第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

過去との邂逅(最後の一行改定しました)

2005-05-09 22:16:48 | Weblog
自分は昨年、努力していなかった。
昨年そんな自分を見ながら、僕は自嘲気味にこう語った。
「高3の時のおれが今のおれを見たら、まず殴りかかってくるだろうな。」
高3の時の僕は、今よりもずっととげがあった。時に人を傷つけたりもした。
でも、そのぶんインチキな人間ではなかった。
今の僕はインチキである。

舞台変わって。

HK君の家に泊まった。
夜ゆっくりとHK君の専門の話を聞いた。
彼は、自分にぴたりと合った専門を見つけたようで、
きらきらしていた。
そして、専門の話自体も興味深かった。示唆に富んでいた。

翌日の朝。
H君の家にあった、ある本を手にした。
そこには、僕が高3の時に書いた言葉があった。

「人生で一番な大切なもの   絶え間ない努力」

、、、。

そんなことを書いていたのか、、、。
リアルに忘れていた。

その日の夕方。
母校の運動会の閉会式。
闇が深まり、グラウンドは暗かった。
そんな中、桟敷の一部の中学生・高校生達が、携帯のライトやペンライトを手に手に持って、
閃めかせて、
右へ左へと大きく動かしていた。
蛍の光のようであった。
そうして幻想的であった。

僕が高校生だった時、そんな洒落たことした人はいなかった。

時代の変遷を感じた。
さらに、その光が僕に対して、
「もうここはあなたが帰ってくる場所じゃない。はやく、前に進みなさい。」
と言っていた。

舞台変わって、さらに翌日。

僕は、自分の通う学校ではない、ある学校にいた。
そこで、自分の興味のある分野を必死で模索していた。
自分の学校ではないから、居心地は悪かった。

でも高3の僕がこう、耳元で叫ぶ
「自分の言葉を守れないんだったら、お前なんか、さっさとやめちまえ!」