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🅼-45.病気にならない生き方(45)~「あとがき;エントロピーからシントロピーへ」2/2

2022-09-09 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

  「あとがき;エントロピーからシントロピーへ」の後半を要約します。



 本書の中で、「モチベーション」や「ハッピネス」が、健康に生きるためにどれほど大切な役割を果たしているか述べてきた。それは、精神が肉体の機能に働きかける力がとても大きいということである。現在の臓器別医学では、モチベーションのよう精神力が体に与える影響力は無視されがちである。このことは、人がより若々しく健康に生きるためには、不可欠なものである。

 もし、「もう錆びついたものを食べるのをやめよう」、「乳製品をとるのをやめよう」、「よい水をのもう」、「日々感謝しハッピーに生きよう」と思うのなら、その瞬間からあなたの肉体は、「破壊・崩壊」の流れを、「修復・再生・甦生」へと流れを変えることができるのである。次の瞬間からは、行動することでモチベーションをより強固なものにすることが必要である。いくら心で思っても、行動が伴わなければ、「決心したのに出来なかった」という罪悪感や未達成感がモチベーションやハッピネスを阻害することになる。大切なことは、正しい知識を得てもそれを行動でおこさなければ意味がないことに。

 1996年から使われた「生活習慣病」を機会あるごとに「自己管理血管病」と。すでに病気になった人には非常に厳しい言葉である。その人たちは、正しい知識を得られなかったために病気になったのだから、悪いのは社会や医師かもしれない。それでもあえてこの言葉を使うのは、自分できちんと管理すれば、未然に防ぐことできる病であることをしっかり認識してほしいからである。
 この本は、30万もの臨床例から学んだ「正しいこと」を書いたものである。健康を維持・向上させるのもその人自身の絶え間ない継続である。よい習慣の継続は、それがいかに小さいものでも大きな力になっていく。よいことを始めるのに遅すぎることはない。

 よい食事をし、よい習慣を身に付け、よい水を飲み、充分に休養をとり、適度に運動し、モチベーションを高め、ハッピネスに包まれと、最も喜んでくれるのはあなた自身の肉体である。体は、あなたがいかに不健康な生活をしていても、常に健康になろうと日々努力し続けてくれている。本書を読み、知識を実行に移し、その劇的な変化を一人でも多くの実感してしてくれることを期待している。

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