一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅼-48.空腹こそ最強のクスリ(2)~第1章の「❷一日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く」

2022-09-17 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第1章 ”「一日3食しっかり食べる」「空腹の時間を作る」 どちらが長寿と健康をもたらすか”「(2) 「一日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く」の「❷一日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く」を要約します。



 (2) 一日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く
❶ 一日3食では、内臓が十分休むことができない
 食べ物が胃の中に滞在する時間は、平均2~3時間。脂肪分の多いものだと、4~5時間程度。また、小腸は、5~8時間かけて分解して、水分と栄養分の8割を吸収し、大腸は小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけ吸収する。
 ところが、一日3食すると、朝食から昼食までの間隔は4~5時間、昼食から夕食までの間隔は6~7時間程度になり、前の食事で食べた物が、まだ小腸や大腸に残っている間に次の食べ物が運ばれてくることになる。しかも、年齢を重ねるにしたがって、消化液の分泌が悪くなり、胃腸の働きも鈍くなるので、消化に時間がかかるようになる。

❷ 胃が疲弊すると、肌や髪にも悪影響をもたらす
 胃腸が疲弊すると、体には様々な不調が現れる。①体に必要なビタミンやミネラル、微量元素不足に陥り、疲れやすくなったりだるくなったり、肌や髪のコンディションが悪くなる。②胸焼け、胃もたれ、食欲不振が起こりやすくなる。なお、これらの頻度が余りにも多い場合、長引く場合は、胃炎などの病気にかかってことも考えられるので、一度検査を受けてみること。

❸ 腸内環境の悪化が、全身にダメージを与える
 消化しきれなかった食べ物が。腸内に残ると、やがて腐敗し、アンモニアなどの有害物質を発生させる。腸の中には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌(=中間菌)がいる。健康な時は善玉菌が優勢だが、腸内環境が悪化すると悪玉菌が優勢になる。すると、腸の働きが鈍くなり、便秘や下痢などが起こりやすくなる。さらに、腸で発生した有毒物質は、血液に乗って全身にまわる。そのため、肌荒れや体臭がきつくなったり、時にはがんなどの病気が引き起こされる。
 また、腸には免疫機能も備わっている。腸の機能が衰え、腸内環境が悪化すると、免疫力が低下して風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなる、アレルギーがひどくなる、がんが発生する、といったことも起こりやすくなる。

❹ 「食事」が本当に始まるのは、食べ物を口にした後
 一日3食によって疲れるのは、肝臓も一緒である。肝臓の疲れは、胃腸以上である。肝臓は、体に入ってきた栄養を体内で必要なエネルギーに変えたり、余分なエネルギーを蓄えたり、アルコールやアンモニアなどの毒素を処理したり、脂肪の消化吸収を助けたり、胆汁を作ったりする。肝臓の機能が衰えると、体が疲れやすくなり、食欲が低下する他に、肝炎や脂肪肝、肝硬変、さらには肝臓がんなど、肝臓自体の病気や障害引き起こされたりする恐れがある。 

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