おがはまのつぶやき

ボケばばぁの独り言です。今後の老老介護ならぬ朗々介護目指し、
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80歳の目標

2010-07-11 06:27:39 | Weblog
この間の旅の帰り道に、品の良いお母さんとお話する機会がありました。電車の中で2人で向き合い、ゆっくりとおしゃべりを楽しみました。聞くことによりますと、お姉さんは連れ合いが亡くなって一人暮らしになりました。子供に恵まれませんでしたから、いざ老後となると大変です。マンションの財産を売って、完備されたホームにお世話になることになりました。自分が全部後始末をして、年に1.2度静岡まで会いに行くのだそうです。「お土産は何を喜ばれるんですか?」と聞きましたら、着る物だそうです。幾つになっても女なのだと改めて女を意識しました。とっても少女のように可愛い仕草をするものですから、「失礼ですが、お幾つですか?」「80」と手早く教えます。おしゃれで言葉が綺麗で仕草がその都度に可愛いいです。わたしは可愛いいと言う言葉は、程遠く縁遠い感じをしていましたから、????です。背筋もピッとして目もはっきりしています。『姉がね、「帰る所が無い、帰る家がないからとっても辛い」と泣いていたのよ、』理解して、納得してホームに入ったものの、お互い抱き合って泣いて悲しかったわ。でもね、帰りの楽しみは東京駅の大丸のお店で、歩くのが疲れるので、若い店員さんに「わたしに合いそうなの何点か持って来て」と頼んで、これを買ってきたの、いいでしょ?」生きるすべを上手にこなしているのでした。3泊4日はホテルだそうです。わたしも80歳で一人で子供たちのいる東京まで行きるかなと不安になりましたが、目標を持つことが大事だと思いました。そして言葉も綺麗に話す80歳でいようとひとつの道が開けた感じです。

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