Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

デモンストレーションと、習わせる意味

2014-06-01 | 空手教室


この時期、近所で大きなフェスティバルが催される。
(丸く囲んだのが息子。)
息子の通う空手道場は、フェスティバルの開会パレードに参加し、
その後デモンストレーションを行う。


パレードは、この方達の後に続く・・・


こんな感じ。

ここで習得した型と、
1年前に日本の道場で習った型も含め、
5~9歳の部代表として、
ソロで実演をすることに決まっていた。

前日は家で猛練習・・・(普段からしとけっ!)


当日も皆で型を合わせるため、
早朝から合同練習。

体育祭か!と、ツッコミたくなるようなノリ。

旦那、カメラ担当を頼まれる。
私、ビデオ担当と頼まれる。
忙しいよ・・・(汗)。



大勢の人たちが取り囲んで見守る中、
ちゃんと出来て、拍手喝采を受けた息子。

 
デモが終わると、
ダ~ッと一番に私に駆け寄ってハグを求めるあたりが、
まだまだ子供で可愛いなと思う。

また一つ達成感味わった息子。
また、道場生との絆が深まった。


大好きな黒帯のお姉ちゃん(中学生)とずっと一緒。
彼女がこの道場生達を引っ張っていっているようなもの。


このお兄ちゃん(中学生)も、いつも息子の面倒を見てくれる。
我が家にアダプト(養子縁組)して欲しいと言う変わった子。

私:「緊張した?」と聞くと、
息子:「ぜんぜん。
(気温も)暑いし、マットも熱いし、さっさと終えたかった・・・。」

その後のフェスティバル中も、
「空手をやってたの、見た!」と、いろんな人に声をかけられて、
鬱陶しいような、照れ臭いような表情をする息子。

実はこの道場、
只今ドキュメンタリー映画撮影の真っ最中。

ティーンエイジャーの道場生の中には、
かなり本気で社会のことを考え
空手(武道)を習っている子もいて、
話を聞いてみて、偉いなと思った。
治安のこと、宗教絡みのイジメのこと、人種絡みのイジメのこと、
イジメで自殺するティーンエイジャーが増えていることなど。(こっちのイジメって壮絶よ。)
そういうのを無くしたいと、
そういう目に合っている子を救いたいと、
本気で社会へ立ち向かおうとしている子が沢山いて驚いた。

息子も、出演を頼まれたんだけど、
あの子自身が「空手を習う目的」って見い出せてないから、
邪魔になると思って断った。
空手(武道なら何でもいい)に関しては、
息子の意志は関係なく、
反復練習への忍耐力、社会の上下関係、我慢強さなどを習わせるために、
我が家では必須ということにしているから、半強制的。
これらが学校で習得できるのならいいのだけど、
NYの学校で習得できる可能性は皆無。

もし嫌なら、嫌な原因を探って、
親の努力で好きに変えられるのであれば変える。
どうしても「空手」を止めるときは、
何か他の武道に変えることになり、
武道を止めさせることはないと思う。


我が家にとって「空手(武道)」はそういうスタンス。
だから、ダラダラといい加減な気持ちで習う姿勢そのものを許さないし、
親も一生懸命取り組む。

肉体的に強くなることは、あまり考えていない。
とに角、精神面。
将来、もし大切な人が危険な目に遭うようなことがあったら、
助けてあげられるような男であって欲しいとは思うけど・・・。


試しに息子に、
「あんた、何で空手習ってんの?
あんたにとって、空手ってな~に?」
と聞いてみると、

息子:「僕の中のジャパニーズ・スピリット(日本人魂)を呼び起こすためよ~♪」

と、ヘラヘラ~と笑いながら、
本気か冗談かわかんないことを言ってた。
やっぱり出演させなくて正解だった・・・(汗)。

だけど息子にとっては、
そんな冗談みたいな理由で十分だと思ってる。
空手を習うときは、本当に「日本人魂」を感じているのかもしれないし、
こんな日本人のいないエリアに住みながら、
彼自身、そう感じるときが得られるのであれば、
私はそれで十分だと思う。

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