愛媛県で開催された国体に参加してきました。結果は、ベスト8敗退。優勝目指して闘いましたが、悔しい結果になりました。
今回の私の仕事は、分析担当です。静岡県選抜のプレイや対戦チームの特徴や問題点を分析して、監督をはじめとするチームスタッフに伝える役目でした。たくさんのゲームを見て、いろいろなことを感じたり、学んだりすることができました。もちろん、静岡県の勝利のために全力を尽くしました。
しかし一方で、沼津西の選手たちとの違いを感じることもできました。
この大会に参加している選手たちのサッカーにかける想いの大きさを改めて感じました。今回の宿泊場所や食事の環境はとても厳しいものでした。沼津西の女神湖で行った環境のほうがはるかにいいものでした。その中でも、松柴トレーナーを中心にスタッフが出来るだけのサポートをする中で、彼らはよいコンディションでゲームに挑むための準備を怠りません。食事や睡眠の取り方はもちろん、体調管理まで、あらゆるものに全力でやりきります。朝の体重測定を忘れる選手など絶対にいません。
松柴トレーナーが、日頃、沼津西の選手たちに与えていただいているトレーニングやコンディショニングなどに対しての食い付きかたが違います。より詳しいことを知りたいと、質問をぶつけたり、トレーニングをしてもらっていました。
沼津西の選手を羨ましがるコメントをした選手もいました。
彼らにも話をしてきましたが、やはり、与えてもらってこなすだけでは、成長に限界があります。この敗退から何を感じ、自らが気付いて行動にうつして、積み重ねることができるかです。今回の選抜の選手たちも、2年後のSBSカップには、半分以上の選手が入れ替わる可能性があります。その現実から、逃げずに挑戦することができるかです。
また、16人の選手で闘いましたが、試合出場が数分に限られた選手がいました。サブに回ったキーパーに限っては、一回のキックしかピッチの上でプレイすることが叶いませんでした。でも、その彼が一番チームのためにサポートを行い、仲間を励まし、声をかけている姿に感動しました。敗退したあとも、仲間を支える姿は、印象的でした。間違いなく悔しかったはずです。でも、絶対にそのことを他にもらさずチームのためにサポートしていました。彼は間違いなく、今後も成長していくでしょう。
沼津西の選手たちは、与えてもらっている環境を、活かしきれていないです。
理由は、簡単です。
甘いからです。
自分に甘い、他人に甘い、ごまかす、逃げる、他人には陰で文句をいう
人間は、甘いです。私も逃げ出したいことはたくさんあります。だけど、好きなサッカーだけは、挑戦したいと努力しています。それも自分に勘違いしないように、第三者目線を忘れずに。
中間テストが終わりました。
ユースリーグも佳境です。
選手権もあります。
自分たちは、今、何をすればいいだろうか?
私も含めてみつめたいと思います。