった優等生ばかりがなること自体狂ってる。
生徒と友達のようになって、その親の機嫌ばかりとって、自分がそんなに可愛いか?
聖職と言われる仕事。甘えんな、死ぬ気でやれ!
私に子供がいたら学校には行かせない。
中学生くらいまでの学力なら教える自信はある。そんなことを教えるんじゃなく、人としての大切なこと教えたい。