大川原有重 春夏秋冬

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堰流出汚染水 6カ所基準値超え ストロンチウム最大71倍

2013-10-21 16:42:40 | 原子力関係
東京新聞

2013年10月21日 夕刊

 東京電力福島第一原発の地上タンク群の周囲に設けた堰(せき)から、降雨の影響で水が相次いであふれた問題で、東電は二十一日、東電が定めた排出基準を超える放射性のストロンチウム90がうち六カ所の堰で検出されたと発表した。放射性物質を含む汚染水が付近の側溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性がある。
 最も濃度が高かったのは、一リットル当たり七一〇ベクレルで東電の基準(同一〇ベクレル)の七十一倍。六カ所中、四カ所では法定の基準(同三〇ベクレル)も超えた。降雨の後に測ったため、いずれも漏れ始めた時点より濃度が薄まっているとみられる。
 東電が決めた手順では、まず各タンク群で、堰にたまった雨水を濃度測定用の小型タンクに移し、基準をクリアしていることが確認されれば、排出することになっている。
 しかし、堰の高さは約三十センチしかない。しかも、区画の面積の多くはタンクが占めるため、堰内の水位は降雨量のざっと三倍のペースで上がる。
 気象庁の観測では、二十日昼ごろから雨が降り、午後十時までに計一〇二ミリが降った。この間の午後四時からの三時間に六八・五ミリが集中した。
 東電は雨量を二十四時間当たり三〇~四〇ミリと想定しており、濃度測定や雨水の移送が間に合わず、各所であふれた。
 また、東電は二十日に雨水があふれた堰の数を十二と発表したが、うち「H1東」のタンク群では漏えいがなかったとして十一カ所に訂正した。


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