虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

低線量被ばくは健康に良い?

2011-06-22 09:36:59 | 社会
今日は曇り。昨日はで、今年一番の暑さでした。今日も温度は高そうですが、なんとなく湿った雰囲気の一日になりそうです。

昨日(21日)18時51分頃に地震がありました。ドンと一瞬、音と揺れがありましたが、それで終わり?
何かが家に落ちてきたか、自動車が軽くぶっかったのかと思い、外に出てみると、隣のおばーさんが外にいました。
「今、何かぶっかったような音がしましたよね?」と聞いたところ、「地震だったんだよ」と教えてくれました。
変わった地震です。

今日の地震ですが、22日の朝7時までに7回の微弱地震が東北の太平洋側でありました。何か機会をうかがっているかのように、振動を繰り返しています。

さて、今日のお題は、「ホルミシス効果」についてです。これは、低線量の放射線被ばくは健康によいという仮説なのですが、しょうもないこと言ってるなとは思っていました。しかし、では、何故、この仮説がおかしいのかについて考えていませんでした。
HPやブログをみると、結構、騙されている人がいますし、無能な医者が健康に良いという仮説があるなどと言ってますので、ハッキリさせておいた方がよいでしょう。

ホルミシス効果については、以下のHPをご覧になってください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%B9%E5%8A%B9%E6%9E%9C(「ホルミシス効果」)

自分の頭で普通に考えると、この仮説が愚か者の屁理屈だとわかるのですが、何せ、原子力推進側が大金をだして御用学者を抱え込み、権威付けるものですから、権威に弱い人や何も考えない人はコロっと騙されるわけです。

少し、論理的に放射線が細胞を傷つける方法を考えてみましょう。

まず、放射線が細胞に当たり、細胞を傷つける方法は2通りあるそうです。
1つは、放射線が直接細胞(DNAを含む)を傷つけるもの。刃物で細胞を切ったと考えるとよいでしょう。
2つ目は、「放射線が水分子を電離することによって生じた水酸化物イオンOH-が」細胞を傷つけるというもの。具体的なイメージが浮かびませんが・・・化学反応でしょうか?
細胞を傷つける方法では、2番目の<水酸化物イオンOH->の発生により細胞が傷つけられる方が多いそうです。
いずれにしろ、放射線は細胞を傷つけるということですね。

ここで「ホルミシス効果」というのは、ちょこっと細胞を傷つける(=低線量の放射線を照射する)と生体は活性化すると言っています。

実は、これは当たり前のことなんですね。
放射線でなくとも、例えば、体に傷がつくと、傷ついた細胞周辺は傷を治すために活性化します。もし、活性化しなければアウトです。傷は治らず、血も止まらず、貴方はわずかな傷で死亡するかも知れません。
人間に限らず、生物は防御・修復機能を備えていますから、障害が生じるとその部分、あるいは全体が、全力で防御・修復を行います。
このことは、貴方も理解できますね。
「ホルミシス効果」とは、この当然の生体反応を言ってるに過ぎません。
<効果>などという言葉で誤魔化していますが、当たり前の生体反応であり、効果でもなんでもありません!
傷ついた部分の修復過程だけを取り出すと、何か<効果>があるようにみえるのでしょうが、生体が傷をおった細胞を修復しようとせっせと働いている=活性化する=だけです。
ただ、それだけのこと。

もし、本当に「ホルミシス効果」があるというなら、そう主張している学者先生が、老化防止(の効果があるそうです)のために、せっせと低線量の放射線を浴び続けてくださいなw
それで老化しないというなら、美容整形にでも応用してください。多くの女性が喜ぶでしょう

体の修復過程については、私も素人なので、他の譬(たと)えで説明しましょう。

ある街に放火魔がいたとしましょう。気の小さい放火魔なので、大火になるほどの放火はしません。
ちょこっと放火して、火事だと騒ぎたてます。
すると、近所から人々が飛び出してきて、消火に努めます。バケツで水を運ぶ人、ホースで水をかける人、街の消防団がやってきて何やら人々をに指示をだしたりします。
野次馬も集まってきますね。
そうこうするうちに、消防車が到着して消火活動は一段落します。
そんな日が何日か続くと、人々は消火活動と防火活動になれはじめ、相当、組織的に行動できるようになります。
野次馬も噂を呼んで、多く集まるようになりました。
人出を見込んで、抜け目のない屋台のおやじが来たりもします。

そこへ、噂を聞いた高名な学者先生がやってきて、消火や防火に組織的に行動する住民、どんどん集まる野次馬の多さ、屋台まででてまるでお祭りのような様相をみて、こう言いました! 「これは放火効果」だとw
そして論文を発表しました。「小さな放火は経済を活性化させる効果がある」と。で、これを「ホウカシス効果」と名づけたそうです。

ヤレヤレ

まぁ、そんなわけで、いい加減な学者先生が世の中にはたくさんいます。

皆さんは騙されないように、充分注意してくださいね。

最後に、一刀斎は脱原発を支持します!

ということで、またお会いしましょう。








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