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医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

捜査の行方注視、自民 公明

2015-05-04 14:54:01 | 歯科
関係議員に説明要求

共同通信社 2015年5月1日(金) 配信

 東京地検特捜部が30日、政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」を政治資金規正法違反容疑で家宅捜索した事件をめぐり、自民党は捜査の行方を注視する構えだ。公明党内では関係議員の説明を求める声が上がった。
 日歯連の組織候補である自民党の石井みどり、民主党の西村正美両参院議員の各後援会が迂回(うかい)献金に絡んでいるとの疑惑が指摘されており、自民党幹部は「与野党痛み分けだ。民主党が追及すれば、自分たちに跳ね返る」と述べた。参院幹部は「捜査を見守るだけだ」と語った。
 公明党のベテラン議員は「指摘が出ている議員には当然、説明責任がある」と強調。小渕優子前経済産業相の元秘書2人が政治資金規正法違反の罪で在宅起訴されたばかりのため、同党関係者は「政治とカネ問題が続き、うんざりする。政治家は説明責任を尽くすべきだ」とした。














日歯連、4年間で1億9千万円寄付 

2015-05-04 14:47:58 | 歯科
2議員の後援会への寄付が突出
共同通信社 2015年5月1日(金) 配信 
 政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の献金をめぐる政治資金規正法違反事件で、日歯連が擁立した石井みどり参院議員(自民党)と西村正美参院議員(民主党)の後援会への寄付が2010~13年の4年間で計1億9千万円に上ることが1日、分かった。東京地検特捜部は寄付の経緯を調べる。
 寄付を受けたのは「石井みどり中央後援会」と「西村まさみ中央後援会」で、いずれも日歯連の高木幹正会長が代表を務める。両議員とも日歯連の関連政治団体との認識を示し「資金の流れなどは分からない」としている。
 日歯連の政治資金収支報告書によると、10年3月30日に西村後援会へ5千万円を、12年11月1日には石井後援会に4500万円を寄付した。
 13年は西村後援会に5千万円(1月23日)、石井後援会に4500万円(3月15日)の計9500万円を支出。このうち西村後援会への5千万円は同じ1月23日に石井後援会に寄付されており、特捜部は「迂回(うかい)献金」の疑いもあるとみている。
 これら計1億9千万円とは別に10年3~5月には、西村氏が代表を務める民主党支部に5千万円を支出。同額が支部から西村後援会に渡っている。
 日歯連の収支報告書の「寄付金」欄には、各都道府県の歯科医師連盟や国会議員の政治団体などが並んでいるが、1回で1千万円を超える寄付先は自民党の政治資金団体「国民政治協会」などわずかで、石井、西村両氏の後援会への寄付額が突出していた。













歯科ニュース

2015-05-04 03:48:21 | 歯科
2015年05月03日(日) 胎児が母親の喫煙に反応し、タバコの臭いを認識している可能性

2015年05月03日(日) 会員数64921名、平均年齢は58歳8ヶ月に―日本歯科医師会

2015年05月02日(土) 【教えてオーラルケアマイスター】(9)歯周病 歯垢中の細菌が原因、歯磨きで除去を

2015年05月01日(金) 茨木市のこども達の虫歯を減らす産学官連携初のオーラルケアプロジェクト活動開始

2015年04月30日(木) 作家の室井佑月氏と日歯・大久保満男会長が対談―東京都女性歯科医師の会

2015年04月30日(木) 日本初!虫歯菌除去用成分「BLIS M18」配合の歯磨き粉「ブリアン(Brian)」を販売開始~虫歯になりにくい善玉菌を口の中に。子供の虫歯予防の新習慣!~

2015年04月29日(水) 第121回社会保障審議会介護給付費分科会資料

2015年04月28日(火) 第4回「保健医療2035」策定懇談会 議事要旨(2015年4月18日)

2015年04月28日(火) へき地保健医療対策検討会 報告書

2015年04月28日(火) Killing Dental Pathogens Using Antibacterial Graphene Oxide

2015年04月27日(月) 雑菌まみれ…? 歯ブラシの正しい保管術3つ

2015年04月27日(月) クローズアップ2015:始まった「機能性表示食品」制度 「トクホ」生き残れるか

2015年04月26日(日) 新宿ごっくんプロジェクト ~摂食・嚥下機能支援~ (支援者向け)

2015年04月26日(日) 在宅医療、口腔ケアの支援センター開設 -福井県

2015年04月25日(土) 平成27年度 歯と口の健康週間実施要領

2015年04月25日(土) Baseline caries risk assessment as a predictor of caries incidence:「虫歯リスク評価(CRA)」

2015年04月24日(金) 歯科医師の資質向上等に関する検討会 歯科医療の専門性に関するワーキンググループ(第1回)資料

2015年04月24日(金) 第5回「保健医療2035」策定懇談会 資料

2015年04月23日(木) 中央社会保険医療協議会 総会(第295回) 議事次第

2015年04月23日(木) 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第45回) 議事次第

2015年04月22日(水) 「保健医療2035」策定懇談会

2015年04月22日(水) “塩崎大臣へ、私のアイディア2035”(「2035年の保健医療」に関する提案・意見)募集開始について

2015年04月21日(火) 第4回「保健医療2035」策定懇談会 資料

2015年04月21日(火) 人生の最終段階における医療の決定プロセスに関する










日歯連強制捜査

2015-04-30 17:54:37 | 歯科
絶えぬ「抜け道献金」内部からも批判の声
毎日新聞 2015年04月30日 13時25分 配信
 またもや政治とカネを巡る問題に捜査のメスが入った。小渕優子前経済産業相の関連政治団体を巡る事件で元秘書2人が在宅起訴された2日後の30日、東京地検特捜部が日本歯科医師連盟(日歯連)の迂回(うかい)献金疑惑で強制捜査に乗り出した。日歯連は2004年にも自民党旧橋本派へのヤミ献金事件などで特捜部の捜査を受け、これを機に政治資金規正法が改正された。政治家を巡るカネの闇は深い。
 政治団体間の寄付については、日歯連の自民党旧橋本派への1億円裏献金事件(04年)を機に、政治資金規正法が改正され、年間5000万円が上限と定められた。しかし、その後も別の団体を経由させることで、上限を上回る額を寄付させる「迂回献金」が疑われるケースがさまざまな団体で発覚。堂々と脱法的な行為が行われ、今回の問題では、日歯連の組織内からも疑問の声が上がっていた。
 資金が流れた「石井みどり中央後援会」と「西村まさみ中央後援会」は日歯連の事務所と同じビルに入居しており、ビルの外には二つの後援会の案内看板が立っていた。代表者も事務担当者も電話も同一。それでも日歯連関係者によると、会計担当者は「極めてテクニカルな要素(で問題はない)」と説明していたという。
 この問題は今年1月の日歯連評議員会で取り上げられ、表面化した。会員が、収支報告書の掲載されている総務省のホームページを見て、疑問の声を上げたのがきっかけだという。参院選を前に、ルールの上限を超える計9500万円の資金が日歯連から出ていた。評議員の一人は2月、毎日新聞の取材に「10年前の事件で苦労した。またしくじるのは良くない。疑念を持たれないようにすべきだ」と話した。
 西村正美参院議員の所属する民主党の同僚議員の一人は、2月に問題が発覚した直後、本人に事実関係を尋ねたという。この時、西村氏は「まったく知らない。日歯連には長年自由に金を扱える人間がいる。そのような仕組みになっていることが問題なので、むしろ全容が明らかになってほしい」と語ったという。これを踏まえ同僚議員は今月30日、取材に「西村議員の話は本当だと思う。私も捜査を通じて解明されることを願う。企業・団体献金はいろいろと抜け道があるので、一切禁止すべきだ」と語った。【青島顕、関谷俊介】


日歯連の本部事務所を家宅捜索 

2015-04-30 17:16:57 | 歯科
政治資金規正法違反容疑

朝日新聞デジタル 2015年4月30日11時43分 配信


日歯連の迂回寄付疑惑の構図

 政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の東京都内の本部事務所に、東京地検特捜部が30日、家宅捜索に入った。日歯連をめぐっては、複数の参院議員の後援会に対して、別の政治団体を経由する「迂回(うかい)寄付」をすることで、政治資金規正法が定めた上限を超える寄付をした疑いが指摘されている。

 日歯連は、全国の歯科医師で組織する公益社団法人の日本歯科医師会(日歯)を母体とする政治団体。
 日歯連をめぐっては今年2月、2013年参院選で当選した石井みどり議員(自民)に対して同年、同法の上限5千万円を超える計9500万円の寄付をしていた疑いが、朝日新聞の報道で発覚した。さらに、10年参院選に当選した西村正美議員(民主)についても、同様の疑惑が指摘されている。石井議員、西村議員とも、献金当時、日歯連が選挙などで支援していた。
 政治資金収支報告書によると、日歯連は13年1月23日、西村氏を支援する「西村まさみ中央後援会」に5千万円を寄付。西村後援会は同日、石井氏を支援する「石井みどり中央後援会」に同額である5千万円を寄付した。その後、日歯連は同年3月15日に、石井後援会にも直接4500万円を寄付した。結果的に、日歯連から計9500万円が石井後援会に渡った形だ。
 同法は、政治団体間の寄付を年間5千万円までに制限している。今年1月の日歯連臨時評議員会で、一連の資金移動を「迂回献金だ」と問題視する声もあがった。日歯連はこれまでの朝日新聞の取材に「3団体は独立しており、活動目的も異なる。資金処理は合法的に後援会活動を行うためだ」と回答している。

95%が虫歯ゼロ中尾小の習慣付け教育とは

2015-04-25 17:27:31 | 歯科
Yahooニュースに学校検診の記事が掲載されていました。
子供のむし歯が減少していることは大変喜ばしい事です。
もっともっと全身の健康に歯が大切なことを訴えていきたい
です。

株式会社エッチ・アイ・ティ
土 屋 克 實
http://www.hit-dental.net/





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(カナロコby神奈川新聞)

カナロコby神奈川新聞4月,4ヨ全校児童の95%に虫歯が一本もない小学校がある。昨年
度の「全日本学校歯科保健優良校表彰」小学生の部で最優秀
賞を受賞し、

歯の健康日本一″
に輝いた横浜市立中尾小学校
(同市旭区)。全国平均では児童の半数に虫歯がある中、な
ぜ劇的な効果を挙げられたのか。学校を訪ねると、そこには
熱心な学校歯科医の存在があつた。
「この奥歯の上が磨けていないよ」「歯並びが悪い場所
は、歯ブラシを縦にして磨いてごらん」
23日に行われた5年生の歯科検診では、学校歯科医の江
5)が、一人一人の磨き残しをチェックしていた。虫歯が見つ
25年ほど前に、同校の学校歯科医になつた江口さんは年14回のペースで来校する。通常
の学校歯科医よりも頻繁に顔を出し、児童の歯のケアに注意を払つてきた。
江口さんは言う。「特に子どもの場合は利き腕の反対側の歯が磨きにくく、奥歯を磨くには
こつがいる。自分がうまく磨けない場所を理解することで、正しい磨き方が身に付く」
磨き残しがあった場所は、組み立てると口の中の模型になるベーバークラフトに書き込み、
一人一人に手渡す。自宅に持ち帰り、磨き方のくせを親子で理解してもらう。
同校は2007年、同市学校保健会から歯科保健の研究校の指定を受け、全校を挙げて予防
に取り組み始めた。歯磨きを習慣付けるため、給食後に全校一斉の「歯磨きタイム」がある。
教室に歯磨きソングの音声と映像を流し、5分間かけて歯を磨く。
授業にも虫歯予防を取り入れ、江口さんも教壇に立つ。児童は虫歯予防の劇を披露し、クイ
ズ大会も開かれる。毎月8日は使っている歯ブラシを親子で点検するほか、保護者向けの歯科
予防教室もあり、家族で虫歯予防に取り組んでもらう。
こうした取り組みで、昨年度の6年生1人当たりの永久歯虫歯の本数(治療済みの歯を含
む)は0・13本で、全国平均の0・7本を大きく下回つた。
高橋宏明校長は「正しい歯磨き習慣は一生の宝物。学校と家庭、学校歯科医の協力で、子ど
もの歯の健康を守つていきたい」と話している。















ミャンマーのヤンゴン歯科大学からの視察団来日

2015-04-25 17:18:03 | 歯科
2015年4月14日(火)から17日(金)にかけて、ミャンマーのヤンゴン歯科大学からの視察団来日についてご報告いたします。
今回の来日はJICA(独立行政法人国際協力機構)から採択された、
2014年8月から1年間に渡る「歯科技工/歯科医療サービス普及促進事業」を
実施しているプロジェクトの一環です。
日本における歯科医療、歯科技工の技術・ノウハウ等を
直接肌で感じていただくことを主な目的として、
シュエ・ライン助教授と学生3名を含む一行が、
デンタルサポート本社、寒竹歯科院、デンタルスタジオ(いずれも千葉市美浜区)を
訪問しました。


<ヤンゴン歯科大学 招聘メンバー>
・Dr.Shwe Hlaing   ヤンゴン歯科大学 歯科補綴学 助教授
・DT.Sein Win Htay   ヤンゴン歯科大学 歯科技工部門 主任 技工士
・Hay Marn Chit Nu(student) ヤンゴン歯科大学 歯科技工部門 学生
・Kyaw Thu Aung(student)  ヤンゴン歯科大学 歯科技工部門 学生
・Myat Thu Zar Win(student) ヤンゴン歯科大学 歯科技工部門 学生


【医療法人郁栄会 寒竹歯科医院見学】
2015年4月14日17:00~17:30

<参加メンバー>
・首藤謙介(デンタルサポート株式会社 技工部担当部長) 
・稲沢和明(デンタルサポート株式会社 デンタルスタジオ所長)
・大塚英哲(医療法人社団郁栄会 寒竹歯科医院 院長)
・井田裕己(医療法人社団郁栄会 寒竹歯科医院 歯科医師)

<ミャンマー側からの感想>
・歯科医院内にCTなど良い機械がたくさん揃っていて感銘を受けた。
・「歯科衛生士」が歯科医師の治療をサポートしている点が、
 ミャンマーの歯科医院の体制とは大きく異なり素晴らしいシステムだと思う。
・ミャンマー国内の大半の歯科医院では歯科医師が単独で治療を行なっている。
・国家資格を有する歯科衛生士のサポートにより、診療全体の所要時間が
 ミャンマーの歯科医院と比べて格段に速い。

【デンタルサポート株式会社 本社訪問・ディスカッション】
2015年4月15日11:00~12:30

<参加メンバー>
・寒竹郁夫(DSヘルスケアグループ 代表・CEO)
・内田武(デンタルサポート株式会社 代表取締役社長)
・早川明宏(デンタルサポート株式会社 取締役)
・首藤謙介(デンタルサポート株式会社 技工部担当部長)

・西山佳秀(歯科医師・伊勢崎デンタルクリニック 院長)
・三原那奈(歯科医師・やさしい歯科 院長)
・町田宏夫(歯科技工士)
 
<概要>
・ミャンマーの歯科医療の現状に関する質問には、
 都心部から離れた「村」などでは「歯ブラシを用いた歯磨き」の習慣が
 まだまだ浸透していないという現状が紹介された。
・また、ミャンマーでは歯科大学が2校で歯科医師が年間300名、
 歯科技工士のコースがあるのはヤンゴン歯科大学1校のみで、
 2年置きに20名しか新たな歯科技工士が輩出されない。
・歯科医師、歯科技工士いずれもミャンマーの総人口に対しての不足状況が如実で、
 今回のプロジェクトをきっかけに、多岐にわたりミャンマーの歯科医療事情を
 飛躍的に向上させたいという期待の大きさが伺い知れるディスカッションとなった。

 
【デンタルスタジオ見学(千葉市美浜区)】
2015年4月15日15:30~18:00
<参加メンバー>
・首藤謙介(デンタルサポート株式会社 技工部担当部長)
・稲沢和明(デンタルサポート株式会社 デンタルスタジオ所長)

<ミャンマー側からの感想>
・デンタルサポートの歯科技工所「デンタルスタジオ」の細かく分業された
 全ての製作工程を見学し、見慣れない多くの機材に驚愕した。
・学生3名がCAD/CAMの体験を行い、実際に義歯のモデリングに挑戦したが、
 初めて触れるCAD/CAMの操作感、性能の高さに興奮が隠しきれなかった。
・国を超えたプロジェクトの有意義さを感じた。

【総括】
今回の約1年に及ぶ普及促進プロジェクトを通じて、
ヤンゴン歯科大学およびミャンマー国内の歯科医療事情に与える影響は
微々たるものかもしれません。
ですが、これからのミャンマーの歯科界を背負う学生たちが、
日本の高度な歯科医療技術と文化に触れることはとても有意義な将来に繋がります。
技術レベル・作業環境の理想のベースアップと、
先進技術をより早く身につけたいという向上心を持ち帰ることにより、
ヤンゴン歯科大学の学生発により、ミャンマーの歯科界全体の成長の
加速が期待出来ると思われます。

最後にヤンゴン歯科大学一行の代表者であるシュエ・ライン助教授に
今回の来日の感想を記させていただきます。

「日本の歯科医院・歯科技工所の見学を通して「人材・機材・材料」
いずれもミャンマーの歯科医療現場においては圧倒的に不足している
ということがよく分かった。 
ミャンマーの歯科医療は世界に比べて大きく遅れているが、
近い将来には日本のようなハイテクノロジーを駆使できるような環境にしていきたい。
CAD/CAMも将来的には取り入れていきたいと考えている。
JICAのプロジェクト終了後も、ミャンマーの歯科医療の発展のために
協力していただきたい」















3人に1人が無自覚歯周病(ネット調査)

2015-04-13 22:22:47 | 歯科
歯周病認知度8割超も「自分は歯周病でない」

化学工業日報 2015年4月9日(木) 配信
 佐藤製薬は、働き盛りの男女を対象に歯周病に関する意識調査を実施した。歯周病の認知度について「知っている」と答えた人は83・6%と高かったものの、「自分は歯周病でない」と思う人の約3人に1人に歯周病の可能性があることが分かった。
 調査は2月24~27日の4日間、20~50代の男女400人を対象に、インターネット上で実施した。
 歯周病の認知度は、「知っている」との回答が83・6%と高く、どんな症状か聞いたところ、「歯ぐきから血が出る」(81・2%)「歯ぐきが下がって歯が長くみえる」(62・6%)の項目への回答が多かった。ただ、「歯がむずがゆい」(18・3%)、「歯が溶ける」(20・3%)といった歯ぐき以外の症状への認識は低く、歯周病を正確に理解している人が少ないことが伺えた。
 「自分は歯周病でない」と思っている人に歯周病チェックシートに基づいて自覚症状を聞いたところ、30%の人に歯周病の可能性があることが分かった。またイラスト、写真チェックにおいても、歯周病無自覚者の23・2%が重度の歯周病の可能性があることが分かった。いずれの歯周病無自覚者も、女性のほうが歯周病および重度の可能性が高いことが判明した。

これでいいのか大阪歯科大学 

2015-04-13 22:20:43 | 歯科
 大阪歯科大学の現状   

(SNSに出現した投稿から、配慮して一部の人名を削除のうえ掲載)

大阪歯科大学の現状
私達は本年度大阪歯科大学を卒業後、幸いにも歯科医師国家試験に合格しました。

指導して頂いた先生方には感謝しております。

でも多くの同級生が不合格となりました。

確かに勉強する努力が足りなかった学生個々が悪いのは事実です。

しかし臨床実習、学士試験、国家試験の受験勉強をする途中で思ったことは、2~4年生で受けた講義がぞんざいであったと言うことです。

池尾先生や小谷先生のように熱心に判りやすく原理原則から詳しく講義をされる教授には感謝しています。

でも国試で重要な臨床系の中でも矯正学の先生、部分床義歯学の先生の講義は特にひどかったです。

臨床実習の途中より感じてはいましたが、本来教えるべき原理原則が全く講義されていないと言うことです。

本当に教授として専門科目を理解されているのでしょうか。

どこにでもあるような参考書の上面を流したような講義は国試は勿論、学士試験でも殆ど役に立ちません。

最初から勉強をし直す必要に迫られたような受験勉強でした。

学生の講義すらできない。

なぜこのような方々が教授となられるのか不思議です。

やはり噂通り、100番目の卒業生と同じ方法でなられたのでしょうか。

一方で私達は臨床実習中に教員として歯科医師として生涯目標とできるような先生にも指導を受けました。

受験勉強中も色々と指導を受けました。

質問に行くと説明させる講座員を呼ぶ学年指導教授とはえらい違いです。

これらの先生方には卒業後もお付き合い頂き、指導されたこと忘れず歯科医師と努力していきます。
いつになるか判りませんが私たちの結婚式にも出席頂きたいものです。

また3月末に退職されると聞きました柏木先生、奥田先生、蓮舎先生、杉岡先生、先生、残念です。

色々と指導頂いた見識ある先生が大学を去られる。

代わりに4月より採用されるのは国試浪人された教授の2世を始めとして理解に苦しむような人事が行われるようです。

私達に関係はありませんが、大阪歯科大学の将来を考えるとこれでいいのでしょうか。

国試の合格率は上がるのでしょうか。

後輩達は臨床実習を短縮され、6年生の1年間は樟葉で講義だそうですね。

私達が本当に楽しく、受験勉強に役だった臨床実習を短くされ、かわいそうだと思います。

でも講義には時間の無駄となるような講義をされる教授は行かないと思いますので、その点は幸せかも。

しかし2~4年生の間の無駄な時間を一年間で取り戻せるでしょうか。
大阪歯科大学の現状

1.教授自らが学士試験問題の漏洩、最もいつものように話が支離滅裂であったため再試験に出題されたことに気づかない同級生もいたようですが。
     (O教授)

2.有名な先生の本を理解できないのは学生が勉強不足と講義で理解させられないことを学生のせいにする(M教授)
3. 講義で配られた資料がそのまま出題される講座(2~3講座)

4. 教科書持ち込みの再試験

5. 最後の5分だけ出席すれば出席となる臨床講義・総合講義

6. ホームルームは休講と同じ

7. 学年全員まとめて口頭試問等々

8. 再試験はエンドレス。最後に全員合格。

9. 歯科医師免許取り消しとなるような教授の存在(S教授)

10.常に同じ事を最低2回繰り返してしゃべる教授

11.退職希望が順番待ちしている講座、やはり教授がおかしい?
最後に大学トップの先生、国家試験の受験票交付の際に言われた「30人は落ちる」。

1週間後に受験を控え、全員が頑張ろうとしているときに、これが激励の言葉ですか。

人間としてあり得ない言葉です。

まさに大阪歯科大学を象徴していると思います。
                                   さらば大阪歯科大学

歯科最新ニュース 大阪大学歯学部同総会

2015-04-12 04:55:21 | 歯科

http://www.ousda.jp/newslist.php

2015年04月12日(日)
食と健康をテーマに、町民まちづくり協議会を開催
2015年04月12日(日)
子どもの食と貧困、初調査 栄養状態と家庭環境分析 食物アレルギーも 厚労省、今秋に
2015年04月11日(土)
(老いとともに)虚弱予防、社会参加がカギ 高齢者自身も指導役-■歯のかみ合わせ大切
2015年04月11日(土)
平成27年度 歯科保健関係予算案の主要事項
2015年04月10日(金)
歯科診療情報の標準化に関する検討会(第5回)議事録(2015年3月3日)
2015年04月10日(金)
2015年3月18日 第9回地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会 議事録
2015年04月09日(木)
エナメル質が危ない
2015年04月09日(木)
中央社会保険医療協議会 総会(第294回) 議事次第
2015年04月08日(水)
歯周病防ぎ全身の健康維持 効果的な国産除菌技術 歯科医院に導入広がる
2015年04月08日(水)
歯石、精密検査対象外に…歯周病検診見直し-第3回 歯周疾患検診マニュアルの改定に関する検討会資料
2015年04月07日(火)
第3回「保健医療2035」策定懇談会 議事要旨(2015年3月27日)
2015年04月07日(火)
第120回社会保障審議会介護給付費分科会資料
2015年04月06日(月)
口の力アップ、草津市が体操改訂、動画で公開
2015年04月06日(月)
がん患者の口腔ケア連携(YOMIURI ONLINE)
2015年04月06日(月)
福山市医師会、医療・介護の連携へ電子マップ作成
2015年04月06日(月)
地域医療構想:都道府県格差是正など図る 福祉も一体化
2015年04月05日(日)
Xylitol-containing products for preventing dental caries in children and adults
2015年04月05日(日)
Effect of natural sweetener Xylitol in preventing tooth decay still unproven
2015年04月04日(土)
【教えてオーラルケアマイスター】(7)歯磨きのコツ 軽い力で小刻みに1~2歯ずつ
2015年04月03日(金)
地域医療構想ガイドライン等について
2015年04月03日(金)
平成25年国民健康・栄養調査報告
2015年04月02日(木)
日本歯科医学会公開フォーラム「口から食育を考える」の実施について
2015年04月02日(木)
日本歯科医師会活動情報誌「Together!!」を掲載しました
2015年04月01日(水)
日本人の食事摂取基準(2015年版)研修会の資料
2015年03月31日(火)
第5回高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会資料

GReeeeNが歯科医師会キャンペーンソング発表

2015-04-07 18:58:03 | 歯科
以下は日本歯科医師会の挨拶文

日本歯科医師会広報キャンペーンソング「♪ユメノート」
この度、公益社団法人日本歯科医師会は、メンバー全員が歯科医師であり、 絶大な人気を誇るボーカルグループGReeeeNに、楽曲制作を依頼しました。
日本歯科医師会の約6万5千人の会員とGReeeeNは、歯科医療を通じて国民のみなさまの健康に貢献したいと願う点で目指すところは一緒です。
今回制作していただいた「♪ユメノート」は、「夢」と「希望」をテーマにした素晴らしい作品であり、特に若い世代を中心に多くの人の心に響くものと思います。
多くの国民のみなさまに、日本歯科医師会のホームページを訪れていただき、GReeeeNの「♪ユメノート」に耳を傾け、「歯と口の健康」に関心を持っていただくことを願っています。
平成27年4月1日 公益社団法人 日本歯科医師会


試聴サイトは、http://www.jda.or.jp から入れます。

歯石、精密検査対象外に

2015-04-07 18:55:38 | 歯科
歯周病検診見直し

読売新聞 2015年4月6日(月) 配信
 歯周病検診のマニュアル見直しを検討する厚生労働省の専門家検討会は、歯石が付着しているだけの場合は原則として精密検査の対象としないことを決めた。
 現在は同検診を受診した人の約8割が要精検となっており、うち4割程度は歯石が理由とみられる。新マニュアルに基づく検診は、2016年度から本格的に実施される見通しだ。
 現行の歯周病検診は、原則として40、50、60、70歳が対象で、歯石の有無、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の深さなどを調べている。その結果、歯石があるか、歯周ポケットの深さが一定以上あれば要精検、出血が確認されると指導となり、いずれも歯科医受診が勧められる。
 歯石があるだけでは歯周病とはいえず、歯石を理由に要精検の割合が高くなることには、歯科医師からも疑問が出ていた。ただし、放置しておくと歯周病のリスクを高めるため、歯石除去を促す指導はこれまで通り行う。
 歯周病は、歯肉の腫れや出血などが起こり、進行すると歯が抜ける病気。糖尿病や動脈硬化など全身にも影響を与えているとの報告もある。
 ただ、検診を実施している市町村は全体の6割弱で、受診者は約28万人にとどまっている。

今までのHPI歯科研究会合「会議体録」

2015-04-02 09:37:16 | 歯科
株式会社エッチ・アイ・ティ
土 屋 克 實
http://www.hit-dental.net/


作成日:平成25 年1 月12 日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 小 梶 弘 美 議案修正日 ( 回)
議案名 OMUは、なぜ普及しなかったのか?
議案の説明 歯科診療所の人員構成と規模がDr.Beach によって提唱された。隆盛期には100 箇所の診療所
が開設されたが、現在は全く開設されていない点を明らかにしたい。
議案の背景
※提出の理由等
歯科診療所の標準化は必要であるが、OMU が普及しなかった点を今後の標準化の参考にした
い。
詳細情報:
OMU(Optimum Management Unit)は歯科診療所の標準化を目的にそのモデルとしてDr.Beach により提唱さ
れたものであり、その原型は1963 年に開設されたエンパイア歯科である。OMU は「最適な経営が行える単位(規
模)」と直訳出来るが、それまでの歯科診療所の人員構成や広さは、その基準は全く示されておらず、各人がバ
ラバラな形で造られていた。(今日もこの状態は解消されていない。)
まず、Dr.Beach は、人員構成を決定する要素は、受付員の能力がシステムのボトルネックになることを指摘し、
この能力から最適な人員構成を次のとおりと導き出した。
「人員構成」
歯科受付員:1 名、歯科医師:2 名、診療助手:2 名、歯科衛生士:1名、歯科技工士:2 名、計8 名
次に歯科診療に必要な環境を次のように分析した。
「環境の分析と統合」
(1)機動力による実践のエリア(治療室・技工室)、(2)記号による実践のエリア(受付・相談室)、(3)保
管のためのエリア(書棚等)、(4)休養と個人のためのエリア(医局・更衣室・トイレ)、(5)歩行のためのエ
リア(通路)、(6)美観のためのエリア(観葉植物)、(7)構造体のエリア(柱・壁)
そして、これらに必要な空間(広さ)を人間の行動を基に詳細に計測して132 ㎡(約40 坪)であることを証
明した。これにより初めて歯科診療所の規模が明確になった次第である。その第一号が1970 年に大阪御堂筋心
斎橋の武田ビル(Dr.諏訪・Dr.白井)に開設され、引き続き千葉(Dr.水戸・Dr.中岡) 広島(Dr. 大野・Dr.小松)と開
設されたわけで競争相手が隣同士に開設することは大きな話題を呼んだものであった。その後、複数の医院の開
設が歯科医の数やビルの条件により難しくなり、盛岡(Dr.照井・後にDr.川上が独立し2 箇所に発展した。)から
は単独なものが承認されるようになった。その後、OMU の診療所を開設する歯科医師が順調に増え、1978 年
のHPI ヘルスケアーモデルの設立に繋がったのである。
隆盛時には100 箇所にも達していたが、今日では新規開設は全くなく、多くの診療所が存続することの危機に
達しているのが現状であり、何故にこのようになってしまったかを総括することが必要と考え提案する次第であ
る。歯科診療所の標準化は必要なことであり、なぜ出来なかったかを明らかにすることにより、今後の標準化を
図る上での参考にしたい。
添付資料
備考
会議開催日 平成25 年3 月17 日(日) 開催場所 エンパイア歯科集会室
◆「OMUは、なぜ普及しなかったのか?」
・議案提案者:小梶、司会:梶原、記録:土屋
①Dr照井
・OMUは素晴らしい環境だと思っていたので、開業をするならOMUを造りたいと考
えていた。
・歯科医は大学を卒業して勤務医になり、何年か経過したら業者に相談して開業をする
パターンになっていた。
・我々は個人でOMUを造っていたがビーチ先生の考えは、もっと大きな構想を持って
いた。
・活動にはDoing(保守と発展)があり、ビーチ先生はPerformanceを
大切にしていた。これがOMUの原点であると思う。
・歯科医療は目的を持って無駄なくする。これを追求していたらもっとOMUは増えた
と思った。
②Dr大村
・昭和24 年の生まれで高度成長時代で経済も上向きの時代で良い時期だった。
・団塊の世代でコーラの普及などでむし歯が増え、歯科は3 分治療になった。
・昭和40 年に歯科110 番も設置された。
・歯科医は1 人体制が2 人体制になったが、歯科医同士の契約が難しかった。
(補足)この時代に自由診療のみで行うことに指摘がされた。
③Mr小梶
・OMUが伸びた理由は、建築の専門としてDPDが設立された事。
・環境はDPDが担当し、教育部門としてHPI教育センターが出来た。
・歯科医が開業する際、資金借入の保証にモリタ製作所の協力があった。このバックア
ップが大きな存在だった。
・PO(Practice Organization)セミナーが2 日間で開催され、賛同者が増え、論理に
則った診療所のイメージが拡大した。
④Dr久保
・当時、エンパイアコープに40坪のスペースがあったからOMUを造った。
・ビーチ先生は、Group Practice の必要性を説いた。
・しかし、グループでは人と人の問題が出て来た。船頭が二人になった。
・ビーチ先生は、環境と教育とmanagement が大事である事を教えてくれたが、
management が出来なかった。
・ビーチ先生は環境と教育が整えば必然としてmanagement はできると思っていたが、
日本でそうはいかなかった。医療哲学がはっきりしていなかった。
⑤DT齋藤
・以前、東京電力に勤めていたが兄の影響で技工士学校に通い、エンパイア歯科に勤め
るようになった。
・エンパイア歯科の2 人の先生は昼休みでも歯科について議論をし、凄い情熱家だった。
・その姿を見て自分も勉強をしないといけないと思った。
・エンパイア歯科と一般の歯科医院との違いを感じた。
・エンパイア歯科は素晴らしい診療所だった。
⑥Mr山本
・岩手県出身のDr箱崎に質問をしたが、OMUは難しいと言われた。
・歯科のユニットメーカーが沢山でき、メーカーが新卒者にアプローチするようにあり、
メーカー間で他社(モリタ社)の評判を下げていた。
・勤務医で行った先にモリタ社の診療台がなかった。
・ビーチ先生は日大と医科歯科大でも教鞭をとったが、大学で普及しなかった。
⑦Mr土屋
・1978 年に入所し、1980 年代の先生方を事務局として見て来た。
・OMUを開設した診療所に若い先生が勤め、何年かすると地元で開業する。そこに新
しい歯科医が来ても同じ繰り返しでだんだん2 人体制が継続できなかった。
・1 人でのOMUは大きすぎ、40 坪の中で空いているエリアが存在した。
・HPI規格の標準化が守られなかった。HPIの良いところだけ取った。
・経済を優先する歯科医が増え、OMUの規格が失われていた。
・折角の環境も使い方を知らないので、スタッフにも伝えられなかった。
以上
◆次回、議案提案者はDr大村が指名され、議案書を作成して提出をして頂く。
又、今回と同じテーマでもう一度会議体を行うことも提案された。
※ 会議体を体験して
3 分で話をすることの難しさを体験した。また、この間、黙って人の話を聞くことも体験
できた。先生方が日頃、患者さんと話をするとき、きっと長話になっていることが想像で
きた。要点を決めて簡潔に話を進めることは、日頃の診療活動においても重要であるので、
是非3分トークをご活用頂きたい。(小梶)
作成日:平成25年5月31日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 大村 誠 議案修正日 6月8 日 (1回)
議案名 O.M.U.を(設立)維持していくために何が必要であるのか?
議案の説明 前回のHPI 研究会理事会でO.M.U.はなぜ普及しなかったのか?(前回の議事録3/17 参照)
前回の討議によりO.M.U.が普及しなかった原因について少し明らかになったが、より詳しく
詳細について検討することが今後につながるのではないか?
議案の背景
※提出の理由等
理想的な診療所と思われるO.M.U.が思ったほど普及しなかったが、O.M.U.を継続していくた
めに何が必要であったのかを検討することにより、何のManagement が足りなかったのかを
探ることができるのではないか?
今まで作られた100ほどのO.M.U.の現状
(1)Dr1人で維持
(2)Dr2 人(開設者とアソシエイトDr)(親子)
(3)その他 等々
詳細情報:
特にこれから時代、医療費の削減や安定しない経済状況下で1診療所(Dr1 人)あたりの経費もDr2人であれ
ば診療所のスペースや空調、照明、受付、衛生士の経費は半分になり、急患の対応も比較的しやすい。
またDr が研修や急用の場合も診療所を閉めなくて済む等々利点が多い。
しかし、税法上の問題や患者数が少ない時の対応などの問題も多い。税法上の問題も細かなルールを決め、中立
的な第三者が立ち合ってルールや更新、ジャッジすることなどが必要ではないか。
また患者数に関しても自費率を上げる工夫も必要であるが、患者さんとの信頼関係が一番ではないかと思うし、
可能であればDr ごとに少し時間をずらし診療時間を延ばしたり、(O.M.U.としての形は変わってしまうが)訪問
診療を行う等が必要になるのではないだろうか?
ただ他人同士が同じ所で仕事をすることになるので、信頼関係やお互いに利点(専門分野、年齢や退職までの期
間等々)よほどO.M.U.を成功させる強い意志が必要ではないか。
また譲渡システムについても正式な契約が必要だし、第三者の立ち合いも必要になるのではないか?
O.M.U.を見直すことを検討してもらいたい
添付資料
備考
会議開催日 平成25 年6 月23 日(日) 開催場所 八重洲倶楽部第9 会議室
1
会議体「OMUを維持して行くために何が必要であるか?」
・議案提案者:大村、司会:梶原、記録:土屋
(Dr 大村)
・OMU は40 坪で歯科医2 人、DH1~2 名、助手2 名、受付1 名で構成される。
・現在100 軒ほどのOMU があるが、維持について再検討した。
・2 人体制は、ベテランと若手の組合せ、親子での診療をしているが、維持をして行く事が難しい。
・契約上ジャッジできる第3 者がいればうまく行くと思う。
(Dr 照井)
・40 年前にOMU を開設し、その素晴らしさは解った。
・現在100 位のOMU があるが、それ以降は伸びていない。
・昔は患者数も多かったが、現在は少ない。
・歯科大学が沢山できて過当競争になってOMU はマイナスになった。
・歯科医2 人体制は総合的な問題があり、若い人に引き継ぎができなく継続せきなかった。
(Dr 久保)
・100 軒の診療所にOMU についてのアンケートを取ってみることも課題だと思う。
・pdベースは素晴らしいが、時代によって変わることも必要。
・継続のために医療のソフトとして4つの治療目的を具体的に患者に説明していればもっと伸びた。
・患者は何を必要としているか!pdによって天然歯を守ること。今こそチャンス。
・ソフトの部分としてディスカッションが大切。
(Mr 小梶)
・Dr ビーチの考えは歯科のグローバル化、ネットワークなど大きな観点の一つとしてOMU がある。
・Dr ビーチの考えは崇高すぎて簡単に説明しても判り難いので、もっと外に向けてOMU の必要性を
アピールする。
・人間には時空の限界があり、組織的な活動が必要、歯科医2 人は組織の最小単位の原点。
・歯科医複数の体制は知識の共用、技能の共用、設備の共用、相互保証等による安心感があるほか、診
療時間帯の拡大、休日診療も可能となり、それは患者へのサービスの拡大になる。しいては医療費の
削減にも大いに貢献できる。
・2 人のデメリットよりもメリット(経済)を伝える。
・1 人体制の医院が如何に不合理化を説明し、これに反対することをもっとアピールする。
(Dr 島田)
・OMU のそもそもを突き詰める点がない。OMU の良さは何?
・時代に合わせて基準を変えることも必要。どこまで変えていいかを考える。
・若い歯科医ができるようにするには何が必要か?
・2 人の歯科医のレベルが違うことも疑問
2
(Mr 山本)
・Dr 久保と同意見でアンケートを取るべきだと思う。
・なぜ普及しなかったのか?の原因を探る。
・患者の立場でOMU はメリットがあるのか?それを社会に知らせる。特に若い歯科医と患者に知らせ
る。又マスコミとの懇談会を設ける。
・原因から結果を探り、大学教育にも組み込むようにする。
(Mr 土屋)
・実例として現在OMU を譲渡したい先生から後任探しを依頼されている。
・候補者探しをしてもpdのできる先生が少ない。
・pdのできる人がいないと人間的に優秀な人を紹介するようになるが、OMU を継承できるかが疑問
である。
・今後OMU を開設する人は減少するが、OMU でpd診療をする診療所を残して行きたいと強く思っ
ている。
(Mr 梶原)
・営業と経営者の立場から考える。以前勤めていた会社と自分で設立した会社の経営方針を180 度変え
た。
・従来はお客さんに対してpush 式だったが、今はpull 式にした。
・商材を持っているとそれを勧める営業になる。押しつけや売り込みをしない。お客さんから求められ
るようにしていく。
・OMU は個人の先生に興味を持ってもらえるようする。
※結論には至らないが、第3 者による経営のマネージメントが必要。
又アンケートを取ることを検討する。
作成日:平成25年9月3日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 島田 憲治 議案修正日
議案名 良い歯科医院の条件とは?
議案の説明 そもそも、良い歯科医院とは、どういった歯科医院のことを言うのか。
時代や環境によって、変わることもあれば、変わらないこともあると思われるが、
我々が理想とする歯科医療を実現できる歯科医院の条件とはどういうものなのか?
そして、患者様が安心して通える歯科医院とはどういったものなのか?
そのため必要なことはどういったことなのか?
議案の背景
※提出の理由等
これまでHPI 研究会ではO.M.U.を理想的な診療所の単位として考え、普及のための活動を
続けてきました。しかし、現実的には普及・維持には苦難が多く、前回、前々回の理事会にお
いても、「普及しなかった理由」や「維持するために必要なこと」について討議を行いました。
そこで、今ここで改めて、我々が想う「良い歯科医院の条件」を再確認する意味で、
理想的な歯科医院像について討議し、これからのO.M.U.の在り方を模索出来ればと思います。
ご自身が通院するとするなら、大切な患者様を紹介するなら、
知人から、どういう医院に行けば良い?と聞かれたらどうお答えになりますか?
詳細情報:
添付資料
備考
会議開催日 平成25 年10 月6 日(日) 開催場所 八重洲倶楽部第9 会議室
1
会議体「良い歯科医院の条件とは?」
・議案提案者:島田憲治、司会:梶原幹人、記録:土屋克實
(Mr 土屋)
・患者になった経験と第3 者評価機構で診療所訪問をした経験から意見をする。
・患者としては、痛くされたくない。特に神経に触る痛みに恐怖心がある。そのため歯科医には技術
的なレベルアップを望む。
・解り易い説明をして欲しい。保険と自費の違いを聞き、選択肢は患者にさせて欲しい。
・診療中、嗽はしたくない。(いちいち起きることが面倒)
・歯科医はじめスタッフの対応(態度、言葉遣い)が良い歯科医院を選択したい。
(Dr 島田)
・議案提案者として自分が通院する場合や患者さんを紹介する時はどうしたら良いか?をテーマとし
た。
・今までは、pd診療をするHPI の先生方が良い歯科医院と思っていた。
・歯科医院は、歯科医を始めスタッフも患者さんの要望を良く聞く。もし、手に負えない時は別の歯
科医院(大学病院)を紹介する。
・説明は柔軟性を持って自費の説明もする。
・歯科衛生士と助手の役割を明確化する。歯科衛生士の仕事が確立されている歯科医院が良い。
・診療エリアはプライバシーの確立ができる個室タイプ。
・相談コーナーがあること。
(Dr 久保耕一)
・患者さんから転勤等でどこの歯科医院がいいか質問を受けるが、紹介先の先生の顔、名前は知って
いても治療内容は解らない。以前、紹介をしたら患者さんからクレームを受けたことがあった。
・歯科医院を選択する基準は何か?患者さんは自費専門のエンパイア歯科をどう見ているのか?
・自分が行う診療には責任が伴う。同業者から信頼を得るようにしたい。そのために歯科関係者が集
う場で自医院の紹介をする機会を持ちたい。
・紹介された患者さんは、より大切にしている。
(DT 齋藤)
・今日のテーマは難しい。歯科医院は外からしか見えないし、中には入っていけない。
・悪い歯科医院を調査したら①すぐに治療に入る。②すぐに削る。③すぐに抜く。④説明がない。
・その逆から言えば、説明(治療日数、治療内容、費用)のある医院が良い歯科医院。
・患者は器具が消毒されているか気になる。そのために患者の前で器具の封を切るところを見せる。
・1 回の治療時間が適切な時間。
2
(Mr 山本)
・仕事柄色々な歯科医と会うことが多い。知り合いから歯科医の紹介を頼まれる。
・歯科医院の雰囲気が良く、明るく、和気あいあいとしている歯科医院が良い。
・新宿のある歯科医院は、歯科医がスタッフを我が子のように思い、患者の前で叱るがそういうとこ
ろには、行きたくない。
・千葉に患者、歯科医、スタッフが協力する「きょうどう歯科」という歯科医院がある。また地域密
着として食事会を開くこともある。
(小梶)
・歯科は情緒(emotion)である。受け取り方が人によって違う。
・pd診療は、再治療を少なくする。
・ビーチ先生は、accuracy gentle hand を提唱しているが、これも情緒。
・経済も必要だが、これも情緒。例えば患者さんに治療費100 万としたが、その人には30 万円では、
失礼になる。
・pdは物差し(原則)。
・もてなしの心と優しい手で診療をする。患者さんは歯科医に感謝の心を持つ。お互いに協力し合っ
て歯科診療を行う。
・限られた資源とストレスは最小限少なくして効果を最大にする。
(Dr 大村)
・今回のテーマは根本であり、重要かつ見直しも必要。
・患者さんからは色々な要求がある。それについて説明をし、治療を行う。歯科治療は人が人に施す
行為。
・自分(歯科医)が相手の立場になることが基本。
・歯科医院側からみると口コミで次の患者さんを紹介されることが望ましい。
・なぜ、良かったのかを聞くと言葉の対応などが良かったということだった。
(Dr 久保慶浩)
・今日のテーマは良い。デンティストの条件と責任としては①患者②スタッフ③家族の順である。
・歯科医院の条件としてハード面としてHPI は良い環境を持っている。ソフト面はhospitality を持
って患者さんとの関係を作る。治療は痛くなく、早く、安く、なおかつ再発しないで一生持つよう
にする。
・人間関係を構築していく。
・常に自分が患者になった時にどうすれば良いかを頭に入れておく。
3
(Dr 照井)
・このテーマは開業時から考えていた。誰にとって良い歯科医院の条件か?①患者②医院側と両方あ
る。
・歯科医院には色々な患者が来る。痛くなく、早く、優しく治療は行う。
・患者さんの多くは保険中心。保険だと痛みが止まると来なくなる。19 歳で臼歯がC3,C4 だらけの
人がいた。結局19 歳で抜歯になった。
・歯科の主導権は患者にある。コミュニケーションを取ることが最大の条件。
(Mr 梶原)
・歯科医院に行ってまず玄関の造りをみる。ハードとソフトの両面をみる。受付員の対応でその歯科
医院が解る。
・良い歯科医院の条件は話を聞いてくれる。選択肢をもって説明を丁寧にしてくれる。
・治療中放置されたことがあったが、専任だと解るようにする。
・治療後のフォローアップをしてくれるところが良い。ハブラシ指導を受けて変わった。
<まとめ>
・今回はコミュニケーションを取ることを全員があげた。
・誰に取っての良い条件か?患者以外の人たちも含めて良い条件を考える。
・ハード面(技術)はHPI としては正しく、再治療なく、長く(一生)持つようにする。
・患者の話を良く聞く。笑顔でコミュニケーションを図る。
作成日:平成25 年11 月1 日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 山 本 嗣 信 議案修正日 ( 回)
議案名 歯科衛生士及び歯科技工士を歯科界に定着させるには?
議案の説明 最近のネット上では、歯科衛生士及び歯科技工士の募集広告や歯科医院のホームページでの募
集が目立っています。
これは他の業種とも共通している問題ですが、若い人材が歯科界に定着しないことは社会的損
失とも言えるのではないでしょうか?
議案の背景
※提出の理由等
では、どうしたら人材が定着できるのでしょうか?
みなさんと意見を交わしながら問題点や課題、今後の方向性を探りたいと思い、議案を提出し
ました。
詳細情報:
例えば、都内の歯科診療所には歯科衛生士がいないので仕方なく歯科助手を置いています。
口腔ケアの重要性が国民の間でも認識されている現状では、歯科衛生士がいない歯科診療所は本来の役割、使命
を果たせないとも思われます。
また、歯科技工士は現在50 歳代、60 歳代が歯科技工の担う中心とされ、典型的な逆ピラミッドの人材構成にな
っています。
20 歳代、30 歳代の働き盛りの将来の歯科技工界を担うべき若い歯科技工士が歯科界に定着しない状態では、超
高齢社会の歯科医療に円滑に対応できなくなるのでは?と危惧されます。
今こそ歯科界全体で真剣に考えるべき課題であると思います。
添付資料
備考
会議開催日 平成25 年12 月8 日(日) 開催場所 会議室ルビコン204 号室
1
会議体「歯科衛生士及び歯科技工士を歯科界に定着させるには?」
・議案提案者:山本、司会:梶原、記録:土屋
(Dr 照井)
・歯科衛生士と歯科技工士は我々の良きパートナーであるが、現実は歯科技工士とは技工代金の支払者
と受領者の関係にあり対立構造になっている。
・歯科医は技工物を安くしたいが、技工士は高くしたいと考えている。
・現保険制度は、技工代金が歯科医院に支払われるため様々な問題がある。
・歯科医療全体が経済的に良くなることが望ましい。
・規制緩和を緩めて欲しい。
・歯科衛生士の役割を認める。モチベーションの低い歯科衛生士が多い。
(Dr 久保)
・我々の目標はHC-0 であるが、保険制度はこれに矛盾している。
・良い治療をすれば技工士の活躍する場がないが、失敗した時、技工士の存在がいる。
・現状の歯科は患者さんに役立っていない。歯科に罹って歯が失われている。
・大切なことは歯科医と衛生士は患者さんが病気にならないよう指導する。しかし現実は病気があるの
で、技工士が仕事をしなければならない。
・予防では保険点数にならない。医科も同様の問題がある。日本の医療保険は三流の医療システムだと
クリントンさんが以前に批判したことがある。
(Dr 大村)
・医療は経済のウエイトが大きい。現に資本主義経済であるため、仕事量が増えると収入が増える。
・結果、HC-0 を目指して行くとプラスにならない構造、効果が上がって疾病が減少したことに対する
評価基準が必要である。
・衛生士も技工士も長期勤務をしても退職金などなく、メリットがないのが現実である。
・医療費を減少させる(ゼロを目指す)よう歯科医が声を出していく。
(Mr 小梶)
・さすがHPI の先生方の意見は一般と異なる。
・衛生士は予防を推進することが役目だが、これを強力に実践すると疾病がなくなり、疾病保険の保険
診療では、歯科医の仕事がなくなるため衛生士本来の仕事をしたくてもやれない環境にある。
・衛生士は一般に比べても給与も高く、仕事にやりがいを感じている人が多いが、勤続期間が長く続か
ない。衛生士のやったことが社会に認められないため、一生の仕事として捉えられていない。
・技工士に仕事を安く依頼するので、技工士は夢を無くしている。歯科医自身にも夢がない。
・ある外国の健康な村で葬式があった。それはそのように務めた医師自身の葬儀だったという笑い話、
病気が無くなったことに対する評価がないとこの笑い話が実現する。
2
・詫間町の議会で将来疾病がなくなったとき、歯科医は消防士と同じ役割だと説明した。火事がなくて
も消防士は必要である。
(Mr 山本)
・保険制度が欠陥である。歯科は自由経済で技工士は下請けで安くたたかれている。
・数をこなすために深夜まで働いている。そのため別の仕事に変わったり、家庭崩壊にもなっている。
・ドイツのように保険の中に技工料金を設定すればいい。
・衛生士は助手との境がない。助手と同じ仕事をさせられて夢がない。
・診療所には衛生士をおくシステムにすればいい。
(Mr 土屋)
・今回のテーマはタイムリーである。ある診療所で求人募集の依頼をうけ採用が決まらず困っている。
・求人は学校、求人サイトに掲載していて応募はあるが、我々の望む方との出合いがない。
・技工士の技術も低下している。
・技工所を開設している方は「技工士を育てるのに7 年~10 年かかる」と言っている。
・技工士のライセンスを持った方が助手で応募してきた。
・技工士、衛生士が定着できないのは、長年ないがしろにしてきた歯科医院側の責任だと思う。
作成日:平成26 年 06 月 01 日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 照井保之 議案修正日 ( 回)
議案名 長寿社会における歯科医療とは?
——— 歯科衛生士の役割を考える ——————
議案の説明 日本は急激な高齢化社会を迎えております。誰もが健康で長生き出来ることを望んでいると思
います。私達は歯科診療を通じて健康長寿を実現すべく歯を守る努力をしています。
日本歯科医学会の調査によると残存歯の本数の多い人ほど健康で寿命が長いことが明らかに
なってきました。健康を考える時、口腔(歯)の果たす役割はとても大きいものであると考え
られます。 歯を守ることは私達のミッションです。 歯が失われる原因の多くは歯周病によ
ると言われています。これは生活習慣病で,成人の80%以上の人びとが罹っているといわれ
ています。歯周病から歯を守るためには本人の自覚がとても大切で予防と早期の処置が欠かせ
ません。歯周病は最初ほとんど痛みが無いため発見が遅れてしまいがちです。ですから歯科衛
生士による早期の口腔衛生指導がとても重要になってきます。しかし、本人の自覚の少ない人
びとを診療所に呼び込むことはとても難しいと思われます。
議案の背景
※提出の理由等
口腔衛生指導は歯科衛生士が最も活躍できるところです。しかし患者さんが歯周病を訴えて診
療所に来たときは症状が進んでいて、助けられない場合が多いのが実情です。 では、どうし
たら歯科衛生士は歯を守ることができるでしょうか?とにかくもっと早い段階での歯周病の
チェックが不可欠です。早期発見の為には学校歯科検診のように事業所でも成人歯科検診を行
う必要があります。この検診により歯周病に気がついていない人々を喚起して口腔衛生に目覚
めてもらうことが目的です。
詳細情報:
近年日本でも口腔ケアの重要性が叫ばれるようになって来ましたが、国民の口腔衛生の実態はどうでしょうか?
国民の80%以上の人々が歯周病に罹っているが、多くの人々はその自覚が少ない。一般に歯科治療とは虫歯を
治すことで歯周病は指摘されるまで気がついていないのが現状である。人びとは口腔衛生指導を専門とする歯科
衛生士という職業すら知らないのではないでしょうか?こいう人々の歯を残すためには歯周病予防のために歯
科検診が必要であるという社会的コンセンサスが求められます。ここで歯科衛生士の存在をアピールすることが
できると思われる。歯科衛生士は診療所に来られる患者さんだけでなく、外にいる口腔衛生を必要としている
人々をも対象に考えることができないでしょうか?
一般医科の分野では検診は良く行われています。各事業所ごとに毎年計画が立てられ多くの人々が検診をうけ、
自分の健康状態を確認しています。しかし、歯科検診はごく少ない事業所でしか行われていません。医科の検診
時に同時に歯科検診をやることはそれほどむずかしいことでは無いと考えられるのですが・・・?歯科衛生士の
役割を拡大して彼らに口腔検査をやってもらうことはできないでしょうか?アメリカでは開業している歯科衛
生士もいると聞きます。現在、日本の歯科衛生士学校では3 4年の専門教育カリュキュラムで学んでいます。
年限が伸びるのは良いことと考えられるが、仕事のキャパシテーはあまり変わっていません。仕事内容がとても
限られています。これからは歯科診療において歯科衛生士の役割を拡大して行き、それを国民に理解してもらう
ことが必要ではないでしょうか?
添付資料
備考
会議開催日 平成26 年6 月1 日(日) 開催場所 会議室のルビコン204 号室

1
会議体「長寿社会における歯科医療とは? -歯科衛生士の役割を考える- 」
・議案提案者:照井保之、司会・記録:土屋克實
・梶原氏が欠席のため土屋の司会で会議体のルールに則って進められた。
(Dr 照井)
・高齢化社会で歯の残存数が多いほど健康であることが明らかになってきている。
・歯が失われる原因は歯周病によるが、本人の自覚がないことが問題である。
・自覚のない患者さんを歯科医院に呼び込むことは難しい。
・成人病検診の中に歯科検診を導入することや企業検診の必要性がある。
・そのために歯科衛生士の役割をもっと拡大し、国民に理解してもらうことが必要である。
(Mr 小梶)
・残存数が多いと健康であることが判ってきているのに歯に関心を示す人が少ないことは残念なこと
である。
・歯科検診を行っても患者が集まらないのは、検診方法に問題があると考えられる。
・歯科は一方通行の病気であるにも関わらず、歯科医は患者に悪くなっても治せますと安心感を与え
すぎである。
・悪くなったら“我々でも治せません”という事を伝えることが必要。
・もっと患者に歯の重要性を伝え危機感を持たせて関心を抱かせるようにする。
・歯科衛生士の活動の効果が高まれば歯科医の仕事が減るということが経営的に問題であるため歯科
医師・歯科衛生士・患者がWinWin の関係を確立することが重要である。
(Dr 久保)
・歯科衛生士の数が少ないので、歯科衛生士が本来の業務ができなくなっている。
・それ以前に衛生士学校への応募が少ない。
・歯科衛生士の魅力をもっとアピールする。
・歯周病になった患者に天然歯を守る大切さをもっと訴える。
・これらの事を歯科界全体の問題として患者を巻き込むようにして行く。
(Mr 土屋)
・Dr 照井の提案された自覚のない患者を来院させる難しさや歯周病は虫歯でないと思っている患者
を理解させることの難しさは同感である。
・社会にもっと歯科衛生士の役割を知らせる方法を考える。
・歯周病治療のコースには若い歯科医が参加している。まずは歯科医自身が歯周病の勉強をする。
・歯科医が歯科衛生士に診療方針を伝えることが必要。又歯科医から患者に歯科衛生士の存在を知ら
せることも大切。
・HPI として歯科衛生士の活動をもっと高めるために何ができるかを考える。
2
(Dr 大村)
・一般の患者は歯科に対する関心が低い。
・残存歯が多い人は健康でQOL も高い。
・歯科衛生士の活動が高まれば医療費の削減にも繋がる。
・ハブラシの仕方も歯茎に当たっていないなど正しい方法を学校検診で指導する。
(Dr 照井)補足
・介護施設では誤嚥性肺炎が多い。介護施設に歯科衛生士を常駐させたら肺炎が減った実績がある。
・歯科衛生士は人の命を救うことができるというアピールをする。
<まとめ>
・今回の意見で共通していることは歯科衛生士の役割をもっと患者にアピールする必要性。
・そのために歯科衛生士の仕事が魅力をある事を知らせる。
・HPI は歯科のゴールはHC-0 という目標があるので、このことをもっと社会に訴える。
・歯科衛生士の活動が高まれば歯科医院の経営安定に繋がる。
・患者のメインテンナンスのために歯科衛生士のメニューを作りたい。
作成日:平成26 年 9 月16 日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 久保慶浩 議案修正日 ( 回)
議案名 歯科医療発展の鍵は・・・?
——— 歯科衛生士の役割を考える(その2)——————
議案の説明 5月15日に発表されたWHO の2014年版「世界保健統計」によれば、日本の平均寿命は
84歳。世界最長寿である。50歳を超えたのは、1947年。それからずいぶん延びたもの
だ。日本に住む100歳以上の高齢者は、最近の発表で5万8820人のうち女性が5万12
34人で87.1%を超える。その半面、日本の健康寿命はどうか。
健康寿命とは、「介護を受けたり、寝たきりになったりせずに自立した日常生活を送ることの
できる期間」2010年に厚生労働省が算出した日本人の健康寿命は、男性が70.42歳
女性が73.62歳。2014年のWHO の発表では、男性が72.3歳、女性が77.7歳
全体で75.0歳と日本人は健康寿命でも世界一だが、問題は平均寿命との差。
2013年の平均寿命が男性80.21歳、女性86.61歳だから、その差はそれぞれ9.79
歳、12.99歳。それだけの年数を「不健康な状態」で過ごすということになる。
とくに女性は骨粗しょう症や認知症を患う割合が男性よりも高いためか、平均寿命と健康寿命
の差が男性と比べて3年以上大きい。膨張する高齢者医療費や介護負担の増大など、寿命と健
康の乖離は21世紀の日本が解消すべき大きな課題のひとつである。
この点で、歯科衛生士が果たすべき役割があると思われる。
議案の背景
※提出の理由等
歯科疾患は病気です。病気を防ぐには早期発見を徹底し、未病のうちに処置することが必要に
なります。その専門家が歯科衛生士です。そして第一の任務は、「口腔の衛生状態の確立と維
持」です。ところが多くの人々は、病気を患ってから歯科医院に来院します。実際、これでは
遅すぎるのですが、我々は、この機会を上手に活用して、受診者が自分の歯の健康に関心を抱
くように仕向けなければなりません。当院が行っているその方法について紹介したいと思いま
す。
詳細情報:
口腔衛生の確立と維持なしでは、歯科治療の成功はあり得ません。一般的に言って病感のない患者への健康指導
ほど難しいものはありませんが、当院では新患の方には必ず位相差顕微鏡によるプラークの画像を見て頂き、そ
の後、口腔内細菌の成り立ちから常在菌、偏性嫌気性菌の説明、病因除去から予防のための患者自身による口腔
清掃が出来るように指導を行います。しかしながら患者さんの病態および感受性はお一人づつ異なるので、同じ
情報を発信しても受けての反応はすべて異なります。このあたりが難しく当院では、衛生士ではなく歯科医師が
これを行っていますが、これはマンパワーから言ってもおかしなことですから衛生士でも出来る患者さんのガイ
ドマニュアル作りを皆さんと伴に考えてみたいと思います。
添付資料
備考
会議開催日 平成26 年9 月28 日(日) 開催場所 八重洲倶楽部
1
「歯科医療発展の鍵は・・・? -歯科衛生士の役割を考える(その2)- 」
・議案提案者:久保慶浩、司会:梶原幹人・記録:土屋克實
<議案の説明>
(Dr 久保)
・患者は病気の経験があれば歯科医の説明も受け入れやすいが経験のない患者には難しい。
・現状の歯科衛生士のレベルでは患者への最初のアプローチがうまく行かないので、歯科医が口腔指
導を行っている。
・それではマンパワー不足になり、歯科衛生士に任せるにはどうしたら良いか?を考える必要性が出
て来る。
・又長年継続して行うと慢性化で中だるみが出て来る。
・上記のことを解決するためにガイドマニュアルを皆さんと考えて行きたい。
(Dr 照井)
・久保先生が話されたように患者には最初のアプローチが大切。
・患者からのニーズがあれば効果もあるが歯科衛生士が話しても患者に伝わらないことがある。
・患者にどうやって伝えたらいいか痛感している。もっと歯科医も前に出るようにして患者に感心を
持ってもらえるよう、歯科衛生士に繋げたい。
・口腔衛生の確立と維持は大切だが長年診ていると中だるみが出て歯周病にもなってしまう。その事
に自分を責めたりもする。
・患者にうまく意思を伝える術を知りたい。
・これからも口腔衛生の確立と維持に努めていく。
(Dr 大村)
・歯科医は忙しいので歯科衛生士に任せている部分がある。
・患者は一生懸命歯ブラシをするが磨き方の動きが大きい。
・患者も歯科医と同じ意識レベルになるといい。
・スマホで顕微鏡が見られるアプリがある。それも活用できるといいが・・・?
・ハブラシの使い方をアングル4のように残せないか。
・若い患者の衛生状態の悪い人が多く居る。問題はコンビニが近くにあるため食生活の変化にある。
(DT 齋藤)
・技工士の立場から見た歯科衛生士を述べる。
・専門学校を卒業したばかりでは現場では使えない。職業のプロ意識がない。
・歯科衛生士の能力不足をどう対応するか?教育の環境が整っていない。
・現場では歯科衛生士より助手を教育した方がいいと考えている歯科医がいる。
・実際助手を対象の研修があり「○○コーディネータ」という役職がある。
2
・歯科衛生士の能力をあげる方法、しくみを考える必要がある。
・助成金の利用も考えている。
(Mr 小梶)
・以前の調査で月\3000 位なら歯の健康のために費やすという結果がある。
・歯科医が感じる歯の資産価値は2913 万円で患者が感じる資産価値は973 万円と差がある。
・歯の平均寿命は男59.81 歳+10、女58.46 歳+10
・我が国の健康寿命は男70.42 歳、女73.62 歳で歯の健康寿命との関連があると考えられる。
・歯の寿命を延ばすためには6 番と7 番の歯を残す計画を立て、保守メンテナンスを実行することが
必要。
・体の中で直接的にメンテナンスできるのは歯だけ。歯科衛生士の価値は高い。
(Mr 土屋)
・我々は歯科衛生士の存在や役割は当たり前だが、一般的には歯科衛生士と助手の区別や役割が解っ
ていない人が多い。
・IDIの審査で行く診療所は歯科衛生士の雇用が多い。しかし歯科衛生士の仕事でなく、歯科医の
手伝いや助手、受付の仕事をしている。歯科衛生士専任は少ない。
・もっと社会的に歯科衛生士の役割をマスコミなどを使ってアピールする必要がある。
・自分は虫歯になりたくないので定期的に歯科衛生士に罹りたい。
(Mr 梶原)
・ガイドライン作りは技術を踏まえたものだろうと思う。
・歯科医が歯科衛生士を尊重していないように感じる。
・HPIには歯科衛生士のルールはあるが、一般の歯科医院にはない。
・歯科医の要求と歯科衛生士の意識に差がある。
・4つの治療目的は大切。
・歯科医と歯科衛生士の約束事が明文化されたらいいと思う。
(Dr 久保)
・今回の議案は歯科衛生士を取り上げたが、1つのパーツが歯科界全体の問題になった。
・我々は患者の口腔を守るという意識が大切で、そのために具体的なガイドライン作りが必要。
・ガイドラインの内容は患者一人ずつ個人向けにすることが重要。
作成日:平成26年12月8日
HPI 理事会 議案書
議案提出者 土屋 克實 議案修正日 ( 回)
議案名 ビーチコンセプトを後世に伝える!
議案の説明 我々はビーチ先生から沢山のことを教えて頂き、それは歯科医療の礎になっているのみでな
く、人としての生き方にまで影響しています。この恩恵を後世に伝えていくことは我々の使命
でもあると考えられます。
教えて頂いたことを掘り起し、明確にしていきたいと思います。
議案の背景
※提出の理由等
数多くあるビーチコンセプトの中には意味を知らないことがあります。知っている方から説明
をいただき、記録として残すことは必要と考えます。
詳細情報:
歯科の予備知識もない状況でHPI 研究所に入所した私は多くの方々から沢山のことを教えて頂きました。どの
方からの教えも基は全てビーチ先生のコンセプトでした。それは歯科医療の基礎をはじめ歯科に対するグローバ
ルな考えのみでなく、人としてどのように生きて行くのかという事まで広範囲に含まれています。
歯科医療の捉え方はソフト面とハード面があり、技術、環境、記録方法などのすべてに規格基準を設け、いつ
誰が見ても解り易いものに分析されています。しかし、そのコンセプトも正しく理解しているものばかりではあ
りません。例えば「F1-2-3」「P・P・M」「BKT-AV」などです。
日本の歯科医療には、規格基準がありません。歯科医院の大きさも治療方法も歯科医任せになっています。そ
のため患者は何軒もの歯科医院を選択しなければならない事もあり、歯科医院に罹ればかかるほど口腔内は悪く
なっていきます。
ビーチ先生のコンセプトは、標準化された歯科医療としてどの歯科医にも共通項がありますので、そのコンセプ
トを具体的に教えて頂き、記録として残したいと思います。
私が特に知りたいのは「ビーチツリー」と呼ばれているコンセプトです。
英語で図にもなっていますが、この内容を正しく理解し、若い歯科医にも伝えて行きたいと考えています。
又ビーチコンセプトで埋もれているもの、自分しか知らないもの、直接ビーチ先生からお聞きしたコンセプトな
ども教えていただきたいと思います。
添付資料
備考
会議開催日 平成27 年1 月18 日(日) 開催場所 八重洲倶楽部 第1 会議室
1
1.会議体「ビーチコンセプトを後世に伝える! 」
・議案提案者:土屋克實、司会:梶原幹人・記録:土屋克實
<議案の説明>
(Mr 土屋)
・HPI 入所以来、沢山のことを多くの方々から教わったが、その教えは全てビーチ先生のコンセプト
が、基になっている。
・教えは歯科のことに限らず、人としてどのように生きていくかという事も含まれている。
・現状の多くの歯科医院には規格基準がなく、治療内容もバラバラで歯科医任せになっている。
・今のままでは、ビーチ先生が提唱されたことが無くなってしまうので、後世に何をどのように残す
のかを考えたい。
・今回は「ビーチツリー」をテーマに挙げたが、他のコンセプトで知っていることがあれば情報提供
をしていただきたい。
(Mr 小梶)
・2 日前までは別の事を発表するつもりでいたが、大阪の㈱SEIUNDOU が記録用紙類の取り扱いを
辞めることの相談があり、16 日(金)土屋に同行した。
・㈱SEIUNDOU が辞める理由は採算が取れないとの事であった。
・我々が使用しているチャートにもDr ビーチの考えがある。土屋は大学を卒業即HPI に就職し、
HPI の考え方しか知らないので、次から次へとビーチ先生の考え方が無くなることに小生以上に危
機感を抱いていることが判った。
・なぜ残さなければならないのか?を再度考えたい。
(Mr 梶原)
・印刷物はデジタル化になり、コストがかからなくなった。従って印刷所は経営が厳しい。
・昔のように版を使わなくなったので、印刷業界が変わった。
・Dr ビーチの考えたチャート類は知的財産権である。
(Dr 大村)
・大学卒業後、ビーチツリーの話を聞いた。我々の仕事は宇宙の中の仕事の1つ。しっかり仕事をし
ないと資源も無くなると聞いた。
・昨年エンパイア歯科が50 周年だったが、エンパイア歯科開設の頃からDr ビーチの考えが広まって
きた。
・我々を取り巻く周りの環境も変わった。昔は患者が溢れていたが、この50 年で需要と供給が逆転
した。
・若い歯科医は、今後歯科をどうやっていくのか?何をセレクトするのか?
2
(Mr 梶原)
・50 年の間には消えたものも沢山ある。消えた技術を確認すれば残ったものが如何に大切かが解る。
(Mr 小梶)
・How to は変わるが、Dr ビーチの公理、原則は変わらない。航海士は星を見て航海したのは、星の
位置が変わらないからである。変わらないものを基準にすることが必要であり、人は大きく変わる
ことはない。人を基準とすることで変わらない基準を得ることができた。
・人間はどう行動するのか?Human behavior が解れば、一粒の砂から人間の未来を予測できる。
(Dr 照井)
・コンセプトは残して行きたいが、資料は膨大にある。
・Dr ビーチは、最近pdからGEPEC になっている。
・歯科医はコンセプトよりクリニカルスキルが主になっている。
・人間の誰もが持っている基準を融和していく。
・沢山の資料があるからどこにポイントを置くのかを考慮する。
・もう一度見直し、大切なものを伝えていけばいいのではないか。
(Mr 梶原)
・Dr ビーチの中身は変わらないが、枝葉は変わっているものもあるだろう。
・物を残すにはどうしたらいいのか?
・絶滅危惧種の例として遺伝子で残そうと考えている人がいる。その人たちは財団を作って沢山の遺
伝子を残している。
・実際に動物を残そうとしている人たちは経済的に困っている。
(Mr 土屋)
・Dr ビーチのコンセプトのうち何をどのように残すかは、現状では解らない。皆さんの意見・知恵
を出してもらい進めて行きたい。
(Mr 小梶)
・Dr ビーチの考え方として公式、原則、ものさし、となるものが基準となって作品ができている。
例えばpd、OMU など。
・物を作るには、機能(Function)、形(Form)、場所(Location)、位置(Position)、動き(Movement)の
相互関係を考慮する。
・診療所を設置するための順序として3P がある。①Pattern(型) ②Place(場所) ③Person(人) この
順序が大切だが、現状は①Person ②Place ③Pattern になっている。
・進歩の5つの基準 ①快適性 ②単純性(容易さ) ③安全性 ④時間の短縮 ⑤経済性
3
・コンセプトの基になるものを整理して残すことが良い。そのコンセプトから作品が作られているの
で、これが理解できれば変える必要がないことが判る。
・「0」の考え方には、ゴール0(HC-0) 基準点の0(計測の時の基準点) バランスの0(肉体と精神の
バランスが0即ち健康)
・Dr ビーチの学問で大切なことは増やす考えではなく、減らす考えである。
現在、バーセットが5本とすると1 本増やした場合、6本になる。しかし、5本にしようとすれば
現在あるものの中から1本を削除しなければならない。この時どのバーを削除すれば良いか。増や
すことは簡単だが減らすことは難しい。これを考えるのが、ビーチ先生の方法である。
(Mr 梶原)
・IT業界のリナックスは、手段と目的が一緒だった。使う人は広げようとする人だったが、
Dr ビーチは同一ではなかった。
(Mr 小梶)
・pdの基(根底)になっている原則を残すことが大切である。
(Dr 大村)
・治療のゼロポイントを聞いてスタートした。そして物を作っていく。ハイスピードやレントゲンも
変わってきている。
・若い歯科医は基がないので、周りの変化でどんどん変わってしまう。後継者にコンセプトを繋ぐこ
とも難しい。
・基がないので、治療エリアも変わってしまう。
(Mr 小梶)
・歯科の中でコンセプトを伝えるのは無理かもしれない。それはHC-0 に同調できない人に納得して
いただくことは大変難しい。
(Dr 照井)
・我々がコンセプトを理解していない。資料は膨大なので、How to ではなくLogic を残す。
・不変なものが大切で残すものは不変なもの。
















HPI歯科研究会理事会議事録

2015-03-31 07:30:49 | 歯科
開催日時  平成27年3月29日(日)午後1時00分~午後4時00分
開催場所  八重洲倶楽部 第1会議室
出 席 者 久保 慶浩、照井 保之、大村 誠、小梶 弘美、梶原 幹人、土屋 克實
欠 席 者  佐藤 雅実、島田 憲治、齋藤 勝雄、山本 嗣信
(順不同・敬称略)
協議事項
1.平成26年度活動報告及び会計報告
 平成26年度活動報告と会計報告(平成27年3月27日現在)が別紙の通り承認された。
  なお、会計報告は3月31日現在の資料を改めて配布する。

2.会議体
 ・議案提案者:梶原、司会:梶原、記録:土屋
 ・テーマ「今後のHPI理事会運営方針」について
(Mr土屋)
・今後のHPIの方向性の結論は、“形”として何かを残したい。
・皆さんが持っているノウハウや今までやって来たことを残したい。
・ただ、その何かがいまひとつはっきりしないことにモヤモヤ感がある。
・その形が議案提案されているアウトプットと同じなのかもしれない。
・先日、歯科医院の新規開業を取材したTVで放送されていたが、多くの疑問点を感じた。
・ビーチ先生から教わったコンセプトを一般の方々を対象にして行くこともいいと思う。
・今後、HPIの目標を「HC-0」として社会に訴えていけば、健保組合や患者グループにも理解して貰えると思う。
・会議体は効果的な進行なので今後も進めて行きたいと考えている。

(Dr大村)
・先日、pdp総会に参加した。ビーチ先生は不参加でしたが、Drセティシャイが講演された。
・その講演は、「患者さんに5分間説明をしてあげてください。」という内容で①丁寧な説明をする。
 ②料理やパソコンの作業姿勢は自然なのに歯科医だけが不自然な姿勢で作業をしている。③アウトプットもface to faceの方が人と人との関係が良好になる。
・ビーチ先生は、以前歯科医療はシステムを持った人に国際ライセンスを与えるということを示した。
・各国毎のライセンスではなく、グローバル的なライセンスと考える。
・現在その活動をタイ国チャンマイで行っている。

(Mr小梶)
・会議体で、3分で話す経験が出来たのは良かった。この事は患者さんとの話し合いにも役立つ。
・今後もHPI活動は続けていく。組織としてやっていくことが社会的にも説得力がある。
・歯の大切さを社会に訴えていく。週刊誌に認知症に歯が影響することが掲載されている。社会的に予防の傾向の話題が多くなっている。pd診療は歯を残すためには必要な手段。
・しかし、歯科界を変えるには“pdが要らない世界”を作ることが大切。
・HC-0(Dental)を掲げて疾病を無くすための手段を構築する。
・もっとも大切なことは口腔衛生の確立と維持であり、きちんとした補綴物を作るためにもpd診療を行う必要がある。

(Dr久保)
・今聞いた“pdが要らない世界”は心に響いた。
・患者さんで原因除去の大切さを解った人は良くなっている。
・診療所では患者さんに顕微鏡で自身の口腔内のプラークを見せてショックを与え、HC-0の大切さを理解させる。
・HC-0を達成させるためにどういう言葉を使い、どのような内容にするか、歯科界全体で説明していく必要がある。
・そのためにメディアを使って大々的に一般大衆にアピールをする。
・この活動はHPIだけではなく、他のグループ(pdp)と一緒にやっていったらどうか?

(Dr照井)
・歯科医は何をするのか?という問いに対してどのように答えるか?
・その答えに単純に「歯の疾病を治すこと」と考えていた。
・長年診療をしてきて患者さんには同じ治療をしてきたが、良い状態の人と悪い状態の人がいる。
・口腔衛生の確立と維持が歯科の基本だと感じている。
・多くの患者さんに正しい歯の知識を知って欲しい。そのことをうまくアウトプットしていきたい。
・今、腰痛で健康雑誌を読んでいるが、歯科の記事は少ない。

(Mr小梶)
・ビーチ先生から自分の仕事を無くすことだと教わった。歯科医が仕事を無くすことは生活もあり、難しいが、無くすことを目的にしていくことが大切。

(Mr梶原)
・仕事を無くすということはシフトチェンジをすることと理解した。歯科も同様だと思う。

(今後のこと)
・HC-0についてアウトプットしていく。パワーポイントによるプレゼン資料を作ることも有効。
・印刷代の変化は驚きである。2年前の価格は現在は約1/10近くにもなっている。その要因は、中間業者を省いて印刷だけの専門業者に委託している。
・歯科の先行きは暗いので、社会を味方につけていく考えを持つ。
・これまでの会議体録を梶原さんがpdf化し、次回のことを文章化して皆さんに提示する。
・具体的には「HC-0」をどのように進めていくかを検討する。

3.平成27年度予算案
・別紙の通り、平成27年度予算案が承認された。

4.その他
・小梶さんより、Dr照井、Dr大村にta0~ta9でどの項目が保険を使っているかデータを取りたいので、保険内容を見せて欲しいと依頼された。
・保険内容を提供する時は、取り扱いには充分注意をする必要があるので、例え身内であっても約束事を取り決めておくことが大切。
・梶原さんは、明日熱海市役所で取材を受ける。「あたみ町歩きnavi」というモバイル版専用の情報発信サイトを作った。
・次回理事会は6月7日(日)13:00~とし、八重洲倶楽部を予約する。(予約日:5月1日)
以上