私の住んでいる旭川にも先住民が生活した痕跡をあちこちで
見ることができます。カタクリの花の咲く天気のいい日、神
居古潭地区にある 「神居古潭竪穴住居遺跡」 へ行きました。
見ることができます。カタクリの花の咲く天気のいい日、神
居古潭地区にある 「神居古潭竪穴住居遺跡」 へ行きました。
この遺跡は、北海道文化財百選の一つで、国道12号線の深川
市の近くにあり、縄文時代の先住民の竪穴住居跡(219基)を見
ることができます。久しぶりに立ち寄ることにしました。
立派な新しい表示板がありました。右の詳細は下に拡大。
関心のある方お読みください。
写真ではクボミは見ずらいですが、実際にははっきりわかります。
木に囲まれた所が、少しくぼんでいます。
住居跡から擦文土器などが発見されているとのことです。
ここにもあすこにもー、とたくさんあります。
この場所は、「チャシコツ」といい、アイヌ語で「砦跡」と訳されています。
河岸に面したもので、直径20mほどの半円形で、深さは50~70cmです。
川との比高は10mで、河岸段丘に位置しています。このチャシコツは、立
地場所、大きさ等から砦というより、他の用途で使われていたようです。
左のササやぶの所は整備されていない様子です。
クマザサの生い茂る中を歩いて行くと竪穴住居跡がありました。
その他にも、結構住居跡がありました。市で整備されている所は
ここまで。地形的にまだまだあったのでないかと思いました。
さらに進んで行くと、農地にするために開墾中でした。
土器などの一部でもないものか、と探しましたが見当たりません。
この辺りはすぐ川まで行ける場所です。
カムイリンクススキー場が見えます。
北海道のアイヌ人や先住民を含む考古学のことについては、
学生時代から興味・関心のあることでした。今回も改めてHPなど
で調べてみましたが、アイヌ人とこの竪穴住居の擦文人との関係
がよくわかっていなく、遺伝子からも別な人種とのことです。そ
れでは、8~12世紀に住んでいた後、どうなったのでしょうか?