沼津西高校サッカー部

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当たり前

2017年01月31日 | 日記
国語の菊地先生が書いた沼津朝日新聞の記事より

先日、定期試験の監督をしながら教室の中を見回すと、黒板の上に、そのクラスのスローガンのような言葉が大きく筆で書かれていた。
「当たり前のことをしっかりと」
うん、なかなかよい言葉だぞと思いつつ、ハテ「当たり前」とは一体どういう意味だろうと考えた。
まず、「前」という字が書かれているが、「当たり」の「前」とは何だろう。早速、辞書を引いてみた。「当たり前」は「当たり」プラス「前(ぜん)」である。辞書によると、「前」は「然」のあて字。つまり、「当然」が「当前」となり、「当たり前」となったということである。
こうして「当たり前」の「前」は分かったのであるが、では「当たり」の方は何じゃということになった。そこで、また辞書を引く。
「当たり」とは、「当(とう)」のことである。「当」とは「道理にかなうこと」を言う。
「然」は「然り」なので、「そうだ。その通りだ」という感動の語気だ。
総括すると、「当たり前」とは「道理にかなうことを、そうだ、その通り」と思うことである。
したがって、「当たり前のことをしっかりと」は「道理にかなっていることを、そうだその通りだと思ってしっかりやろう」ということになるのだ。

いい勉強をさせてもらいました。

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