じいさまが中学校卒業すると、紳士服仕立ての住込み就業でした。周りが結核のお蔭で、20歳で職長になり、1日に1本縫ったと自慢の一つです。あれから63年過ぎました。思い出探りに6月は西荻窪、今度は阿佐ヶ谷です。この前は住んでいたアパートは見つかりません。きっとわからないと決めつけて歩きました。馬橋を見つけて、周りは落ち着いた上等の家ばかりでありませんでした。番地が違うのですが、馬橋で落ち着かせました。それから有楽町へ、地下鉄の乗り方を教えられて行きました。降りて方向を探すもオロオロ状態です。じいさまが好青年へ聞いています。言われるまままっすぐ行って左へ左へです。じいさまはパチンコの前で、トイレと言うので待っていました。「左だからこっちだよ」。頑固なじいさまは信じなくてオロオロです。そこへ先ほどの好青年が着いてきて「心配だから」と様子を見ていてくれたのです。有難く、感謝しました。「何ぼ買う?」。だんだん夕方に近づいて当たるわけがないと2束の夢を買いました。財団に寄付もしたことがないので、誰かの役にたつかもと心地良さがありました。幸せは自分が決めることと思っていますが、じいさまが母の運の良さを信じて買いました。さて、答えは、、、?。楽しみです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます