シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0232■ネコトイレ

2007-03-09 | 猫の海外暮らし
夜はちょっと涼しくなってきたかな?だからよく寝られるんだ。
昼は相変らず暑いぜ~。だからやっぱりよく寝られるんだ。
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前においらたちのトイレの話をしたよな? もうちょっとその話をしよう。

ニュージーランドに来る前に住んでた香港じゃ、外に出られなかった。
エレベーターとかいう箱に入んないと外にも行けない、ヘンな家に住んでたんだ。
あの箱が恐ろしくてね~。思い出すだけでもゾッとするよ。

今の家は箱に入んなくても庭に出られるから、トイレはだいたい外だ。
でもアイツらが出かけたり寝たりすれば家でするしかない。ドアが閉まってるからね。

そんなときはトイレを使う。トイレは穴の開いた箱と開いてない箱が重なってできてる。

というか、ニュージーランドに来てからアイツがこうやって作り始めたんだ。
(穴の開いた箱に入って適当な場所にシャ~。アニキは何回も向きを変えたりするけど、おいらはどこでもいいんだ→)

上にある穴の開いた箱に入ってトイレをすると、オシッコは穴から穴のない箱に落ちる。
箱と箱の間にはアイツらがいつもジーっと見てる字がいっぱい書いてある紙、新聞っていうんだろ?それが敷いてあるからそこにしみてくんだ。
おいらはにとっちゃ、新聞はトイレってこと。
(終わったらよ~くにおいをかいで・・→)

ネコ砂は、上の穴の開いた箱に入ってるから、終わったらちょっとカリカリってやる。
オシッコは流れちゃってるから、砂はあんまり濡れない。
で、アイツは新聞を引っこ抜いて別のと取り替える。
(カリカリカリってやる。四つ足のたしなみだからね。えっ?意味ないって?まっ、そう言うなよな。においはするけどオシッコは新聞にしみてるから砂はそんなに汚れない→)

「いいアイデアだ!」
とアイツは思ってる。
(もう1回クンクン。またカリカリするときもあるけど・・・→)

二本足は鼻がワルいから新聞を取り替えて、濡れたネコ砂だけ捨ててれば、
「トイレはいつもきれい。」
って思ってる。砂をたくさん使わなくていいし、トイレも毎日は洗わなくいい、ってことらしい。

でも、四つ足は鼻がいいんだよ。二本足とはぜんぜん違う。
(きょうはもういいや。おいらもめんどうくさいしね。1回でもう出ちゃお→)

「トイレはくさい。毎日洗えよ。」
って思うけど、しょうがない。外に出られなきゃ家でするさ。雨が降ってるときは便利だしね。

香港にいたときは「固まる砂」ってのがあって、オシッコで濡れると砂がパッと固まってボールみたいになる。それをポンポン捨てるだけだった。でもニュージーランドの砂は固まらないんだ。だからこんなことを始めたみたいだぜ。

おいらは断然外がいい。だけど、ネコがいいアニキはそうでもないみたいなんだ。
外から血相変えて帰ってきて、トイレへ一直線。シャーっとやってすっきりしたら、また庭に走って戻り、見回りの続きをしてたりするぜ。

そんなときアイツは、
「チャッチャ~、なんでわざわざ帰ってくるのよぉ。外でしといでよ!」
って文句を言う。文句を言われたアニキは、かわいそうに、きょと~んとしてるぜ。
トイレでトイレしてなにがワルいんだよ。
勝手に用意して、ここでしろって言うくせに。まったく二本足はわかんないよな。
(つづく)

Vol.0225■アニキ、再びⅥ 

2007-02-09 | 猫の海外暮らし
子どもたちが学校へ行き始めた。やった!これで昼間のベッドはおいらのもの。
でもね、夜は一緒でもいいぜ。あったかいから。
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アイツらは焦ってた。
「どうしよう、せっかく飲んだのに。全部砂糖水、吐いちゃったわ。」

アニキは朝からなんにも喰ってないから、出たのは砂糖水だけだ。
ケットウチとかいのはぜんぜん変わってないんだろう。アニキの頭のテレビは真っ白だ。
どんどん白くなって、ホントにもうなんにも映らなくなりそうだ。

連れ合いはアニキをくるんだタオルをまた替えて、アイツは砂糖水をまた作り始めた。
子どもたちは黙って飯を喰ってる。もう寝る時間なんだ。
誰も床の掃除をしないから、においがどんどん強くなってきた。
病気のにおい。弱った四つ足のにおい。アニキはよくなってない。

「飲ませすぎたのね。今度はもっと濃くしてみたわ。量は少ないけど・・・」
「とにかく、少しずつゆっくりあげてみようよ。」
「あんまり飲み込んでないわよね?これも吐いたら・・・」
「あーぁ。脇からもれたのが固まって、毛が砂糖でガチガチだ。」
「どれぐらい飲んでるのかしら?もっとあげたらまた吐いちゃう?」

アニキはもう鳴かなかった。
いつも言ってるけど、おいらたち四つ足はきれい好きだ。アニキはもらしたり吐いたりするとき、必ず鳴いて知らせた。ほんとうはそうしたくないからね。自分でできるなら、絶対そういしたいさ。できないから鳴くんだ。

でも、もう鳴かない。
出るものがないのか、鳴く元気もないのか?どっちもか?
真っ黒のなんにも見えてない目を大きく開いたまま、じっとして物みたいに抱かれてる。
においもわかんないし、音も聞こえてないだろうな。いつもだったら音のする方に勝手にクルクル動く耳が止まったまんまだ。

砂糖水を飲まされるのだけは嫌みたいだけど、さっきほど嫌がらない。もう力が出ないんだろう。
「どうか吐きませんように。」
アイツが立ち上がった。全部飲ませたんだ。

子どもたちが順番に「おやすみなさい」を言いにきて寝に行った。
アイツはノロノロと床そうじ。アニキは連れ合いに抱かれたままだ。

おいらはそのへんをウロウロ。夜だし、こんなに大騒ぎだし、ソファーで寝るって感じじゃなかった。四つ足だからね、においには敏感なのさ。
特に誰かが弱ってるにおいには。

(寝てるみたいだけど起きてるさ。
アイツが大っ嫌いなカメラで狙ってるしね。
ギューっと目つぶってんだ→)

「おっ、動いた。降りてみるか、チャッチャ?」
連れ合いが聞いてる。タオルにくるまれてずっと見えなかったアニキが顔を出した。
(つづく)

Vol.0219■おいらと連れ合い

2007-01-19 | 猫の海外暮らし
最近のおいら、ずっと小さい子の部屋にいる。昼間はおいら1匹。夜は一緒に寝るんだ。
だから「ルームメイト」って呼ばれてるんだけど、なんだ?新しい名前か?
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連れ合いがおいらのブログを読んで、
「これじゃ、オレって、まるでワル者じゃないか~」
ってブツブツ言うときがある。でも、なんかウレシそうなんだ。アイツは、
「そう?」
としか言わない。

かと思うと、
「よく寝るよなぁ、ネコは。40のオレより絶対寝てるぜ、14歳のくせに。
ねっ?そう思わない?絶対寝てるよね?」
とアイツに聞いてる。

アイツが、
ぶははははははははは
と笑ってると、
「あっ、これ、ブログに載せていいからね。」
とか言ってる。
おいおい、これはおいらのブログだってば。なんで連れ合いが決めんだよ。
でもね、こいやってちゃんと載せたからよく読めよな。

「ピッピはかわいいねぇ。この通りで一番かわいいシロ猫だニャン。」
とか言って、珍しくおいらをナデナデ。アイツは、
「ひっどぉ~~い!どうしてこの通りだけなのよ?
この通りにはピッピしかシロ猫がいないじゃない!
「だから、一番!その通りだろ?」

「じゃ、チャッチャは?」
「えっ?チャッチャ? チャッチャは宇宙一かわいいトラ猫さ。」
「なんで、チャッチャだけ宇宙一なのよぉ。」
「自分だっていつも言ってるじゃないか!」(この話はコッチで)
「それは、ピッピもよ。2匹ともなの!」

「▽%○$X@+*%><・・・・¥!!!!」
「◇♯◎ヰ¥α≧÷△?β・・・・↑!!!!」
ゲラゲラ笑いながら、また言い合いだ。

連れ合いはアニキが好き。それでいいじゃないか。
おいら?もちろん、仲良くしてるぜ。どれぐらい仲良くしてるかっていうと、

これぐらい
一緒に昼寝してるとこ。

Vol.0218■おいらのブログとアニキの写真

2007-01-16 | 猫の海外暮らし
おいらもだけど、アイツだって写真が大っ嫌いなんだぜ。
だったら、こっそり撮るなよな~、せっかくいい気持ちで昼寝してんのに。
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おいらのブログ、アニキの写真がいっぱいだ。やっぱ、トラ猫は絵になるのかね?
ひがんでるかって?
意味わかんないけど、なにが聞きたいかわかるぜ。
だから、「ひがんでない」、さ。
おれたち四つ足にそんなものないのさ。おいらのブログったって、おいらは話すだけ。

それにおいらは写真が大っ嫌い。代わりにアニキが写ってくれるんだったら、それでいい。
アニキはおいらと違ってネコがいい。
アイツがご飯の入ったボールを持って追いかけてくれば、腹がいっぱいでも一口二口は喰う。
それでもひつこく追いかけてきたら、逃げる。
なんにも悪いことしてなくてもね。

アイツが注射を持ってくれば、立ち止まる。
ドアが開けば,出かける。
また開けば、帰ってくる。

カメラを向けられたら動かない。
名前を呼ばれればそっちを向く。

ハ~イ、パシャ!
で写真が撮れるってわけさ。

カメラを向けられたら、「あっち向いてホイ!」
名前を呼ばれたら、「こっち向いてホイ!」
のおいらとはぜんぜん違う。
だから、おいらのブログにアニキの写真がいっぱいでいいんだ。

それにおいらのブログったって、読んでる二本足がいるから続いてるんだ。いくらおいらだって、聞いてくれるヤツがいなけりゃ、こんなに長く話さないさ。四つ足どおしだったら、頭の中で交信できるから、二本足みたいにペラペラ話たりしないんだ。

だから、
ピントが合ってなくても
(おいらが高速でアニキを舐めてるとこ)







背中だけしか写ってなくても
(デカすぎるってことでカット)

これでいいんだ。(つづく)

Vol.0217■古くても新しくても

2007-01-12 | 猫の海外暮らし
きょうはスゴい雨。いつもの木の下で止むのを待ってたけど、どんどんひどくなった。
あんまりひどいと上からだけじゃなくて、下からも跳ねてくるんだよな。今日はそんな日。
もう出かけないで寝てよっと。
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新しい年になってずい分経った。
もうアイツらも誰かに「オメデト」なんて言わなくなった。子どもが学校に行かないくらいで、あとはいつもとおんなじだ。子どもはいつから学校へ行くんだ?

古い年でも新しい年でも、外はおんなじ。暑いか、雨が降ってるか。
ときどきクルマが通って、ときどき他の四つ足が歩いてく。子どもが通るときだけ声がデカい。
夜になれば寒いのもおんなじ。四つ足も二本足もみんなベッドに入ってグーグー寝るんだ。
もうおいらの見回りもテキトーさ。それよりあったかいとこで寝てる方がいい。
(これが古い年→)

ご飯もホントにおんなじ。
アニキのネコ缶、おいらのネコ缶。おいらの方がちょっと安いらしい。
アイツらは安いとウレシイんだ。だからおいらは「安上がり」なんだと。ときどきアジが出てくるのもおんなじ。

朝は朝ご飯。昼間はテキトーで、夜は夜ご飯。
「チャッチャ~~、チャッチャ~~」
って、ヘンな声を出しながら、ご飯の入ったボールを持ってアイツらがアニキの後をくっついて歩くのも一緒。アニキがしっかり喰ってくれないと糖尿病の注射が打てない。注射が打てないと出かけられないから、アイツらも一生けんめいさ。アニキは喰ったり喰わなかったり。これもおんなじ。

夜になると、ドアを開けて今度は外に向かって、
「ピッピィ~~、チャッチャ~~」
って、ヘンな声を出す。おいらたちが帰らないと、寝られないからな。おいらも外で寝たことがあったけどあれは辛かった。(あん時の話はコッチから)だから、ヘンな声を聞いたら帰るようにしてる。でも、ちょっと隣の家まで行ってたりすると、帰る前にガチャってドアが閉まっちまうんだ。
(これが新しい年→)

今度は別のドアから
「ピッピィ~~、チャッチャ~~」
って、ヘンな声を出してる。ヤレヤレと思ってそっちへ行くと、今度はそっちのドアもガチャ。
また違うドアから、
「ピッピィ~~、チャッチャ~~」
「おかしいわね。どこ行っちゃったのかしら。」
「困ったヤツらだニャン」

とか言ってる。

こうやっておいらたちは庭をグルグル。なかなか家に入れない。
アイツらも家の中をグルグル。なかなか寝られない。
これも、古い年でも新しい年でもいっしょなんだ。
(つづく)

Vol.0215■ペラペラの家 

2007-01-05 | 猫の海外暮らし
そういえば、ずっと出てたヘンな木がなくなったな。
外に行けば本物の木がいっぱいあんのに、なんであんなヘンなものを置いとくんだ?
おいらもアニキも、もうかじったりしないさ。どうせかじるなら本物の草のがいいよ。
かじってた頃の話はコッチから。
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連れ合いと子どもが帰ってきた。また3人で旅行に行ってたんだ。
今度は、キャンプとかいうとこに行ってた。
おいらたちを連れてくのどうのと、ガチャガチャ言ってたアレだ。

今度のはなんかヘンなんだ。おいらは知ってんぜ。
なにがヘンかっていうと、家を持ってたんだ、クルマに入れて。
こんなやつ!

庭にこんなペラペラの家を建てて3人でなんかやってたからな。
夜もこの家で寝たんだぜ!
あんなフカフカのベッドがあるのに、なにが楽しいんだか? おかげでおいらはアイツとグースカさ。連れ合いがいないとベッドが広い。文句はないさ。

でも、もっとヘンなのが、3人はときどき帰ってくる。小さい子どもも、大きい子どもも、連れ合いも、みんなだぜ。いっぺんに帰って来ないで1人ずつ来るからけっこううるさい。そのたんびにドアをガチャガチャさせるからな。なんで帰ってくるかっていうと、
トイレに来るのさ!

四つ足ならトイレは絶対外だぜ!
ここがおいらたちの家だってことを、勝手に庭をウロウロしてる連中に知らせとかないとね。雨なんか降ったら、すぐに行ってもう1回だぜ。
でも、外で寝るのはヤだよ。ベッドもご飯も水もないし、寒いしね。なんにもいいことなんかない。

ところがどうだい、二本足ときたら外で寝て、トイレだけは家だ。
まったくわかんないヤツらだよな。トイレも外でしてみろよ、気持ちいいぜ。

ベッドもご飯も水もなくて、あんなペラペラの家で寝るなんて、しかもそれを持ってキャンプまで行って寝てくるなんて、14年いっしょにいてもホント二本足のやるこたぁわかんないよ。

(←寝るならベッドさ!)
(つづく)

Vol.0214■新しい年

2007-01-01 | 猫の海外暮らし
知ってるぜ、2007年なんだってな。それって、ウレシイことなんだってな。
アイツは喜んでるぜ、家にひとりしかいないのに。
おいらは生きてるし元気だ。アニキも糖尿病の注射打ち打ち、元気だぜ。
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「ニャー」(お~い、なにやってんだよ~)
「ニャー」(水がちょっとしかないんだけど)
「ニャー」(他のヤツらはどこだよ~)
「ニャー」(いやに静かじゃないか、家ん中)
「ニャー」(あーぁ、なんかヒマだよな~)

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
アイツはずっとパソコンの前。普通、これぐらい鳴けば抱っこになって、少しはナデナデなんだけど。足元をウロウロしてるおいらの背中を、足でゴリゴリするくらい。
足じゃダメなんだ、手じゃないと。なんのために手がついてんだ?

「できたぁ!!!!!!!!!」
おいおい、なんだよ、いきなり飛び上がったりして、危ないじゃないか。踏むなよな。
「できた!できた!できた!できた!できた!で・き・たっ!さぁ、仕事も終わって今度は掃除よ!あと30分で年が明けちゃうからね、早くしなきゃ!

ブツブツ言いながら、アイツは自分たちのトイレにしゃがみこんでガタガタガタガタ。
次においらたちのトイレをゴトゴトゴトゴト。サ――――――っていっぱい砂入れてる。
今度は真っ暗な外にと飛び出してって、バケツの水を玄関の階段にこぼしてる。
そうそう、おいらさっきそのへんでちょっと吐いたんだっけ。毛玉が詰まっててね。

びしょびしょのそのへんをブラシでゴシゴシゴシゴシ。こんなに暗くて見えてんのか? 二本足はホントに目がワルいからな。あっ、毛玉がない。そうか見えてんのか。今度はキッチンだ。水をジャージャー出して洗ってる。洗うより舐めるほうが絶対きれいになるけど、おいらたちのご飯のボールはやっぱ洗ってあった方がいい。アイツら、絶対舐めないから。

あーぁ、けっきょくナデナデなしか。おいらはソファーで寝てるアニキの横に行って、前足にあごを乗っけてくっついた。アニキはよく寝てる。そのとき、突然アイツがやってきて、おいらとアニキを抱き上げた。おいおい、今度はなんだよ?

明けましておめでとう!ピッピとチャッチャ!!
2007年よ、新しい年よ。ピッピとチャッチャは2006年を全部生きたの、生き延びたのよ!すごいじゃな~い。2007年も全~部生きて、来年も、再来年も、ずーっとずーっといっしょにいようね!」

はぁ?2007年?新しい年?生き延びたぁ?
なんの話だ? ぐっすり寝てたアニキなんかボーっとしてるぞ。

そのとき、
ドドドドドドドォ――――ン
とすごい音がした。思わずおいらとアニキは首をすくめた。

知ってんぜ、これ。前にもこんなことがあった。こんな音がして空が明るくなって、アイツらは「おめでとう」とか言ってウレシイんだ。

そうか、またアレが来たのか。しかし、デカい音だな。アニキは迷惑そうにまた寝だした。アイツは外でドドドォ―――ンを観てる。
そうか、これが新しい年なのか。

(←今年もよろしくニャン)

Vol.0213■おいらのブログ1年

2006-12-22 | 猫の海外暮らし
「さぁ、打ち終わったからどこ行ってもいいよ。あの世以外は、ね。」
って言って、糖尿病の注射を打ち終わった連れ合いがアニキのためにドアを開けてる。
どこだよ、あの世って?
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おいらのブログが1年になったんだと。
去年の今頃、始めたんだと。
だから、おいらはまた1年生き延びたんだと。
ふ~ん。二本足はいつからとか、いつまでとか、ホント好きだよな。

(せっかく1年でもおいらの写真がないんだと。フン、ザマミロだ。ハレーションまくりだから、アニキでピントを合わせておいらは背景なんだと→)

で、アイツはウレシイらしい。
だからかどうか知らないけど、きょうはドーンとアジが出た。
し・か・も、ネコ缶と混ぜてないアジだぜ!
だからおいらもウレシイ。
喰ったぜ~、ハフハフと。糖尿病で注射を打たなきゃいけないアニキより先に喰ったぜ~。
1年だからな。
そういうことなんだろ?二本足には。

1年経っても、特にどうってこたぁない。ガンはなさそうだし、歯も3本残ってんぜ。
たっぷり喰って、散歩もしてるからますます白くって、写真を撮るとハレーションばっかりだ。
元気だとね、すっごく白くなるんだよ、おいら。トラ猫のアニキは色が濃くなる。
白っぽくなってアイツらが「ごま塩モード」っていうのになると、アニキはやばい。

今までずっと、
「世界一かわいいシロ猫」
ってアイツに呼ばれてきたけど、それが最近じゃ、
「宇宙一かわいいシロ猫」
になってきた。

「ウチュウイチってなんだ?」と思たら、それ以上がないってことらしい。
そりゃ、そうだ。おいらはおいら1匹で、2匹はいないんだから、なんだってウチュウイチさ。
アニキもウチュウイチのトラ猫で、
しょっちゅうご飯をもらいに来るタビはウチュウイチのクロ猫だ。

前の家の隣に住んでた暇なオブリもウチュウイチ、
ピョンピョン飛んでばっかで歩けなかったジャック
ウチュウイチ。
連れ合いも子どももアイツもみ~んなウチュウイチ。
(←ウチュウイチなんだからもっとナデナデしろニャン)

いいじゃないか、これで。
みんな一番だ!呑気に暮らそうぜ。
おいらのブログはまだまだ続くぜ。
(つづく)

Vol.0212■ペットか家族か

2006-12-18 | 猫の海外暮らし
最近のアイツはパソコンの前でカタカタやってばっかり。
連れ合いはキッチンでカタカタやってるけど。
おいらはアイツのひざでいつもよりいっぱいナデナデしてもらえるから、これでもいいんだ。
==============================

「いったいどっちなんだい? こういうことははっきりさせた方がいい。
ネコはペットなのか、家族なのか?
連れ合いが立ったまんまデカい声で言ってる。

パソコンをカタカタやりながら、アイツは相手をして聞く。
「ペットだったらどうなるの?」
「ペットだったら? 預けるのさ。ペットなんだから・・・」
と連れ合い。
「じゃ、家族だったら?」
「一緒に来てもらうさ、家族なんだから。」

ぶははははははははは
アイツが吹き出して笑ってる。
「ネコを連れて行くわけ?イヌじゃあるまいし。」
なんだ、なんだ?なんの話だ? おいらたちをどうするって?

話はこうだ。
連れ合いと子どもはキャンプっていうとこに行くらしい。でも、アイツは行かない。
おいらたちがいるからだ。
(家が一番だニャン→)

アニキに注射しなけりゃいけないし、ボールを持って追いかけ回して喰わせなきゃなんない。前に預けられてた検疫所じゃ、そんなことまではしないぜ、いくらなんでも。
まっ、おいらは自分で喰って、注射もいらないんだけどね。

連れ合いはアイツが行かないんで文句を言ってるんだ。
というか、おいらたちに文句を言ってるんだろうな、ペットか家族か、はっきりしろって。
知らないよ、勝手にそっちがさらって家に連れてきたくせに。
いつも言ってるけど、おいらたちには名前なんかどうでもいいのさ。

「家族をとるか?ペットをとるか?」
連れ合いがひつこく聞いてる。
「どっちもよ。家族もペットもどっちもとるわ。だからキャンプはあきらめるの。
まっ、3人で楽しんできてよ。」
「え~~~」
だってさ。(つづく)

Vol.0211■カメは万年

2006-12-10 | 猫の海外暮らし
連れ合いが帰ってきた。なんだ、けっこうすぐ帰って来たんだな。
でも最近のおいら、小さい子と寝てんだ。おいらが真ん中に寝て、小さい子は端っこで寝てる。
あったかいし、広いし、なかなかいいぜ。
==============================

いつも言ってるけど、連れ合いはおいらたちの毛が大っ嫌い。
「ネコは好きだけど、この毛だけはカンベンしてほしいよ。ねぇねぇ?夏だし、暑いし、
いっそ全~部の毛、剃ってみないか?一度でいいからやってみたいんだよね~♪」
と、パソコンをカタカタやってるアイツに連れ合いが言ってる。

アイツはパソコンの方に向いたまま、
「いいわよ。」
とあっさり。
「だけど、先に自分の体の毛を全~部剃ってからよ。頭も腋もどこもかしこも。それで毛がない気持ちがわかるでしょう? それでもやりたかったら、どーぞ。」
カタカタカタカタ・・・

「えーっ!」
ベッドに寝っ転がって文句を言う連れ合い。おいおい、おいらたちがいるんだけど。
「やだなー。ネコと同じベッドだなんて。」
まだ文句を言ってる。
「じゃ、買ってあげなさいよ、ネコ専用の。かわいそうじゃない、ベッドがないんだもの。」

(おいらたちの毛をどうしたいって?あー、ペロペロ。毛なんかパ~ラパラだ。しょうがないだろペロペロ。ネコ飼ってんだから、ペロペロ。→)

「えーっ!ソファーでいいじゃないか。ソファーで。」
「ソファーはベッドじゃないわ。」
そうだ、そうだ。夜はけっこう寒いんだ。たまにはアイツもいいこと言うじゃないか!

「あーぁ!」
連れ合いはわざとベッドでデッカく伸びをして、おいらたちを押す。アニキもおいらも連れ合いの手と足の間に動く。そんなに簡単には降りないぜ。こんなに広いのに、ちょっとぐらい、いいじゃないか!

「次、生まれ変わったらネコじゃなくて、カメ飼おう!」
「カメ?」
「そう。毛が落ちないし。飼うのも簡単そうだし。ネコは15年、カメは万年だ!

ひっど~~~~~い!!!!!
なんで15年なのよぉ!来年、ピッピとチャッチャは15歳よ!ペットが万年も生きたって、飼い主の方が先に死んじゃうんじゃ話にならないじゃない!」
「孫子の代まで見届けるのさ。」
「万年よ、孫子で足りるわけないでしょう?」
「家訓にして残すんだ。“代々このカメを大切にするように”ってね。」 
「バッカみたい!」

「▽%○$X@+*%><・・・・¥!!!!」
「◇♯◎ヰ¥α≧÷△?β・・・・↑!!!!」
ゲラゲラ笑いながら、言い合いだ。

長生きするよ、アイツら。
(つづく)

Vol.0209■夏になると

2006-11-30 | 猫の海外暮らし
アイツがおいらの話をココに書いたらしい。
おいおい、余計なこと言うなよな~。ホントのことだけど。
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ゴメンよ~。ずっと更新してないらしいな。
何度も見に来てくれてたら、ホントにゴメンよ。
わかってると思うけど、おいらはいつもどおりヒマなんだ。
ヒマだし、元気だ。
でも、アイツらは出たり入ったり。他の二本足が来ることもある。
なんだかバタバタやってんぜ。

あったかくなると、出かけるようになるのは四つ足だけじゃないんだ。
二本足だっておんなじだぜ。
小さい子は学校から帰ると、ボールを持ってすぐにどっか行っちまう。
天気だったらずーっと外だ。帰ってきたとき、クツはいてないときもある。
なっ? これも四つ足と一緒だ。はかなくていいなら、はくなよ、そんなもん。

いっつも出たり入ったりしてる連れ合いも、もっと忙しくなる。
出てったと思ったら帰ってきて、いきなり芝なんか刈ってる。
「ふーん。」
と思っておいらも庭をウロウロしてると、突然やめる。
で、全然違うカッコして、またどっかに行ったりするんだぜ。よくわかんないよな。

いつも家にいるアイツも、最近じゃよく外に出てる。
クルマに乗ってどっか行くときもあるけど、庭に座ってることも多い。草を取ってるんだ。取ってどうするかっていうと、捨てるんだ。それが好きらしい。じーっとしてどんどん取る。草は取っても取っても出てくる。だからまたじーっとして・・・
なにやってんのか、近所の四つ足まで見にくるくらい座ってんぜ。
でも庭は草だらけ。どうすんのかね?

学校がないときは4人でどっか行っちまうことも多いな。
そんなときは朝からガタガタやっててすぐわかる。
おいらたちの水
おいらたちのご飯
おいらたちのトイレ
アニキの注射
この4つさえあれば大丈夫だと思ってるらしい。やれやれ。

そりゃ、そうなんだけどさ、そんな日は外に出らんない。どんなにいい天気でも。
(やっぱ外がいいさぁ~。ちょっくら見回り。どっこらしょっと。→)
しょうがないから外のトイレも散歩もあきらめて、ひたすら寝るんだ。
寝てればそのうち帰ってくるからな。そしたらドアが開いて、外にも出られる!

ガチャ
とドアが開いて・・・
この続きはこの前の話に(つづく)だな・・・
(つづく)

Vol.0207■コピーキャット

2006-11-03 | 猫の海外暮らし
最近、夜になると外でボンボン花火をやってる。
ニュージーランドに来て最初にこれを聞いたときはビックリしたけど、今じゃ慣れっこさ。
ドンドンパチパチやっててもぐっすり寝られる。
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おいらとアニキはきょうだいで、一緒に生まれた。
ここにいる子どももきょうだいだけど、一緒に生まれたんじゃない。大きいほうが先に生まれて、ずっと大きくなってから小さいほうが生まれた。それでもきょうだいなんだと。

小さい子は大きい子の真似をする。おいらもそうだ。
「冒険家チャッチャ」って名前もあるくらい、アニキはいろんなところに行く。この家に引越して来たときもいなくなって大騒ぎ。おっと、この話はもうしたよな?

寝る場所もそうだ。いつもアニキが新しい場所を見つける。
通りかかったおいらが、「おっ?」と思って、一緒に寝る。狭いとこだとギューギューさ。どういうわけか、おいらはアニキが見つけた場所が好きになるんだ。
そのうち、おいらが乗っかって重いか、暑いかで、アニキはプイっとどっかに行っちまう。
後に残ったおいらは1匹でそこを独占だ!

(↑こんときも、アイツが子どものベッドをどうかしてるときにアニキがあったか~いとこを見つけた。後から行ったおいらはアニキの上で寝てたんだけど、やっぱ重かったみたいでこのあとアニキはどっか行っちまったんだ)

きょうもそうだった。
アイツらがベッドカバーを洗っちまったからその下にあった布団の上で寝てたんだけど、
なんか暑い。
気が付いたらアニキがピアノの下にいる。
そんなとこにいたことないのに。行ってみたら、ちょっとひんやりするのに下はカーペットでなかなかいい。周りに物も置いてあって、けっこうプライバシーもあるじゃないか!おいらも一緒にもぐりこんでグーグー寝てた。

「あれ?ネコは?」
出かけてた連れ合いがアイツに聞いてる。
「ピアノの下よ。」
出かけなかったアイツは、ちゃんと知ってる。アイツはいつもアニキがどれぐらい喰ったか、ケットウチが下がってないか見てるから、おいらたちの居場所は絶対知ってるんだ。

「こんなとこ見つけたのか?ここがいいのかニャン?どっちが先に寝だしたんだ?」
「チャッチャよ、もちろん。」
「またか!コピーキャットだな~、ピッピは。」

コピーキャット??
二本足は真似するやつをそう呼ぶんだと。
いいじゃないか、本物のキャットなんだから!

Vol.0206■春ネコ

2006-10-31 | 猫の海外暮らし
最近、雨が多い。雨が上がると、近所の四つ足もいっせいに出てくる。
みんなで鉢合わせ。でも、ケンカなんかしない。トイレや見回りで忙しいんだ。
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もうとっくに春だ。
暑いときは、おちおち外で寝てらんないくらい。目つぶっててもまぶしいぜ。
前に秋ネコの話をしたけど(「おいらとアニキの写真館」の5月を見てくれよな)、今のおいらたちは春ネコってとこだな。

春になるとどうなるかっていうと、
毛が抜ける。
これはスゴいぜ。ソファーでしばらく寝てて起き上がると、その辺真っ白。アイツが掃除機を持ってきてガーガー吸い取るくらいだ。
外によく出る。
寒くないし、他の四つ足も出てくるからつい気になって何回も行っちゃうんだ。トイレも外のほうが気持ちいいしね。

痩せる。
足とかほっそり。でも、丸顔のアニキは相変わらず顔が丸いぜ。そんでもって背中は、
「ぎゃー☆ 背骨がゴツゴツぅ!」
とアイツが心配するくらい、けっこう痩せてる。でもケットウチの問題さえなければ元気だ。
よく寝る。
外に出てないときはけっこう寝てる。寒いときみたいに家の中をウロウロすることがなくなったからかな? えっ?いつも寝てるって? それもそうなんだよな、トシだからか?

それなのに、最近のおいら、けっこう喰ってんだ。
春ネコが太ってどーする?
って感じなんだけど。
アニキへの「喰え喰え作戦」で、「寝まんま」 してるだろう?
(丸顔のアニキ。まずいよな、この「寝まんま」→)

目が覚めたときにご飯があると、つい喰っちまうのはおいらも同じ。
で、足はほっそりなのに、お腹は丸々・・・。

「一時は痩せて、走るとお腹の皮が左右にプラプラ揺れてたのにね~。最近、また揺れなくなっちゃったわ~。」
ってアイツに言われるまでもないんだ。だいたい、走んないし。もう掃除機かけ始めても、急に雨が降ってきても、雷が鳴っても、走って逃げたりしないぜ。
堂々としたもんさ!

えっ、それと太った春ネコとは話が違うって?
そうなんだよな~。どうすっかな?
連れ合いは「ピッピ隔離作戦」を考えてるらしいけど、おいらをどーすんだって?
(つづく)

Vol.0205■猫と夜なべ

2006-10-29 | 猫の海外暮らし
きょうは雨だった。
アイツだけじゃなくて、子どもたちまで家で布をチョキチョキ。
ホント、なにやってんだ?
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「シロ猫さんからお手紙ついた。トラ猫さんたら読まずに引っかいた。し~かたがないので、お手紙書~いた。さっきの手紙のご用事なぁに♪」

「トラ猫さんからお手紙ついた。シロ猫さんたら読まずにかじった。し~かたがないので、お手紙書~いた。さっきの手紙のご用事なぁに♪」

アイツがデカい声で歌を歌いながらリビングでなんかやってる。
夜は子どもが寝るとだいたいパソコンの前なのに、珍しいよな。
で、おいらは見に行った。

テーブルや椅子の上には布がいっぱい広がってる!
おおおぉ!目ざといアニキは椅子に置いたタオルの上でもう寝てっぞ。
ふ~ん。
なにやってんだかね?

どっこらしょ、どっこらしょと2回やって、テーブルの上に出た。
おおおぉ!スゴいぞ!ヒモや糸もいっぱいだ。
ちょんとつつくと、爪に引っかかってくるじゃないか。
こりゃ、いい。

「ダメ、ダメぇぇ、ピッピ!」
ほらな~、おいらたちが好きなことはアイツがキライなこと。ホントにうまくいかない。
「ニャー」(いいじゃないか、なにやったんだニャン?)
「縫い物よ。」
「ニャー」(・・・?)
「このヒモの端っこなら遊んでもいいわ。」
「ニャー」(これだけか?でもないよりましかぁ。)

ガジガジガジガジ・・・
とりあえず、前足で挟んでかじってみる。
うまくはないけどちょっとは面白いかな?
ガジガジガジガジ・・・
「やぁね~、よだれだらけじゃない。もう使えないわね、このヒモ。」

ちっ、そんないっぱい持ってて、ちょっとぐらいいいじゃないか。
まっ、パソコンよりヌイモノのほうが、おいらにはいいかな?
でっ、ホントなにやってんだ?
(←こんなものができたらしいけど、おいらたちには
カンケーなさそう。なんだこりゃ?)
(つづく)

Vol.0203■得意技

2006-10-20 | 猫の海外暮らし
きょうはアイツら、朝からみんなでどっか行ったんだ。
アニキはこの間、ケットウチが下がって大変なことになったばっかりだったから、行く前に2人で
「喰え!喰え!」
ってやってたぞ。ネコがいいアニキは必死で喰ってた。
ガンも大変だったけど、糖尿病も大変だな。
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この家に引越してきてからおいらとアニキには得意技ができた。
アニキが得意なのは、
窓越え。
子どもの部屋の窓からひょいっとサンデッキに降りて外に行くんだ。帰って来るときもおんなじ。デッキから窓枠に飛んで、ひらっと部屋に入る。

カッコいいよな。
椅子に上るのが精いっぱいのおいらにゃ、絶対ムリだ。
アイツらにドアを開けてもらわなくても出入りできるのはいいよな。おいらなんて、ドアのところでニャーニャー鳴いて、誰かを呼ばなきゃなんない。

ウトウト昼寝してるときでも、
タンッ
って音がすると、
「あっ、アニキ帰って来たな。」
ってすぐわかる。あの窓は1日中開けっ放しだからホントに便利なもんさ。

おいらの得意技?
体当たり。
今の家、ドアがいっぱいあんだけど押せば開くドアがけっこうあるんだ。それで自然に覚えた。
外に出たとき、ニャーニャー鳴いても誰も来ないときは、
ドンッ
ってやる。

けっこうデカい音がするから、ドアが開かなくても誰か飛んでくるぜ。
「なんだ~、ピッピかぁ。」
ってくやしそうな顔すんのはどいう意味だ? 
最近じゃ鳴かないで、いきなり、
ドンッ
ってのもけっこうあるかな? その方が早く中に入れるから。

(↑見えてんだったら開けろニャン!おいらだって見えてんだぜ。)

アニキと2匹で外に出たときも、体当たりするのはおいらの係。アニキはちょっと後で待ってんだ。ドアがガラスだから夜だと、白いおいらが前にいた方が良く見えるってこともある。二本足は暗くなるとホント目が見えないからな~。

最近じゃ、
「当たり屋」
って呼ばれてんだぜ。また、名前が増えちまったよ。
(つづく)