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北海道議会議員 沖田清志の‘ON’と‘OFF’

総務費・民生費質疑

2010-03-10 23:35:20 | インポート

 札幌の寮生活を送る息子が、数日前に大変なことがあったと同じクラスの父兄から教えてもらいました。  聞けば、体育の時間、クラスみんなでクロスカントリースキーで野幌原生林に行き、絶対前の人から離れないようにとの注意を聞かず、悪友3人と離脱。そのうち3人も離れ離れで息子が迷子に。2時間経っても戻って来ず、学校側は捜索隊やヘリの出動要請まで考えたそうです。そうこうしてるうちに無事帰還。  先生方にはこっぴどく怒られ、皆に迷惑をかけながら、親に何の連絡も寄越さないことで、ついさっきまでまた怒られたのはいうまでもありません。

 予算委員会2日目。昨日の総務費の続きからスタートしました。昼ぐらいまで?と思っていたら、なんと委員全員が質問に。結局は総務費だけで4時近くまでかかりました。そんな中で、沖田は最後に質問に立たせていただきました。大きくは以下3点です。                                                                                                                                                   ①町内会館の防火管理者の選任について                                                                                                    不特定の人が出入りする建物で、収容人員30人以上であれば、防火管理者を選任しなければなりません。普通そんなこと知ってるわけがなく、選任していない町内会もあると思い、その実態を聞いたところ、`把握はしていない´との答弁。危機管理の希薄さを指摘し、早急な実態把握と適切な指導・助言を求めました。                                                              ②パスポート発給事業とまちなか再生総合プロジェクトについて                                                                       北海道から権限委譲を受け、パスポートの申請・発給を市ですることになります。以前から中心市街地活性化策として駅前エガオ移転を提案してきました。証明取扱所も既にあり、`あそこに行けば旅行に関する全てが整う´的発想で、テナントには旅行会社や旅行用品関係の物販を誘導するなど、波及効果はさまざま考えられます。設置するための財源は、現在ある意味不明?な経済部分室の代わりで充分ことたります。改めて提案しましたが、煮え切らない答弁でした。経済部分室がネックなのであれば、商工費の質疑でまた頑張らねばなりません。                                                                  まちなか再生の事業素案が示されましたが、これには従来進めてきた活性化策(シンボル・カルチャーストリートや足型プレート事業など)を生かす施策が何もありません。過去にせっかく10億円以上を使って整備したものが意味のないものにならないためにも、これらも活用する施策展開を求めました。また、図書館や文化公園が近接しているにもかかわらず、図書館分室や大規模公園設置案には疑問を感じ、これらも活用できるような動線の考慮と公共施設の配置の見直しを求ました。今の段階では何をいっても、あくまで素案なので、`今後いろいろと検討する´との答弁ですが、本計画でどこまで反映されるのか、今後も注視しなければなりません。  この件に関してはほとんどの議員が取り上げました。議員生活11年で、一つの課題にこんなに多くの議員が触れたことは初めてです。それだけ、プロジェクトに対する期待と同時に、`失敗は許されない´という、厳しさの表れではないかと感じました。                                                                                                ③新千歳空港問題                                                                                                                                  国際線旅客ターミナルビルが完成しましたが、もともと国の整備計画にはなく突如として出てきたもので、苫小牧市には何の事前協議もありませんでした。市では毎年、新千歳空港関係自治体協議会へ構成団体として負担金20万円を支出しています。この協議会では、事業の一つに`国際空港拠点としての整備に関すること´とありますので、当然国際線ターミナルに関しても協議されるべき内容がされていません。 協議会の意義と、いうべきことは上級官庁に対してもしっかりものをいうべきと市長の見解を求めました。 ありきたり?の答弁でしたが、沖田が議員初当選後、毎回取り上げたくらい思い入れのある課題。今、24時間運用問題もありますので、これまた最注視です。

 総務費もようやく終わり、次は民生費。1人終わったところで終了時間が迫っていたこともあり、1項目しか質問しない沖田が2番目でした。緊急通報システムについてですが、システム不具合により新規登録者を入力できず、1分1秒を争う命の問題でありながら、迅速に対応できない状態になっています。この件は、先の代表質問で渡辺満議員が取り上げ、6月議会で補正予算計上する旨の答弁がありました。たまたま、数日前に現在14名いる未入力者のうちの1人から通報があり、この方は口も耳も不自由なため、電話での状況確認も出来ずに消防車両が出動したとの情報が寄せられ、幸いにも事なきを得ましたが、一刻も猶予があってはならないこと、更新費用の400万円は今回当初から使えるはずの新市長政策予算のためにとってある財政調整基金1億5千万円で充分拠出できることから、早急な改善を求めました。 答弁はなんと`4月1日付け専決処分で予算化する´とのこと。意外にも、こうも簡単に前進回答がでるとは思ってもいませんでしたのでビックリしましたが、それであればなぜ、代表質問時に答えれなかったのか、それ以前にことの重要性を考えればなぜ、当初予算に計上できなかったのか疑問です。 質問の最後には、予算編成過程での議論不足をシッカリ指摘させていただきました。

 5時を少し回ったところで今日は閉会。控え室に戻ると企業会計の委員会は先に終了していたので、渡辺議員にことの成り行きをお話しすると、当然のごとくご立腹に。ほんの1週間で方針が覆るのですから当たり前のことです。 沖田に答える前に事前に耳に入れておくような配慮があれば、こんなことにならなかったのに。 さてさて、ことの顛末はどんなケリのつけかたになるのでしょうか?

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