旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

弁慶の引摺り鐘

2016年02月01日 | 旅 歴史
 滋賀県大津市園城寺町に三井寺(園城寺)があります。
 弁慶の引摺り鐘と呼ばれる梵鐘は三井寺の初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。昔、俵藤太秀郷が百足退治のお礼に龍神よりもらい受け三井寺に寄進したと伝えられる有名な鐘です。
 その後、比叡山にいた武蔵坊弁慶が奪って比叡山へ引摺り上げて撞いてみると 「イノー・イノー」(関西弁で帰りたい)と響いたので、弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといわれています。
 この鐘には弁慶が引摺ったという疵痕や破目などが残っています。この鐘は寺に変事があるときには、その前兆として不可思議な現象が生じ、鳴らなくなったりしたそうです。
 建武の争乱時には、略奪を恐れ鐘を地中にうめたところ、自ら鳴り響き、これによって足利尊氏軍が勝利を得たといわれるなど、まさに霊鐘というにふさわしい様々な不思議な事件をいまに伝えています。

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