のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

夢(ヅウワン)

2014-10-06 | 小説 黄泉の国より(ファンタジー)
 通路はやがて岩肌がむき出しのトンネルになり、そこを抜けると小高い丘に出た。二人は呆然としてその丘に立ち尽くした。  その眼下には異様な町の光景があった。町全体が炎に包まれているのではないかと思われた。青いはずの空は、全天がくぐもった様なオレンジ色に染まり、世界全体がその色を反映しているのだった。  「ここはセブズーの町、私達の町よ・・・ねバック。」エミーはバックルパーに訊いた。  「そのよ . . . 本文を読む
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