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草加市児童クラブの現状と課題 ①10年間で入室希望児童1269人増加

2024年07月10日 | 子育て・教育

草加市議会6月定例会で、児童クラブについて質問しました。そのなかで、2024年度の状況やこれまでの推移について確認した内容をまとめました。

 

■需要増加に待機対策が追い付かず

2024年4月1日現在、常設児童クラブの入室児童数は2023人で、待機児童数は874人です。待機児童のうち833人が第2児童クラブに入室しています。

待機児童対策として草加市では、児童クラブのクラス数を10年前の45クラスから現状の75クラスまで増やし、定員も10年前より1000人増の2725人となっています。ところが、入室希望児童数は10年前より1269人増の1628人まで増加。確保策が、児童クラブニーズに追い付いていません。

 

◆児童クラブのクラス数

  • 10年前:45クラス
  • 5年前:69クラス
  • 現在:75クラス (10年間で30クラス増加)

◆児童クラブ定員

  • 10年前:1,725人
  • 5年前:2,448人
  • 現在:2,725人 (10年間で1,000人増加)

◆入室希望児童数

  • 10年前:1,628人
  • 5年前:2,403人
  • 現在:2,897人 (10年間で1,269人増加)

 

 

■1年生の入室率6割の学校も

2024年4月1日現在、草加市内小学1年生の児童クラブへの平均入室率は43.3%でした。10年前の21.5%から21.8ポイントも上昇。例えば、1年生が3クラスある学校では、1クラス分の児童が児童クラブへ通っている状況です。

小学1年生の入室率が最も高い児童クラブは、新田児童クラブの60%です。1年生の6割に達しています。

最も低い児童クラブは、稲荷児童クラブの22.1%でした。最も低いと言っても、10年前の平均を上回っています。

 

◆小学1年生児童数に対する入室率

  • 10年前:21.5%
  • 5年前:33.9%
  • 現在:43.3% (10年間で21.8ポイント上昇)

 

市内全体の児童数は年々減少傾向にありますが、児童クラブ需要の増加傾向が続いています。

 

●次の記事 ➡ 【草加市児童クラブの現状と課題 ②一体運営、空き教室問題、夏休み保育を提言】


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