のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

二、セブ王の噴水(目覚め二)

2014-10-14 | 小説 黄泉の国より(ファンタジー)
 脇腹に激しい痛みを感じてエミーは目を覚ました。恐ろしい夢だった。死んだと思った自分は今確かに、慣れ親しんだベッドの上にいるのだ。夢だったのかと思った瞬間、エミーは全身に汗を感じた。ひどい汗だった。エミーはベッドから出てタオルで丁寧に体をふいた。  それにしても生々しい夢だった。怖くて、懐かしくて、悲しくて嬉しい、何とも奇妙な感覚が残っている。あの骸骨は地獄だったのだろうか。そこに母さんもいた。 . . . 本文を読む
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