シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0127■この夏はアニキにおまかせ 

2005-12-23 | アニキ物語
別に元気がないってわけじゃないんだけど、「ストリートファイター」と呼ばれた前の夏ほど戦うムードにないおいら。トシかね? 家でゴロゴロ、トリが来ても、よその四つ足が来ても、知らんぷりを決め込んでる。なんでかね?

その分、「防人ネコ」と呼ばれた防衛一辺倒のアニキが大活躍。
庭に入ってきたオブリと派手にやり合って、アイツと連れ合いは大慌て。アイツは窓から2匹を探し、連れ合いは飛び出して行った。スゴい声だったぜ。おいらはソファーで聞いてただけ。

連れ合いに回収されてきたアニキは、しっぽがパンパンに膨らんで、爪にはオブリの真っ黒な毛がいっぱい挟まったまま。おいらもさすがに見に行ったんだ。引っかき技がバッチリ決まったようだ。
専守防衛だってこうなりゃ強い。
(←ほれ、この通り。この顔はおこってんぜ)

アイツは、
「やっだー、オブちゃんの毛ってホント、真っ黒ぉ♪」
とキャーキャー言いながら、爪から毛を外したり、膨らんだしっぽをなでつけたり。ほらな、ケンカしてきてもアニキはおこられない。それどころか褒められてる感じ。防人だからか?

連れ合いなんて、
「よくやった、チャッチャ。この家の安全はキミにまかせたよ。」
なんて言ってる。おいらはケガして帰った時だけしかおこられなかったのに、この差。でもね、いつも言ってるけど、四つ足に嫉妬はないから、
「ふ~ん。」
てなもんさ。おいらもこの夏はアニキにまかせて、のんびり昼寝といくかね。
(つづく)

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おいらだって強かった。その時の話はリンクからどうぞだニャン。
「ストリートファイター」
「ストリートファイター パートⅡ」
「ストリートファイター パートⅢ」


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