詩『言葉の街から』 対話シリーズ
2590
人の不幸がなくなることがないならば
ぼくの言葉は
常にナノグラムの影を内に持っている
2591
心の原子雲の周りを巡る
オングストロームの
極微の距離を縮めようとする
2592
ぼくの旅の記録がうわべだけの
ものならば
ぼくの言葉は沈黙するだろう
2593
いさかいや戦争がついになくならないものならば
ぼくの言葉は
沈黙の丘陵地を日々上り下るだろう
2590
人の不幸がなくなることがないならば
ぼくの言葉は
常にナノグラムの影を内に持っている
2591
心の原子雲の周りを巡る
オングストロームの
極微の距離を縮めようとする
2592
ぼくの旅の記録がうわべだけの
ものならば
ぼくの言葉は沈黙するだろう
2593
いさかいや戦争がついになくならないものならば
ぼくの言葉は
沈黙の丘陵地を日々上り下るだろう
註.
言葉としての「第十八願」を意識してみました。
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