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ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

 [ツイッター詩96] (3月詩)

2020年03月06日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩96] (3月詩)


眠りの余韻を
少し引きずって
朝に入る
とんとんとん とんとんとん
朝食の匂いもする
(トントントン)
普通に階段を降りて行って
(トントントン)
それは困ると
言葉の素の顔が言う
見られたら困るものが
朝だけではなく
言葉の素顔にはある
(入っても良いですか)
いやいや
それは困る
困るんだよ
と拒絶の石が
眠気も覚めて
固く座り込む
ああそう言えば
明日はお祭りか
(とんとん ととん
とんとん ととん)
お祭りの言葉には
誘い出されもするが
今は明日じゃない
ひとところに長居はならぬ
ならぬならぬと
力んでも
(トントントン)
と物事はうまくはいかない
(トン トットン)
くらいの言葉の色合いで
がまんするしかない
言葉は
いつも翼を隠し持ってるんだけどね

詩『言葉の街から』 対話シリーズ 223-225

2020年03月06日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



223
見えないものはうぃるすみす
オタクの甘いサ行に
隠れていてもウィル居るじゃん!



224
見つかったからにはもう
ジタバタしない
ア行ラ行サ行からウヨウヨ出るぞ



225
隅っこから発掘された
うれしさに
五十音の全権掌握とネットリ勘違いする