胡蝶蘭

わが家に胡蝶蘭のあでたかな紫のお花を頂きました。疲れ果てたよれよれの老夫婦には勿体ないお花です。茶の間のどこに置いたら落ち着くか、オロオロ持ち歩いて探し、格好を想像しては可笑しくなります。昨日は勤労感謝の日でした。じいさまのアルバイトはお菓子の包装と後始末の掃除です。今日は店主から、お花と鯛のお刺身とカキの酢の物が届きました。奥様に先ただれて一人で切り盛りをしていて、心から感心と感謝の気持ちで、大好きなタバコを昨日届けてのお返しでした。気を遣わせてしまったようで申し訳なかったです。届けて頂いた時に、帰る手を引っ張って夕食を共にしました。美食家で食べ物には困りませんが、一人で食べるよりはと時々共にします。料理には自信はありませんが「滋養だからね」と野菜中心の食事です。お酒はコップ１杯と決めていて乱れることは１度もありません。時間も約１時間と決めてお茶２杯を美味しそうに飲んで帰ります。彼は８８歳で現役です。ぶれない人生が食事に表れていると感じました。本当に感心しきりです。胡蝶蘭のお蔭で少し若い気持ちになりました。