虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

時代の風潮-何が変わりつつあるのか?

2011-09-27 10:04:12 | 社会
昨日、陸山会事件(?)-事件だかどうかも疑わしい-の判決がありました。
全員、禁固+執行猶予付きの有罪。

法律(農地法)を守ると、ほかの法律で起訴されたようなものですから、起訴した方も裁いた方も相当頭がいかれてると思います。
まぁ、詳しい内容は色々なブログで解説されているので、興味のある方はそちらをご覧あれ。

そもそも、小沢に関する事件と称されるものは政治的な弾圧であり、既成(寄生)利益集団が寄ってたかって罪に陥れようとしているだけですから、正義なんてそこには元々ありません。
そもそも、陸山会事件の起訴事由変更を認めた段階で、判決は”黒”と決まっていたのでしょう。

例えば、窃盗で起訴したけれど、証拠がないので道路交通法違反に起訴内容を変えたようなものです。
素人考えでも、同一裁判で、このようなことが許されるのか?と疑問に思います。
もし起訴されたら、永遠に起訴され続けるようなものです
また、裁判では起訴内容が道路交通法違反なのに、窃盗犯(例えですw)だと論告して、あたかも証拠のない事件をでっち上げるという陳腐な内容の裁判でした。

そのため、検察側調書の大部分が証拠として認められないという事態になり、小沢支持者を喜ばしたのですが、実際は裁判に都合の悪い調書をはずしたということだった訳です。
この判決は、”小沢事件でっち上げを指揮した関係検事が左遷されるか検事を辞める”という犠牲を払ったのだから、”理由はどうあれ、お前たちは有罪だ!”という、<検察=判事>によって”その代償を支払ってもらう”という報復判決だということでしょう。

だいたい、裁判所に正義があるなどと思っている貴方は相当お人好しです。
私も個人的に訴状などを裁判所に提出したことがありますが、まず、書記官=単なる事務員ですがwが言うには、司法書士か弁護士に頼めとのたまいます。
何故かといえば、同業者が儲かるように仕向けるわけです。将来、自分の食い扶持になるかも知れないからですね。

あるとき知り合いのおばーさんが、年金と生活保護を受けている通帳を差し押さえられました。親類の保証人になったためですが、私のところに相談にきました。
そんな馬鹿なことができるはずはない!と思い、調べたところ、やはり生活保護や年金などの差し押さえはできないことが分かり、早速、差し押さえを解除するために地裁へでかけのです。
で、地裁へ提出する申立書の見本をコピーしてくれるよう言いますと、”素人にそんなことができない!”とか”年金などが支出される前は差し押さえができる!”とかわけのわからないことを書記官が言い始める始末です。
要は、司法書士か弁護士に頼めと言いたいらしいのですが、私に言い負かされるので、”まぁまぁ書記官”がでてきて、給与の差し押さえに対する申立書をコピーしてくれました。
4~5日で差し押さえ解除の判決がでて、一件落着になったのですが、貧乏人には裁判所の敷居は非常に高いところです。
とても正義がまかり通る役所とは思えません。

原発の差し止め訴訟で、今まで差し止めが認められたことがあったでしょうか?
原発を推進した一端を担ってきたのが裁判所であり、今回の原発事故で裁判所はこれまでの判決に対して反省の声明を一言でもだしたでしょうか?
裁判官は”ヒラメ”と言われるそうですが、これは目が上についているという意味だそうです。
上を見て判決を出すということです。
そんなところに正義なんてあるわけがありません!
中には客観的な判断をする判事もいるのでしょうが、多分、少数で簡易裁判所へ回されるのが落ちです。
出世するためには、不当だろうが何だろうが、お上の目にかなった判決をだすのが常道なのです。

最近、古い本を整理して投げようと思い、40年以上前の本を読み返しています。
もう、すっかり内容は忘れていて、何か新鮮な気もします。
こんな文章を見つけましたw。

「いまでは官史は、公的強力と徴税権とをにぎって、社会の機関でありながら社会のうえに立っている。」(「家族、私有財産および国家の起源」(フリードリヒ・エンゲルス)

その通りですね。
中国の歴史をみても、官僚と宦官がのさばって、結局、国民の怨嗟(えんさ)の的となり国を滅ぼします。
エンゲルスはドイツ人ですが、ヨーロッパでもそうだということで、いつになっても、どこの国でも大差はないのだなとつくづく感じます。
現在のアメリカはステルス(目に見えないという意味)専制国家です。
非常に危険な方向に進んでいます。

そして、その支配下にあるのが我々の国、日本であり、”ヒラメ”たちの目はアメリカに向いています。

ようやく多くの日本市民が、そのことに気づき始めています。
それが唯一の希望かも知れません。

もう一つ、言葉を上げておきましょう。

「奴隷がまだ自我意識にめざめないかぎり、奴隷はいつでもじぶんの主人の頭でものを考える。」(「風俗の歴史 2」エードゥアルト・フックス)

よく、言い当てていますね。”主人”=アメリカと置き換えると、世の中のものごとがよく見えるようになります。

アラブ諸国で、庶民の革命(?)が起きていますが、これは民主的な政治を求める庶民の動きと、石油支配を求める欧米支配層の動き、イスラエルに対する潜在的な敵対政権を倒すという複層的な歴史の流れを表しています。

単純に、民主主義的な運動だと思ったら大間違いです。
何故、カダフィー政権に対してヨーロッパの軍隊が空爆するのでしょうか?
何故、反カダフィー政権側を応援して、内政干渉をするのでしょうか?
そこには、私たちが知らされない利権が渦巻いているのです。

第二次世界大戦後、植民地は独立を果たしましたが、その多くが独裁国家となりました。
日本は敗戦国となり、形式だけの民主主義国家となりましたが、支配の構造は先勝国アメリカがいまだに握っています。

戦後半世紀以上が過ぎ、アラブの独裁国家は民主化へと進み、日本の形式民主主義の仮面は剥(はが)がれ落ちつつあります。
そのような時代の流れが、いま、現在進行中であるということでしょう。
情報手段の革命が、世界のまやかしを暴(あば)きつつあります。

では、またお会いしましょう

一刀斎は、一切の原子力発電所の即時停止を支持します!



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