
苦悩の生まれるシステムはわかった。
そのすべては私という意識と、そこから生まれる欲望に原因がある。
思考は私という中心から生まれてくる。
だからいつまでたっても苦悩はなくならないということになる。
それでも救いはある。それは苦悩が生まれるたびに、そこから逃れようという思いがやってくることだ。
何度も何度も苦悩があり、その数だけ救いを体験する。
やがてその繰り返しが一つの、全体として見えてくる。
苦悩と救いは私自身の領域として理解できる地点にやってくる。
同じ繰り返しのようだが、確実に進んでいる。
私の領域が見えたら、あとはそこにドアをつけるだけだ。
そこを開けると、神の領域に入る。
押しあけて、外に出る時が来た。
そこは、今、この瞬間だけで成り立っている。過去も未来もない真実の世界。神の身体そのもの。一瞬で失われる自分を楽しめばいい。
楽しんだら、ドアを閉めて自分の領域に戻ってくればいい。
日常生活は自分の領域でうまくいく。他の多くのものは神の領域を知らないからだ。
だがあなたは、
いつでも自由に神の世界に出入りできるドアを持っている。
この上ない幸せを手に入れている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます