9月から入学する息子の学校の説明会および,見学に行って来ました.
説明を聞きに行くだけなのに,緊張して頻尿になってた私です….ダメなのよねぇ,こういうの…(意外と気が小さい).まるで自分が進学するみたい….
よく考えたら,アメリカで小中学校の見学はしたことがなかったので,自分の中で比較の対象がなく,まだピンとこない部分もあるのですが,それでも設備は綺麗で素晴らしいものでした.旦那のほうが「NYでこの設備!」と興奮気味….夕方からだったため実際通っている生徒達を見ていないので,こっそり下校時間に様子を窺おうとは思っています.活き活きした顔をしているか,楽しそうかは,子供を見たほうが明確だと思うから.
中学までの一貫校なので,有名高校への進学率などが資料になって配布されました.まだうちの息子3歳なのにね,もう高校進学の話だなんて,変な感じ….
理数科教育を重視した学校なのですが,芸術にも相当力を入れています.アートの授業は専任の先生+Lincoln Center Instituteの芸術家や専門家から学ぶようです.芸術鑑賞ができるオーディトリアムもコンサートホールもあり,田舎に引っ込んで芸術鑑賞から遠退いてしまったことを残念に思っていたのが,ぐっと身近なものになりました.生徒全員に朝食・おやつ・昼食付き.プリK(年中)は汚れる授業が多いので適応外ということですが制服です.サイエンスラボあり,ダンスルームあり,プールあり,ジム(体育館)あり,トラック(運動場)あり,中庭に独自のプレイグラウンドあり,それで授業料は払う必要がありません.そんな環境が10年間.
日本人の先生もおられます.
追々,校内で写真を撮る機会もあるだろうから,許容範囲内で載せていきますね(どこまでOKなのか,まだよくわからないので).写真1
プリK(年中)はというと,子供サイズの綺麗な専用トイレが室内にあるので,大きい子と合致あうことなし,お部屋にコンピューターが3台.生きたてんとう虫をうじゃうじゃ飼育中で,青虫も飼っていてサナギから蝶々への成長を観察しているようでした.日本の体育館を思わせるジムはバスケットコートが2つあり週1~2日ある体育では体を思いっきり動かします.ランチの後は毎日中庭プレイグラウンドで遊ぶ時間.毎週訪れる校内の図書室では,司書による絵本の読み聞かせ.週1日は芸術の日.で,宿題はなし!そんな感じかな.
誰にでも話し掛けて自己紹介する息子は,早速お友達を2人作って,オーディトリアムを走り回って遊んでました.「帰りたくない~」「この学校好き~!」と言ってたから,うん,良かった….
「理数科教育の学校」というと「んっ??」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが,NYは(アメリカはと言っていいものかわからないので…),数学,科学,工学の3つはあらゆる分野に繋がる重要な柱と考えられていて,他の教科はもちろん手を抜くことなく学ぶものの,幼い頃からこの3つを重視する教育の仕方がよく見られます.校内に飾られていた生徒達のアート作品は幾何学模様のタペストリーだったり,材木や紙で作った立体的な作品で壁の一部になっていて建築物のようだったりで,アートの中に科学や工学が垣間見れる作品ばかりでした.
ここの中学校を卒業すれば,学歴なくても生きていける知恵と技術が学べるんじゃないかしら?と思ってしまうほど.
校舎に入ると全体を日本応援の折り鶴と文字で,すだれのようなものも作っていました.
それにしてもアメリカの学校(幼稚園や小学校)ってスケールが違うのねぇ!!いいなぁ,こんなところで勉強できるんだねぇ.私も子供に戻って通いたい!アカデミックでダイナミックな場所に行くと,「高まる~~~!!!」となる私なので,幼いときからこんな環境で学校生活が送れるなんて,正直息子が羨ましいです.
私が望んでいた以上の内容,私の力では子供にしてやれないことばかり.これで漸く,子供の学校探しも一段落.長かったよ…(汗).
もちろん,他にも素晴らしい学校は沢山あるだろうけれど,我が家に一番合っている学校が与えられたんじゃないかと思います.なんていうんだろう…,重視することや,勉強させることはバシッとさせるけど,大して必要のないことはスパッと削除して,子供達を自由にしているようなサバサバした校風です.試験や宿題も必要な時期になったらきっちりさせるけれど,幼い時期は全く無しですね.変なストレスやプレッシャーもありません.
あとは,息子に家でしてやれることをしっかりしてやることと,これから10年間もお世話になる学校だから,ちょっとはお役に立てるように学校のボランティアやPTA活動に積極的に参加するようにしようと思います.
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