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New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

20日目、長崎・雲仙観光ホテル

2009-11-18 22:42:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 鹿児島から北上5時間、熊本港から島原港のフェリーを経て(つまり昨日の逆のコースを辿った訳です)雲仙へ。今日は昨年に引き続き「雲仙観光ホテル」でのディナーショー。

 演奏前には我々にもお客様と同じフルコースが振舞われた。
「生フォワグラとトリュフ」「ふぐと紅葉おろし」「鹿肉」「いくら」などの創作鮨が前菜、「トウフのイタリア風と葡萄生ハム巻き」「あわびとフランスの黒いキノコ」と続き「和牛ステーキ」。

 いや~、世界の味の集まるNYからのピアニストというので、本日のお料理も各国の極上品が材料です。シェフのアイデアに脱帽、満腹。ここで1階にある自然温泉に入ってしまったら演奏どころではありません。

 演奏のメニューも「男と女」「二人でお茶を」「恋の気分で」とストーリーを展開させ、「枯葉」でちょっぴり寂しくなって、それなら思いきって「イパネマの娘」を探しにブラジルへ、という按配にしました。

 演奏後にやっと温泉に浸り、これまた素敵なお部屋で熟睡しました。

 ホテルの方々からは前回に増してのVIP待遇、何とも嬉しい1日でした。


道中、「弥五郎伝説の里」にて


同じく「弥五郎伝説の里」


創作鮨の前菜は題して「SUSHIニューヨークスタイル2009」


ふたを取ると、漬物と食用花が


魚料理


肉料理とあわび


デザート


演奏前のひととき。プレスリーのネクタイに注目


演奏中


客席の様子


お世話になったホテルマン西さんと、このホテルを紹介くださった木下さん



19日目、鹿児島肝属・森小休

2009-11-17 22:19:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 朝9時に出発、島原港からフェリーに乗り1時間で熊本港へ、そこから高速で南下すること3時間、国道におりて雨が上がり2時間、だんだん家が少なくなり周囲には農家がチラホラするだけの鹿児島県肝付町・・・ここにジャズを聴かせる会場が???

 ドラムの伊藤宏樹が以前も訪れたことがあり「こんな感じだった」と言うので、不安ながらもカーナビに従う。ナビが導いてくれた先は「森小休」。

 素晴らしい!ここにこんな立派で新しい大きな建物があった!新築1年目の有機野菜、豚肉を提供するレストランとホテルが。

 部屋も素敵で、ピアノのある食堂には、オーナーえいこさんのお声かけでたくさんの方がいらしてくださった。

 地野菜が美味しい!!柔らかく煮込まれた肉!!ジャズ好きの方々!思いがけない地域に、思いがけない嬉しさが待っていてくれた。

 3人、全力投球の演奏。お客様に喜んでもらえて嬉しい。えいこさんが最後に2曲歌を披露。

 あさってから東京は上野で、有機食品の大きなイベントを主催するという彼女は事業だけでなく、歌もなかなかのものであった。



フェリーにて


玄関にて


森小休の外観


新鮮な洋野菜とやわらかい豚肉


部屋とちゃぶ台


いつも冷静ニコニコのスマイリー池田こと、池田聡も熱演


エレピも活躍


えいこさん登場


18日目、長崎・水辺の公園レストラン

2009-11-16 22:05:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 今年で4回目の演奏となる長崎、ガラス張りの「水辺の公園レストラン」はグランドピアノのあるおしゃれなカフェである。

 尾上さんをリーダーとする実行委員会の皆さんが毎年、前年を上回る内容と動員をモットーに尽力してくださる。毎回、雨模様なのに確実にお客様が増加しているのが判る。今日も昼85名、夜98名のお客様で満員となる。

 今日からはヤマハのキーボードも使って、音色などに変化を加えてみる。

 実行委員の皆さんと、手作りの五目寿司を含めたお料理で打ち上げ。今年も皆さん楽しんでくださって、来年への期待も感じられた。うれしい限りである。こちらは演奏でお答えするしかない、と身も引き締まる思いを強くした。



昼間のステージと客席の様子


昼の演奏風景


店の入り口で


夜の客席


夜の演奏



17日目、九州へ出発

2009-11-15 21:59:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 昨日泊まった深谷から浜松町までは、途中から京浜東北の快速があるので案外近い。
横田マネージャーと今日からドラムを務める伊藤宏樹の二人は昼過ぎに先発して北九州へ行き、東京からフェリーに乗せたワゴン車を引き取って長崎まで3時間、車を走らせる。

 私とベースの池田聡は夕方の便で長崎に直行する。長崎空港で落ち合ったのは夜の9時、東京より寒いので一同驚く。


これがツアー車
「KUNI MIKAMI JAPAN TOUR」のポスターは目印にもなる

16日目、深谷・エッグファーム

2009-11-14 21:45:00 | 2009年秋のジャパンツアー
 昨年も演奏したエッグ・ファーム・ホールは養鶏場の中にある木造のとてもモダンなコンサート・ホールで、佐藤允彦氏や山下洋輔氏などのベテランも演奏している。

 「古いんです・・」とオーナーが言われるスタンウェイのフルコン、日本でも指折りの名器であるように思う。会場の音響設計のおかげもあるのだろうが実に美音のピアノなのだ。

 今日のベースは池田潔さん、低音がお腹に響く重厚な演奏、演奏前には短いリハしか出来なかったのに見事であった。

 そして数日前まで一緒に旅をしていた有明さん、久しぶりのパーカッション小松さん、この二人は今年の春にも一緒にツアーをしたメンバーである。

 昨年に引き続き2回目なので、前回のトリオとは違ったヴァイブとの組み合わせを楽しんで頂けたように思う。

 帰りにはメンバー全員に珍しい双子の卵をおみやげに一袋ずつ頂いた。



スタインウェイのフルコン


うれしくてずっとリハしてます


窓の外はこのような風景が広がっている


演奏中