今日は満を持しての▲矢筈ヶ山(やはずがせん)を目指し、裏大山の一向平キャンプ場を目指した。
<登山口近くから見た▲矢筈ヶ山と▲甲ヶ山>
<▲大山周辺の登山ルートが書かれていた>
きれいに整備された登山口を出発し、まずは大山滝を目指した。
<鋭い▲矢筈ヶ山の岩峰が覗いている>
いったい何処まで降りるのかという木段を下り、吊り橋を渡って対岸に出た。
<三段の滝から崩れて、現在の二段の滝になったらしい>
しばらく進むと大山滝展望台が現れた。
その後は▲矢筈ヶ山目指して進むが、なかなか遠い道のりで、途中では元気な高齢者に追い抜かれた。
立派なブナ林と少しずつ小さな花が出てくる中、やっと大休峠の避難小屋に到着した。
<ギンリョウソウの目玉が四連玉>
<大休峠の避難小屋>
ここから向きを変え、いよいよ最後の急登を登り詰める。
<木々の隙間から▲烏ヶ山の岩峰が覗いている>
この辺りで突然、どうしたことか先に追い抜かれた高齢者が降りてきた。
「ガイド本のタイムとどうしても時間が合わない、この道は間違っている、もう帰る。」と案外頑固に言うのである。
自分の持っているGPSで確認しても、この登山道に間違いはない、と説得?して一緒に進んでいった。
それにしても、ここのブナ林もなかなかいい感じで素晴らしい。
そうして眼前に突如として現れた、狭い▲矢筈ヶ山頂上からの大展望に感動する。
▲大山~▲烏ガ山~▲小矢筈の岩峰~▲甲ガ山等、名だたる岩峰群が180°間近に迫ってくる。
<左側から▲甲ヶ山~▲小矢筈の岩峰> <中央から▲烏ヶ山~▲大山>
<左側から▲烏ヶ山~▲大山>
<左側から▲甲ヶ山~▲小矢筈の岩峰>
<▲甲ヶ山>
その中で、やはりでっかい名峰▲大山が立派である。
ちょうど、一昨日に見た▲大山とは反対側の北側から眺めていることになる。
ただ山頂付近は、どこも飛び回る虫でいっぱいに閉口である。
長く歩いてきた中国エリアの中では、やっぱり抜群の存在感であることに気付くのである。
少し頑固っぽかった、あのおじさんもこの先の▲小矢筈の岩峰の先端で悠然としていた。
<▲小矢筈の岩峰から、悠然とこちらを展望するおじさん>
一通り撮影し終えると、せっかくなのでおじさんのいる▲小矢筈の岩峰を目指した。
途中でおじさんが戻ってきて、「あなたのお陰でこの景色が見れました、ありがとう。」と言われ、行き交った。
<見上げる▲小矢筈と奥に▲甲ヶ山> <岩場に張り付くイワカガミ>
そして、▲矢筈ヶ山頂上から見たよりは登りやすかった▲小矢筈の岩峰に到着した!
一つ残念なのは、ここからは▲矢筈ヶ山頂上に隠れて、あのでっかい▲大山が全く見えないことである。
<▲大山は、▲矢筈ヶ山の本峰に隠れて見えない>
<▲小矢筈の岩峰から見た▲甲ヶ山の岩峰>
ここも飛び回る虫に刺されながら撮影し終えると、再度▲矢筈ヶ山頂上に戻って遅い昼食を食べた。
もう誰もいなく、少しずつガスが巻き出した▲矢筈ヶ山頂上を下ることにした。
何度か休憩しながら、長い下山道を駐車場まで戻った。
それでもブナ林、大展望、大山滝に小さな花々と、見処十分の山行に満足感は大きかった。
これだけの場面に出会うと、そろそろ今回山行の〆かなあ?と思ってしまう。
<夕闇迫る蒜山三山>
再度、蒜山の温泉で夕食と入浴を済ませ、今晩も近くの駐車公園で車中泊にしました。