昨夕に雨も上がり、朝日が上がると於保知盆地に漂っていたガスが急速に上がっていく。
〈杉の袴を纏った▲石見冠山〉
時折、ガスの写真を撮りながら案内板に誘導され、▲石見冠山の野原谷登山口に向かった。
〈ガス沸く杉林に光射す〉
昨日の雨が強かったので、足場が悪いだろうとスパイク長靴で出発した。
〈今日もスパイク長靴で正解でした〉
〈暴風で登山道に折れ曲がった木々〉
〈特にシダの新緑が目に染みる〉
植林帯の中、小さな花と新緑のシダが目に留まった登山道を進む。
水場で向きを変え、稜線向けて新緑の急な樹林帯を掛け上がる。
〈一直線で急勾配の登山道に汗だく〉
途中で一ヶ所だけ展望がきく大岩があった。
〈大分上がって来ました〉
その後も急登は続き、瑞穂高原からの道との分岐で再度向きを変え、更なる急登を掛け上がると▲石見冠山の山頂(東峰)に飛び出た。
〈▲石見冠山山頂(東峰)のパノラマ〉
そこからの展望は素晴らしい。
〈トンガリ山に囲まれた於保知盆地の集落〉
まず眼下には、今朝いた於保地盆地が周りをトンガリ山群に囲まれた箱庭のようである。
〈東峰からの於保知盆地の眺め〉
そして、周りは北東部~南部にかけて大展望が広がる。
特に特異的な山容の▲大江高山を含む山群や名峰▲三瓶山が大きい。
〈名峰▲三瓶山〉
〈明日登る予定の特異な山容の▲大江高山火山群〉
そしてこれから向かうであろう、島根県と広島県との県境東部の山々が目に留まった。
〈これから向かう山々方面〉
特に島根県には、特徴的に尖った山々が多い事に気付いた。
この山は双耳峰であり、もう一方の西峰に向かった。
こちらからの展望も素晴らしく、目の前には於保知盆地がより大きく広がる。
〈西峰から眺める於保知盆地〉
山々の展望は、南部~北西部にかけてが良い。
ここで昼食を食べゆっくりしていたが、今日はまだ誰にも会うことなく、13時頃下山にかかった。
帰りも花や新緑のシダの写真を撮りながら下っていく。
〈鮮やかに光輝くシダの新緑〉
〈シダに当たるスポットライト〉
〈波打つシダ群が光る!〉
〈暗がりに白い花びらが映える〉
〈立派な縞模様のメタセコイヤの大木〉
14時頃にかけて二人の単独者とすれ違った。
登山口に降りて、そのクルマで気が付いたが、後であった人は、▲春日山の登山口で出会った埼玉の人だったようだ。
どうやら、自分と同じような山行旅行をしているようである。
下山後は、湯谷温泉の弥山荘に向かい、入浴と夕食を食べてゆっくりした。
特にその夕食が良い意味、印象に残った。
こんな山の中で、綺麗で、料金も良心的でメニューも多く美味しいと三拍子に驚いた(^o^)v。
20時前に出て、川本町の道の駅で車中泊としました。
そして駐車場には、やっぱり埼玉の人のクルマがありました(*_*)。