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Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

女を立てるという考え方

2022-10-21 | アメリカならでは

先日、診察室に入ったら、
助手と非常識めな患者(50代男性)が
何やら冗談&本気を言い合っていたので、
その患者のカルテを読み返しながら、横で話を聞いていたのですが、

患者:「料理と家事ができる女、どこかにいねぇ~かな~?
料理と家事さえちゃんと出来ればいいのに、
ロクに出来る女がいねぇ~んだよ!
あんた、結婚してんの?」

助手:「女は男の奴隷じゃないんだよ!
そんな考えだから、一生独身なんだよ!」

患者:「女は男に尽くしてなんぼだろうが!」

助手:「女は男なんかいなくっても生きていけんだよ。
男は女がいなきゃ何にもできない。
あんただって、女から生まれてきて、
女から免疫もらって命を繋いできてんだよ。
女があってこの世が成り立つくらいの有難さを持って生きなさいよ!
男はね、女に愛されて、女に大事にされて、
初めて存在に意味を持つの。
女に大事にされもしない男なんて、
何の価値もないんだよ!」

患者:「ねぇ、ユウコは結婚してんの?」

助手:「あんた、ユウコの前でそんなこと言ってごらん、
舌を八つ裂きにされるよ。
ユウコはね、旦那に夕飯作らせて(たまに)、
旦那に送迎させて(たまに)、
旦那に前菜を職場まで持ってこさせて(たまに)、
そうやって旦那を奴隷のようにコキ使ってる人なんだから。」

私:「で、今日は舌を八つ裂きにして欲しいんですか?
それとも、歯をグラグラにゆるめて欲しいんですか?」

と、診察をスタートしました。

離婚したばかりの助手なんですが、
彼女の言葉がずっと頭を駆け巡っていて、
ほんとだよな、
周りを見ても、
女は男がいなくても幸せに生きて行けてるけど、
男は女がいないとみすぼらしくなってる。

南米系と中国系の友人夫婦は、
付き合ってる頃から男のほうが、
「何言われても、彼女が正しい。
間違っているのはいつも男。
頼りないのはいつも男。
何もできないのはいつも男。
要領が悪いのも、いつも男。
何言われても、ハイ、ハイ、その通りです。
っていけば、全てが円満に収まるんだ。」
と言っていて、
確かにずっと夫婦仲円満。
そういう考えを、自ら習得したのであれば、彼らは本当の天才だと思うし、
そう母親に教わったのであれば、とても出来た母親だなと思った。

女を立てるという考え方を持っている男のほうが、
結局女に可愛がられて、大事にされて、
幸せに生きて行けるのかもしれないなぁと思った。

年収が億を超えて、悠々と暮らせるのであれば別だけど、
男と同じだけ勉強して、妊娠して、死ぬ思いして子供産んで、
家事して、育児して、結局旦那と同じくらいの年収稼ぐのであれば、
おめえって何なん?
となって当然。

少なくとも、妻の3~5倍の年収があって初めて、
少し偉そうに振舞われても、まあ泳がせておくか…。と思えるけど、
そうじゃなかったら、
「どの口が言っとんじゃ?!」
ということになる。

国際結婚の場合は、自分の国とも、親とも離れ、
異国の文化や生活に慣れ、言語を習得して、
という大きな犠牲と努力が伴うから尚更だと思う。

誰のためにこれだけの犠牲をするのか、
よ~~~く覚えておけ!
と、結婚前に言うべき。

まっ、ともあれ、
息子にはしっかり言い聞かせないといけないな…。と思ったわけさっ。

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