大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

高浜原発の津波想定高さを再評価 規制委の指摘受け関電方針

2013-07-29 14:42:02 | 原子力関係
高浜原発の津波想定高さを再評価 規制委の指摘受け関電方針
(2013年7月28日午前7時07分)福井新聞
 関西電力は27日、再稼働申請している高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について、2・6メートルとしていた津波の想定高を再評価する方針を明らかにした。前提となる沖合の海底活断層の長さを38キロとしていたが、原子力規制委員会の指摘を受け、福井県が評価した90キロに修正する。これにより津波の想定が敷地の高さ3・5メートルを超える可能性が高く、関電は追加の安全対策を検討する。

 この日行われた規制委による大飯原発敷地内の断層調査に関連して、橋本徳昭取締役常務執行役員が「海上音波探査などのデータを再解析した結果、長さ38キロと考えていたが、規制委は行政が権威をもって出した90キロを尊重するようにとしているので、早急に対応する」と明言した。

 関電は今月8日、新規制基準に基づく安全審査を申請した際に、高浜3、4号機で想定する最大規模の「基準津波」を2・6メートルと評価した。規制委は前提となる活断層「若狭海丘列断層」の長さについて県の評価を考慮するよう求めたが、関電は「必要はない」と主張していた。

 しかし規制委は23日に、津波の想定に加え、敷地の地下構造のデータも不足していると指摘し、申請内容を修正するまでは安全審査に入らないことを決定した。

 関電は規制委の意向を受け入れ、方針転換した格好。県が予測した高浜原発を襲う津波の高さは3・74メートルで、敷地の高さを上回っている。関電は独自に評価する方針だが、県と同様に津波の想定高が敷地を超える可能性が高い。

 その場合、現状では新基準を満たすことができなくなる。現在建設している高さ6メートルの防潮堤が完成するのも2015年3月の予定で、電力の安定供給と経営の安定化に向け、関電が目指す早期の再稼働を実現するには、別の対策を早急に実施する必要がある。

 新基準で求める地下深くの構造の詳細な解析に関しても、関電はデータを拡充した上で、あらためて提出することを決めた。橋本常務執行役員は記者団に「1カ月半くらいかけて行い、9月中に終える工程で進める。規制委の了解を得て、安全審査を前に進めてもらいたいと考えている」と述べた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。