大川原有重 春夏秋冬

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原発事故で青森移住の黒沢さん、雑貨作製 被災者支援へ

2013-07-02 12:36:38 | 原子力関係
河北新報 7月1日(月)6時10分配信
 福島第1原発事故で福島県から青森市に避難、移住した元アパレル会社勤務の黒沢智さん(44)が、宮城県登米市津山町の津山木工芸品事業協同組合と協力して、生活雑貨の作製・販売を通して被災者を支援する「ENDS(エンズ)プロジェクト」を始める。

 黒沢さんは福島県西郷村出身。高校卒業後、福島県白河市の衣料品工場に約15年間勤務し、縫製技術の指導や製品管理を担当してきた。原発事故後の2011年秋に青森市に移住した。青森県の被災者緊急雇用創出事業で、あおもりNPOサポートセンターに採用され、ことし3月まで被災者の支援事業に携わってきた。
 プロジェクトは、黒沢さんがアパレル会社での経験を生かそうと、知人で元NPO法人職員の竹田朋宏さん(38)=青森市=とともに立ち上げる。ガラス工芸作家の小林宏さん(37)=同市=や津軽塗の職人も参加。ジーンズの生地を使ったバッグや津軽塗の携帯ケースなどを作製、販売し、売り上げの一部を被災者支援のNPO法人などに寄付する計画だ。
 現在は、青森市の小林さんの工房の一角を借りて試作品を作り、津山木工芸品事業協同組合が運営する「もくもくハウス仙台店」(仙台市宮城野区)で販売している。近くプロジェクトのホームページを開設し、そこでも販売していく。
 黒沢さんらは今後、登米市の仮設住宅や青森市にいる被災者に、作製の一部を委託する方針。「規模は小さくても、仕事と賃金が入れば、やりがいにつながるのではないか」と期待している。
 津山木工芸品事業協同組合は「青森と宮城で手を取り合い、より良い商品を作ることができる。被災者支援につながればなお、うれしい」と話している。
 連絡先は同組合0225(69)2341。

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