のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

スケール号の冒険37

2008-06-29 | 童話 スケール号の冒険(第3話)
「さあ、これからもう一度遊園地にもどるのだ。」博士が言った。 スケール号は窓を抜けて外に飛び出した。外はまだ夜明け前の薄い闇が漂っていた。そんな中をスケール号は、あっと言う間に駆け抜けた。遊園地はまだ眠ったように静かなはずだった。 ところが眠っている遊園地からオルゴールのような音が聞こえてくるのだ。スケール号は音のする方に向っていった。  薄明かりの中で、メリーゴーランドがゆっくりと回って . . . 本文を読む
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