染付の技法には、骨描きと没骨(もっこつ)があります。骨描きとは、輪郭をゴスや鉄絵で線描きするこのです。それに対し、「没骨」は輪郭線を描かずに筆の勢いや面の濃淡を描いていく方法。
特に、広い面を塗る場合には、ダミ筆を使いダミの手法を使います。ここでは、鉛筆で下描きの線を描いた中にダミをさしたものです。粘土は上信楽粘土、焼成は酸化焼成(1250℃/19h30’)です。
①没骨描きあゆ皿(サクラ) 高1.1、25×10.5
②没骨描きあゆ皿(モクレン) 高1.1、25×10.5
③没骨描きあゆ皿(クレマチス) 高1.1、25×10.5
④没骨描きあゆ皿(ドングリ) 高1.1、25×10.5
ダミ(濃み)の濃淡の手法~ダミ筆にゴスを含ませた後、コップに用意しておいた水に筆先を付け、少し水を吸い上げてからダミをしています。