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「行動最適化大全」読書感想
精神科医樺沢紫苑氏の最新刊「行動最適化大全」精神科医である氏のもとに届いた日常生活の悩みや質問の中で最も多かった50個のテーマについて解決法を紹介した本。
「人の悩みの90%以上は本に解決法が書いてある」と語る氏の知見を50個の切り口でまとめた1冊。
本書はとてもユニークな作りになっている。
第1部は、「イラストでわかる 最高の1日をつくる行動の最適化」として、前述の50のテーマの改善方法がイラストと短いセンテンスで紹介されている。1テーマ、見開きの2ページの構成で本を読むのが得意ではない人でも視覚的に理解できるように作られている。更に解決方法について詳しく知りたい人は、第2部の「最新科学・研究結果で説明する 最高に1日をつくる行動最適化」を読めばよい。
さて、今回も氏は本書の第2部第5章「学習の最適化」の「読書の最適化」の中で「3つの気づきと3つのTO DOを書く」ことを進めている。しかし、今回はそれは難しそうだと考えながら読み進めてきた。なぜなら、本書は樺沢氏の知見の集大成。数冊の氏の本を読んだり、氏の紹介する本を読んだりしている私には、「新しい気づきは少ないのではないだろうか?」と考えたからだ。確かに、樺沢氏や樺沢氏が紹介したどこかの本で読んだ内容も多かった。しかし、新たな切り口で書かれたその内容は新鮮であった。いつものように3つの気づきと3つのTO DOから書き始めることができそうだ。
気づき①「朝のルーティンの最適化」は、まだまだできる。
私の起床時刻は、年齢とともに変わって来た。職場の近くの寮に住んでいた若いころ。7時ごろまで寝ていたころもあった。初めて移動した先に尊敬できる先輩がいた。その先輩が進めてくれたのは、「朝型人間の成功哲学(税所弘著)」という本だった。早起きをして時間を有効活用し成功している有名人の話がたくさん載っていた。自分にも何かできるのではないか?と感じ、早起きをして散歩をしていた時代もあった。そこから、自分の生活に合わせて、朝のルーティンは少しずつ変わっていった。現在の朝のルーティンを詳しく書くと、①起床後、お湯を沸かす。②洗濯機を回し始める。③歯を磨きながら1回目のトイレに入る④常温の水でDHAサプリを飲む。⑤台所の食器を片づけ収納する。⑥コーヒーを入れる。⑦メールチェック&お気に入りのブログ等のチェックをする。⑧自分のブログを更新する。⑨洗濯物を干す。⑩朝の筋トレをする。⑪髭剃り等身支度を済ませる。⑫洗濯物をベランダに干す。⑫布団を畳む。⑬妻を起こす。⑭ごみの日はゴミ出しをする。⑮出勤をする。・・・ここまで起床後1時間30分前後かかる。朝の最適化では、様々な方法が提案されていた。その中で「これはできそうだ。」「入れられそうだ。」と思ったことをTO DOに入れる。
TO DO①「健康チェック」「朝シャワー」「体重記録」
「30秒で健康チェック」で、布団中で、①ぐっすり②すっきり③だるいか?④つかれ?⑤痛み⑥意欲をスキャンするとのこと。これを自分なりにアレンジ。①~④は、すっきり起きられたか?に集約してしまおう。⑤は市民ランナーなので足の痛みを中心にナチュラルにやっていた。⑥やる気はない。朝のルーティンで体を動かしながら、やる気を高めていっている。枕元にノートとペンを置き、「すっきり起きられたか」「足の痛みはどうか?」「やる気は?」10点満点で点数をつけ、自己洞察力を高めていく。現在の自分の朝のルーティン⑩朝の筋トレの後に朝シャワーを入れることも早速やってみよう。シャワーから出て体重測定をして記録すればスムーズに朝のルーティンを最適化できる。早速、専用のノートに簡単な表を作成しよう。
気づき②「極上時間」即答
自分は何をしているときが幸せと感じるか?「極上時間」を即答できた人は人生を謳歌できている。・・・このようなわかりやすい指標。素晴らしいと思う。試しにノートに書き出してみた。
☆自分の極上時間
①ランニング(ランニングだけでも楽しみ方は数通り)②ランニング後の水シャワーを浴びているときが幸せ③温冷浴④入浴読書⑤ビーリング昼寝。(冬の床暖は最高)⑥映画鑑賞⑦春・秋のロング散歩⑧家族との買い物⑨新作料理を調べたり考えたりして作っているとき⑩家族に夕ご飯を作り「おいしい」と言ってもらったとき。そして、⑪自分で自分の時間をコントロールしていると感じるとき
極上時間の書き出しにチャレンジしてみたら、5分とかからずに11個書き出すことができた。時間をかければまだまだ書けそうだ。改めて、自分は人生を楽しめているのだと感じる。でも、昔からそうだったわけではない。この瞬間から始まったというターニングポイントがいくつかある。そのはじめを今回は紹介しよう。
・・・。あれは、ランニングを始めて2年ほど経ち、走友会に入って少し経った頃。
「ブログをやってみませんか?」
と走友会の仲間に声をかけられた。
「ブログって何ですか?」
「どうやるんですか?」
から、始まった。
始めてみると、楽しくなる。今日、やったこと、見たこと、感じたことを毎日少しずつ記事に書いていった。夕方走っていると、
「何か面白いことは無いかな?」
と探している自分がいた。これは、そうです。今考えるとアウトプット前提で生きているということ。楽しいこと探しが始まった瞬間でした。それから、毎朝のように前日の楽しかったことを思い出して記事にする習慣が続いています。だから、自分の「極上時間」が即答できたのだと思います。
「(毎日のように)続けたことが力になる。」・・・その通りだなと感じます。
TO DO② 極上時間のデザイン
自分が感じる楽しい時間が分かっているのだから、それをいかに効率的に結び付けるか?これが目下の課題。ランニング→水シャワー→ヒーリング昼寝→入浴読書→新作料理づくり→家族に「おいしい」と言ってもらう。現在の休日のルーティンに満足せずに、「ヒーリング昼寝→めざましストレッチ」とか、新しい「極上時間」を発掘し、効率的に結び付けていく。さらに、平日のデザイン。「ランニング→ストレッチ」できる日もあれば、出来ない日もある。毎日の仕事の中でうまくいったこといかなかったことを記録するノートを作ろうか?それを職場の仲間と共有(おしゃべりでもいい)すれば、一石二鳥。仲間とのコミュニケーションにもなる。できること、極上時間を探し発掘し続けることも楽しい。
気づき③「休憩時間の最適化」これもまだまだできる(特に休日)
・頻繁に休憩を取れば、休憩時間が短くても効果がある。
この1文を読んだときに、過去の自分の経験がバラバラバラと浮かんできた。
新卒1年目の頃。若さと体力に自信があった自分は、慣れない仕事にストレスを感じながらも休憩も無しに働いていた。たぶん、朝の7時から夜の7時までは当たり前だったと思う。しかも、仕事中に休憩するなんて考えもしなかった。秋のある日、40度の高熱を出して入院。初めての高熱で「死ぬかと思った。」若くても時々休まなければいけないんだと悟った。
新卒2年目の夏。休みを利用して、都内から九州宮崎の友達の家まで一人ドライブをした。高速道路を100キロ超で飛ばして、休まずに行くと早く着くと思って飛ばし続けた。結果、疲れて何時間も休憩しなければならなくなった。結果、予定通りの時刻には到着しなかった。翌年も同じルートで行った。80キロ走行をして、2時間ごとに休憩をはさんでみた。休憩時間は10分ほどで済みトータルでは早く着くことができた。「ゆっくり進めば早く着く。」という自分なりの格言を発見した。
若いころにも、休憩の大切さを実感していた。しかし、日常生活に応用しようとは考えていなかった。
あれから、30年の時を過ごし、無理のきかない体になってきた。仕事上は、ナチュラルに休憩休息時間は、休むようになっている。しかし、休日はどうだろう。意識的に休んでいるだろうか?
それが今回の気づきだ。
TO DO③「休みの日は休む」
そうはいっても、休みの日は忙しい。楽しい極上時間が待っているからだ。では、休む極上時間を探せばいい。幸い、「ヒーリング昼寝」「温冷浴」「散歩」などリフレッシュ系の極上時間がある。さらにどん欲に休み時間を確保するため休み系の「極上時間」探す。近所の小さな自然(公園など)に、散歩に出かけるのも悪くない。休むパーツを探すのもワクワクする。
まとめ
樺沢氏、集大成の「行動最適化大全」行動に移すならこのようにするのが最適という最適解の例を示してくれた。それを自分なりに解釈し、自分の生活にカスタマイズして行動するのが楽しい。楽しみながら行動していくのが習慣化の道だ。
また、3か月後に読み返してみると違った感想文が書けるかもしれない。今は、著書から読み取ったことをもとに、今日から自分の人生をカスタマイズしていく。
「行動最適化大全」読書感想
精神科医樺沢紫苑氏の最新刊「行動最適化大全」精神科医である氏のもとに届いた日常生活の悩みや質問の中で最も多かった50個のテーマについて解決法を紹介した本。
「人の悩みの90%以上は本に解決法が書いてある」と語る氏の知見を50個の切り口でまとめた1冊。
本書はとてもユニークな作りになっている。
第1部は、「イラストでわかる 最高の1日をつくる行動の最適化」として、前述の50のテーマの改善方法がイラストと短いセンテンスで紹介されている。1テーマ、見開きの2ページの構成で本を読むのが得意ではない人でも視覚的に理解できるように作られている。更に解決方法について詳しく知りたい人は、第2部の「最新科学・研究結果で説明する 最高に1日をつくる行動最適化」を読めばよい。
さて、今回も氏は本書の第2部第5章「学習の最適化」の「読書の最適化」の中で「3つの気づきと3つのTO DOを書く」ことを進めている。しかし、今回はそれは難しそうだと考えながら読み進めてきた。なぜなら、本書は樺沢氏の知見の集大成。数冊の氏の本を読んだり、氏の紹介する本を読んだりしている私には、「新しい気づきは少ないのではないだろうか?」と考えたからだ。確かに、樺沢氏や樺沢氏が紹介したどこかの本で読んだ内容も多かった。しかし、新たな切り口で書かれたその内容は新鮮であった。いつものように3つの気づきと3つのTO DOから書き始めることができそうだ。
気づき①「朝のルーティンの最適化」は、まだまだできる。
私の起床時刻は、年齢とともに変わって来た。職場の近くの寮に住んでいた若いころ。7時ごろまで寝ていたころもあった。初めて移動した先に尊敬できる先輩がいた。その先輩が進めてくれたのは、「朝型人間の成功哲学(税所弘著)」という本だった。早起きをして時間を有効活用し成功している有名人の話がたくさん載っていた。自分にも何かできるのではないか?と感じ、早起きをして散歩をしていた時代もあった。そこから、自分の生活に合わせて、朝のルーティンは少しずつ変わっていった。現在の朝のルーティンを詳しく書くと、①起床後、お湯を沸かす。②洗濯機を回し始める。③歯を磨きながら1回目のトイレに入る④常温の水でDHAサプリを飲む。⑤台所の食器を片づけ収納する。⑥コーヒーを入れる。⑦メールチェック&お気に入りのブログ等のチェックをする。⑧自分のブログを更新する。⑨洗濯物を干す。⑩朝の筋トレをする。⑪髭剃り等身支度を済ませる。⑫洗濯物をベランダに干す。⑫布団を畳む。⑬妻を起こす。⑭ごみの日はゴミ出しをする。⑮出勤をする。・・・ここまで起床後1時間30分前後かかる。朝の最適化では、様々な方法が提案されていた。その中で「これはできそうだ。」「入れられそうだ。」と思ったことをTO DOに入れる。
TO DO①「健康チェック」「朝シャワー」「体重記録」
「30秒で健康チェック」で、布団中で、①ぐっすり②すっきり③だるいか?④つかれ?⑤痛み⑥意欲をスキャンするとのこと。これを自分なりにアレンジ。①~④は、すっきり起きられたか?に集約してしまおう。⑤は市民ランナーなので足の痛みを中心にナチュラルにやっていた。⑥やる気はない。朝のルーティンで体を動かしながら、やる気を高めていっている。枕元にノートとペンを置き、「すっきり起きられたか」「足の痛みはどうか?」「やる気は?」10点満点で点数をつけ、自己洞察力を高めていく。現在の自分の朝のルーティン⑩朝の筋トレの後に朝シャワーを入れることも早速やってみよう。シャワーから出て体重測定をして記録すればスムーズに朝のルーティンを最適化できる。早速、専用のノートに簡単な表を作成しよう。
気づき②「極上時間」即答
自分は何をしているときが幸せと感じるか?「極上時間」を即答できた人は人生を謳歌できている。・・・このようなわかりやすい指標。素晴らしいと思う。試しにノートに書き出してみた。
☆自分の極上時間
①ランニング(ランニングだけでも楽しみ方は数通り)②ランニング後の水シャワーを浴びているときが幸せ③温冷浴④入浴読書⑤ビーリング昼寝。(冬の床暖は最高)⑥映画鑑賞⑦春・秋のロング散歩⑧家族との買い物⑨新作料理を調べたり考えたりして作っているとき⑩家族に夕ご飯を作り「おいしい」と言ってもらったとき。そして、⑪自分で自分の時間をコントロールしていると感じるとき
極上時間の書き出しにチャレンジしてみたら、5分とかからずに11個書き出すことができた。時間をかければまだまだ書けそうだ。改めて、自分は人生を楽しめているのだと感じる。でも、昔からそうだったわけではない。この瞬間から始まったというターニングポイントがいくつかある。そのはじめを今回は紹介しよう。
・・・。あれは、ランニングを始めて2年ほど経ち、走友会に入って少し経った頃。
「ブログをやってみませんか?」
と走友会の仲間に声をかけられた。
「ブログって何ですか?」
「どうやるんですか?」
から、始まった。
始めてみると、楽しくなる。今日、やったこと、見たこと、感じたことを毎日少しずつ記事に書いていった。夕方走っていると、
「何か面白いことは無いかな?」
と探している自分がいた。これは、そうです。今考えるとアウトプット前提で生きているということ。楽しいこと探しが始まった瞬間でした。それから、毎朝のように前日の楽しかったことを思い出して記事にする習慣が続いています。だから、自分の「極上時間」が即答できたのだと思います。
「(毎日のように)続けたことが力になる。」・・・その通りだなと感じます。
TO DO② 極上時間のデザイン
自分が感じる楽しい時間が分かっているのだから、それをいかに効率的に結び付けるか?これが目下の課題。ランニング→水シャワー→ヒーリング昼寝→入浴読書→新作料理づくり→家族に「おいしい」と言ってもらう。現在の休日のルーティンに満足せずに、「ヒーリング昼寝→めざましストレッチ」とか、新しい「極上時間」を発掘し、効率的に結び付けていく。さらに、平日のデザイン。「ランニング→ストレッチ」できる日もあれば、出来ない日もある。毎日の仕事の中でうまくいったこといかなかったことを記録するノートを作ろうか?それを職場の仲間と共有(おしゃべりでもいい)すれば、一石二鳥。仲間とのコミュニケーションにもなる。できること、極上時間を探し発掘し続けることも楽しい。
気づき③「休憩時間の最適化」これもまだまだできる(特に休日)
・頻繁に休憩を取れば、休憩時間が短くても効果がある。
この1文を読んだときに、過去の自分の経験がバラバラバラと浮かんできた。
新卒1年目の頃。若さと体力に自信があった自分は、慣れない仕事にストレスを感じながらも休憩も無しに働いていた。たぶん、朝の7時から夜の7時までは当たり前だったと思う。しかも、仕事中に休憩するなんて考えもしなかった。秋のある日、40度の高熱を出して入院。初めての高熱で「死ぬかと思った。」若くても時々休まなければいけないんだと悟った。
新卒2年目の夏。休みを利用して、都内から九州宮崎の友達の家まで一人ドライブをした。高速道路を100キロ超で飛ばして、休まずに行くと早く着くと思って飛ばし続けた。結果、疲れて何時間も休憩しなければならなくなった。結果、予定通りの時刻には到着しなかった。翌年も同じルートで行った。80キロ走行をして、2時間ごとに休憩をはさんでみた。休憩時間は10分ほどで済みトータルでは早く着くことができた。「ゆっくり進めば早く着く。」という自分なりの格言を発見した。
若いころにも、休憩の大切さを実感していた。しかし、日常生活に応用しようとは考えていなかった。
あれから、30年の時を過ごし、無理のきかない体になってきた。仕事上は、ナチュラルに休憩休息時間は、休むようになっている。しかし、休日はどうだろう。意識的に休んでいるだろうか?
それが今回の気づきだ。
TO DO③「休みの日は休む」
そうはいっても、休みの日は忙しい。楽しい極上時間が待っているからだ。では、休む極上時間を探せばいい。幸い、「ヒーリング昼寝」「温冷浴」「散歩」などリフレッシュ系の極上時間がある。さらにどん欲に休み時間を確保するため休み系の「極上時間」探す。近所の小さな自然(公園など)に、散歩に出かけるのも悪くない。休むパーツを探すのもワクワクする。
まとめ
樺沢氏、集大成の「行動最適化大全」行動に移すならこのようにするのが最適という最適解の例を示してくれた。それを自分なりに解釈し、自分の生活にカスタマイズして行動するのが楽しい。楽しみながら行動していくのが習慣化の道だ。
また、3か月後に読み返してみると違った感想文が書けるかもしれない。今は、著書から読み取ったことをもとに、今日から自分の人生をカスタマイズしていく。