毎日新聞 2014年04月05日 東京朝刊
イスラム過激派ボコ・ハラムのテロ攻撃と治安当局による過激派掃討作戦が激化する西アフリカ・ナイジェリア北東部で、今年1~3月の間に1500人以上が死亡したことが31日、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)の調べで分かった。半数以上は民間人と見られ、治安は悪化の一途をたどっている。
ボコ・ハラムは2002年にナイジェリア北部マイドゥグリで結成された過激派で、名称は現地語で「西洋の教育は罪」の意味。ナイジェリア全域にシャリア(イスラム法)を導入することを目指し、政府やキリスト教会へのテロを行ってきた。国際テロ組織アルカイダなど他の地域のイスラム過激派との連携も指摘されている。【ヨハネスブルク】
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