大月市立大月東小学校

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友逹が泣いている

2020-01-24 20:37:37 | 日記

週明けからの天候の崩れが少し心配です。

さて昨日は、4校時に4年生の道徳の時間にお邪魔しました。

今日の学習は「友達が泣いている」というタイトルでした。

 

~ふざけ半分で友だちのA君をからかい、頭を叩いてしまったB君。

普段から言い返したり怒ったりしないA君は、困って泣いてしまいます。

それを見ていたクラスの仲間の反応はそれぞれです。

さあ、そんなクラスの仲間に、あなたならどうアドバイスをしますか?~

 

授業の前半、意見を正しいか正しくないかで分けてみます。

でも中には判断が迷う意見が出てきます。経験豊かな高松先生は、

単に2択にならず、子どもたちにグループで考えさせます。

キーワードである「考え議論する道徳」の神髄です。

 

 「俺だけじゃない」「笑っちゃう子」「見ていないから」「怖くて言えない」

そんな意見に対して、じっくり考え、そして話し合います。

「同じクラスなんだから、心配してあげた方がいいよ。」

「もし逆の立場ならどう感じるのかな。」

「怖くて勇気が出ないことは誰でもあるよ。でも~」

「友だちなら、伝えようよ。」

 

とかく本音と建て前と言いますが、子どもたちはまっすぐに教材に向き合い、

自分たちのこととして真剣に考えている様子が印象的でした。

ご覧のように、ワークシートには、考えがびっしり書いてあります。

答えは1つじゃない。感じ方もそれぞれ。でも友達の意見や考えを

聞き、自分のものと相対峙することで、考えはさらに深まります。

全体感想の中にこんな意見もありました。

「何をされても怒らないのは、優しい証拠だから・・・。」

B君の立場や、クラスの仲間の視点ではなく、

A君の心情に思いを寄せた内容に、ハッとしました。

 

「困っている、悲しんでいる友だちの思いに寄り添う=優しさ」

なんですね。うーむ・・・。

 

<日々雑感> 「今日は何の日?」

「国際教育デー」です。これは、平和と発展のための教育の役割をたたえて、

2018年12月、国連総会で制定されました。

「SDGs(エスディジーズ)」聞いたことありますか?

「持続可能な開発目標」と訳されますが、

平和と地球環境を守る17の目標が掲げられています。

貧困、飢餓、安全な水、エネルギーなどなど。

でもこれもきっと、隣の友だちを思うことから始まるのだと思います。

 

 


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