大川原有重 春夏秋冬

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収束宣言 遠い実感 東電、福島第1原発公開

2013-06-13 12:58:27 | 原子力関係
河北新報

 東京電力は11日、福島第1原発を報道機関に公開した。政府の原発事故「収束宣言」から1年半たった今も、津波で横倒しになった作業車が放置され、事故収束を実感させない。過酷な環境の下、廃炉作業が続けられている。(山崎敦)
 水素爆発で原子炉建屋が吹き飛んだ1号機。復水貯蔵タンクの運用が始まり、原子炉冷却水の循環路が短縮される。免震重要棟からポンプの起動や流量調整が可能となり、作業員の被ばくを減らせるという。
 構内にたまる地下水を放射能汚染前にくんで海に流すバイパス施設も公開された。くみ上げ用の井戸の周囲は3、4号機からの放射線を遮る土のうが二重三重に積まれていた。放射線量は取材ルートに限っても最高で毎時1.5ミリシーベルトに達する。
 1~3号機の原子炉には溶融燃料が残り、取り出しの見通しは立っていない。政府と東電は廃炉工程を前倒しする計画を公表したが、現場ではトラブルが相次ぎ、絵空事に終わる可能性がある。
 高橋毅所長は「廃炉作業は不確定要素が多いが、原発事故の起きた2年前より原子炉熱量が下がり、前倒し計画は荒唐無稽ではない」と語る。
 原発事故対策で必要な「止める」「冷やす」「閉じ込める」の作業は2番目の「冷やす」段階で試行錯誤が続く。人類史に例のない原子炉4基の同時廃炉作業は緒に就いたばかりだ。


2013年06月12日水曜日

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