Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

面白いけど大変です、英語手話!

2021-05-27 | 大学・仕事

手話の授業が始まっていますけど、
教授が聾唖の方。
しかもアシスタントとか無し。
で、ズーム授業。
授業中は教授も生徒全員も「ミュート」の環境で、
質問があるときも、
生徒同士何か尋ねるときも、
手話かチャットのみです。

いきなし、手話かっ飛ばし授業で、
「あかん…。失敗した…。」
と初日にショックを受けましたが、
予習復習と練習で、なんとか持ち直しました。

ズーム授業のすぐ近くで、
旦那が様子伺っていて(旦那も仕事中なんですけど)、
なんか、非常にやり難い…。
どっか行けばいいのに…と思いながら授業を受けています。

アメリカの聾唖の世界って面白いんですよ。
日本と全然違うんだよね。
とにかく、詳細な説明を好む。

先ず、彼らは自分たちのことを障害者とは思っていない。
聾唖であることに誇りを持っているし、
性格の悪いのは、状況に応じて障害者として振舞ったり、
健常者として振舞ったり。

何世代にも渡って聾唖が続いてきた、
家柄の良い人たちのことを「エリート」と呼んでいて、
聾唖者の中にしっかり派閥がある。

先ず、エリート聾唖は絶対に手話をする。
そして、口パクを全くしないか、控えめ。
補聴器に頼らない。
学歴も大卒か、それ以上。

大きく口パクをしながら手話をする人たちのことを、
「下品」といって馬鹿にしたりもする。
(手話で会話しているのだから、
声も出ないのに口をパクパク動かす必要はない。という考え)

男子ならイケメン、
女子なら可愛い子が結構多い。

ワシントンDCにある私立のギャローデット大学が有名で、
私立だけど、国から補助金を多額に受けているので、
奨学金とか充実している様子。

どうやら私の教授も、
この大学の卒業生。

Netflix で「Deaf U」っていうのが見れるんですが、
これ、ギャローデット大学のドキュメンタリーみたいな感じで、
これ見たら、アメリカの聾唖の若者がどんな感じか垣間見れるよって、
旦那が教えてくれました。
「ロクでもなしばっかで、途中で見る気が失せた。」って旦那。
(なんで旦那が知ってんだ?)

私の大学で学ぶ手話は、
「エリート」に対応できる英語手話なので、
口パク無しです。
これがねぇ、勝手に動くんですわ、口が…。

習う者からすると、耳から入って来る音と、
手の動きで覚えていくほうが、
覚えやすいんだけどね。

アメリカ英語手話は
手話の共通語になろうとしていると以前書きましたが、
エルサレムにも、アメリカ英語手話の学校があるそうです。

聾唖の人って、どういう仕事に就くんだろう?と疑問に思っていたんですが、
IT関連が好きで、得意な人が多いそうです。

思うんだけど、
ベイビーサインってあるじゃないですか?
赤ちゃんとジェスチャーや手話で意思疎通を図る育児法。

私は興味なかったのでスルーしましたけど、
アメリカ英語手話の簡単なのを、そのまま教えているみたいで、
将来手話を習うときに役にも立つかもなぁと
そんなことを思ったりします。

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