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凍土壁、原子力規制委検討会が6月着工容認 一部工事は議論継続

2014-05-31 15:00:00 | 原子力関係
凍土壁、原子力規制委検討会が6月着工容認 一部工事は議論継続
2014.5.27 00:17 産経ニュース

 政府と東京電力が福島第1原発の汚染水対策として計画している「凍土遮水壁(とうどしゃすいへき)」について、原子力規制委員会の検討会は26日、当初の予定通り6月の着工を認めた。ただ容認したのは建屋山側の掘削工事だけで、海側の工事は安全性に疑問が残るとして、引き続き議論を継続することになった。

 規制委はこれまで、地下水をせき止めることによる地盤沈下など安全面の懸念を示し、約30項目にわたる疑問点について、計画主体の資源エネルギー庁や東電に回答を要求していた。

 この日の検討会で、東電は地盤沈下の大きさを最大で16ミリと説明。凍土壁の造成に伴う地盤の傾斜も、規制委が定めた目安よりも大幅に小さいとする分析結果を示した。

 検討会に出席した土木工学などの専門家から目立った異論は出ず、規制委の更田(ふけた)豊志委員は「着工そのものを妨げる要素はない」と指摘。東電側は「われわれの説明が足りず時間をとったが、着工へ前向きに進めたい」と述べた。
 一方で、原子炉建屋海側は、地下に網の目状にトレンチ(地下道)がめぐらされているため、工事に伴う影響が見通せないとして、専門家による議論が続けられることになった。

 さらに、建屋内にたまっている汚染水の水位の正確な測定方法、トラブル時や自然災害への備えなどの論点も残っている。このため、規制委の全体的な工事認可については先延ばしになる。

 【凍土遮水壁】1~4号機の周囲約1・5キロの地中に約1000本の配管を埋め、冷却材を循環させて土壌を凍らせる工法。福島第1原発では、原子炉建屋に地下水が1日400トン流れ込んで汚染水を生んでいるため、凍土壁で水の流入を防ぐ。国は設置費用として約320億円を支出する。

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